五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 「お気に入り」 完結作品いろいろ

2012年12月26日 | ◆「お気に入り」  マンガ

「お気に入り」マンガの完結(単巻)作品いろいろです。

ちょっと前のものから最近のものまで・・・

なお、ここに書ききれなかった作品も多いです(^^;

 

 

 

『GUNSRINGER GIRL』15巻 (相田裕 先生)

 Gunslinger_girl_15 Gunslinger_girl_15_p041_2

 「少女と銃の物語 完結」 (オビ文より)             ※ 特装版は買えなかった!

 イタリア首相府が極秘で設立した「社会福祉公社」なる諜報機関。

 そこに配属された〈義体〉と呼ばれるサイボーグ少女たちと、

 彼女らのパートナーとなる担当官を通じて描かれる、凄惨なる対テロの戦いも、完結!

 

 多くの犠牲を出しながらも、最後の戦いに決着がついた・・・

 と思ったのも束の間、次は政治的な策動による不穏な動きが、公社に迫る展開。

 そりゃまあ、哀しき〈義体〉少女たちの物語が軟着陸するとは思っていませんでしたが、

 こうした“渦”に巻き込まれるカタチで、終結を迎えてゆく様子には、

 ちょいと物寂しいものがありましたね。 報われないというか、泣きっ面にハチというか・・・

 

 この最終巻では、最後の戦いから生き残った人々がその渦中で、

 それぞれ決着をつけるべきことに決着をつけたり、取り戻すものを取り戻したりと、

 残った者たちの足跡が描かれることになったわけで、どれもこれもが感慨深く、

 そして、愛おしいものでありました。

 とくに、ヒルシャーとトリエラの“残したもの”がつないだ「未来」。

 これに私は、深い感動を覚えずにはいられませんでしたよ・・・

 

 あまりに哀しい宿命を背負い、戦い続けてきた少女たちの物語。

 その結末は、それぞれにそれぞれの“さいご”を迎えたものとなりました。

 願わくば、その眠りが余計なものに邪魔されず、安らかでありますよう・・・

 

 

 

『FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE』10巻

 (原作:太田垣康男 先生/ART:C.H.LINE)

 Front_mission_doglifedogstyle_10_3 Front_mission_doglifedogstyle_10_p1

 架空の島を舞台に描かれる「戦争」という名のエンターテインメントと惨劇と・・・

 原案はゲーム「フロントミッション」の世界。

 ヴァンツァーと呼ばれる巨大人型兵器が投入される戦場で、くりひろげられる戦い。

 ハフマン紛争における様々な人々の、数々の物語が描かれてきたオムニバスも、完結!

 

 ラスト・エピソードとなったのは、「羊飼いの帰還」。

 「羊飼い」とあだ名される常木楷の、弟との再会、そして戦いも、いよいよ佳境。

 シリーズ最長でつむがれてきた物語は、最新鋭のヴァンツァーも登場しての大決戦。

 悲惨、悲壮、悲哀。 とにかくすべてが悲しみに包まれた戦いの行方やいかに・・・?

 といった内容に、ぐいぐい引き込まれましたね。

 

 人間模様の終着点。

 その決着は、希望を前にしながらも、戦争の凄惨さを知るものでありましたが、

 これはほとんど今までのシリーズで貫かれてきたテーマでもあったように思います。

 ヴァンツァーという巨大人型兵器が活躍する戦場は、

 いわば「戦争」をエンターテインメントとして捉えたものではあるのですが、

 本作品では、そこをエンタメのまま描きつつも、単純に爽快な勝利につなげることはせず、

 まさに「戦争」という悲劇を見事に描ききったものであったと感じます。

 

 その一方で、エピローグでは、シリーズを通して傍観者でありながらもレギュラーであった

 カメラマン犬塚研一の「その後」を描き、エンタメがエンタメとして存在できるのは、

 それを愉しむ人々がいるからなのだと、そして、それは読者もまた同じなのだということを

 きちんと表現していたのには、もはや感服するほかありませんでしたね。

 戦争ある所に「犬塚」あり。

 私はそれでも、「フロントミッション」としての続編を望まずにはいられない・・・

 そうしたラストでありました! (関連記事:◆ この人を見よ! アレックス・フォン

 

 

 

『麗島夢譚』4巻 (安彦良和 先生)

 Uruwashijima_yumemonogatari_04 Uruwashijima_yumemonogatari_04_p021

 島原の乱から国姓爺合戦の時代を舞台に描かれる、伴天連・海賊・チャンバラ絵巻!

