啓蟄だというのに、今年はカエルの鳴き声が聞けない。マンションの庭にあったいくつかの小さな池が、夏、全部取り壊されてしまったからだ。雨水が頼りの池で、夏はボウフラが発生していたらしいけど、土の中から冬眠を終えて出てきたカエルが、池の中で遊ぶ姿をよく見かけた。地面をはうと、カラスに狙われるが、池の中なら安全だった。池は、時々そのカラスの水浴び場にもなっていたし、野良猫の水飲み馬でもあった。
人間が思うより、その池は不衛生ではなかったのかもしれない。
「玉虫の厨子」の話題がニュースになっている。虹色に輝く玉虫の羽を使った職人業を極めたような工芸品だと謳われている。でも、羽を奪われた玉虫は・・・?国内では収集できずにミャンマーあたりから大量の玉虫を輸入して羽を集めたと報道されていた。
「工芸品」のために命を奪われた雄の玉虫たちに、同情してしまった。人間の美への追求は、ときにほかの動物の命までも奪ってしまうんだなあと、思った。
池の撤廃も「玉虫の厨子」も、「地球に優しくない」のでは・・・?
写真は、先日の中山競馬場で花開いていた河津桜。
人間が思うより、その池は不衛生ではなかったのかもしれない。
「玉虫の厨子」の話題がニュースになっている。虹色に輝く玉虫の羽を使った職人業を極めたような工芸品だと謳われている。でも、羽を奪われた玉虫は・・・?国内では収集できずにミャンマーあたりから大量の玉虫を輸入して羽を集めたと報道されていた。
「工芸品」のために命を奪われた雄の玉虫たちに、同情してしまった。人間の美への追求は、ときにほかの動物の命までも奪ってしまうんだなあと、思った。
池の撤廃も「玉虫の厨子」も、「地球に優しくない」のでは・・・?
写真は、先日の中山競馬場で花開いていた河津桜。