 若き水軍頭目・伊織が出会った、謎の日本人と西洋人。

 そこから始まった天草四郎をめぐる陰謀は、宮本武蔵やら三浦按針ゆかりの者、

 そして鄭芝龍までも加えての、縦横無尽に駆け回るドタバタ活劇。 その完結巻です。

 

 あとがきにもあるように、まさにチャンバラなんですよね。

 その軽快な躍動感が、ややシリアスな内容すらも、どこか軽やかに感じさせて、

 エンタテインメントとして充実した作品となっていたように思います。

 天草四郎から鄭成功まで、様々な歴史上の有名人が登場しますが、

 そのあたりは創作による「嘘」が織り交ぜられ、なかなか楽しいお話になっていました。

 

 最後は、ラスボス的立場として、知恵伊豆さんまで登場。(悪役顔だった)

 ですが、あとがきに書かれたような評価も加えられていて、

 歴史上の人物を、単純な正義や悪にしていない描き方はさすが。

 終盤の戦闘と、その決着など燃えましたし、オチ的ではありましたが爽快でしたし、

 チャンバラとしての面白さも、かなりのものでありました。

 主人公であるはずの伊織には、ちょっとしまらないシメとなってしまいましたけど、

 楽しませていただきましたー!

 

 

 

『ウォースパイト マルスの目』2巻 (竿尾悟 先生)

 Eyes_of_the_god_of_war_02 Eyes_of_the_god_of_war_02_p062

 「戦争は結局、人間の欲望の発露だ」 (本編60ページより)

 東郷有希は高校生であるものの、

 人々の欲望が歴史上の「戦争」をかたどって見えてしまうという目の持ち主。

 クラスメイト・西野茜と普通の生活を送りつつも、その力は災いを呼び寄せ・・・

 アワーズ連載の表題作のほか、描き下ろし未発表作品も加えた最終巻となっています。

 

 人の欲望が、歴史上の「戦争」となって見えてしまうという設定は、

 私にとってはかなり惹かれるモノでありました。

 この巻でも、イラク戦後のファルージャ鎮圧戦や、マタパン沖海戦といった戦争が描かれ、

 その中で登場人物たちがしのぎを削り合う姿には、心躍ってしまうものを感じてしまう、

 私はそんな人間です。

 

 だからこそ、このウォースパイト(戦争を軽蔑する)というタイトルの意味は、とても重い。

 エンターテインメントでありつつも、戦争の凄惨さを忘れることはない、という描き方は、

 かなり重要なものだったと思っています。 描き下ろし未発表作品も、楽しめました!

 (最終話・掲載号感想

 

 

 

『ネクログ』4巻 (熊倉隆敏 先生)

 Enclog_04 Enclog_04_p082

 「入魂の仙術ファンタジー ここに完結!」 (オビ文より)

 薛姐(シュエねえちゃん)を生き返らせる目的で、

 道士・胡才良(フー・ツァイリャン)に弟子入りしたフリーライター・宋玉生(ソン・ユーシェン)。

 宋は胡の仕事を手伝うことで、薛姐を蘇らせる術を授かろうとしますが・・・

 様々な道士・怪・神様まで加えてのオリエンタルファンタジー、その完結巻です。

 

 姚兄妹との戦いは、思わぬ苦戦を強いられての盛り上がりを見せます。

 その決着後、舞台は冥府へうつり、一連の事件の真相や、胡の正体が判明し、

 物語は終着点へと向かうことに・・・

 これが、なかなかに仙術大戦といった様相で、かなり面白かった!

 けれど重要なのは、やはり宋の薛姐を蘇らせる反魂の儀式でしょうね。

 

 宋の目的が彼女を生き返らせるものである以上、

 あの展開は何の不思議もないものでしたが、その過程はもどかしいものでもありました。

 読者視点で見ていると、最後に選んだ道へ早く進むべきだった、とも感じてしまいますが、

 そこまでの経過は、宋にとって必要なものだったんですよね。

 「同じ結果であっても過程で得たものが大切」という描き方が、見事でありました。

 

 本作品における、仙術ファンタジーという題材は、かなり私好みのものでして、

 そのあたりをもっとじっくり堪能してみたかったのですが、これにて完結。

 熊倉先生の前作『もっけ』も大好きでしたし、またどこかで会えることを望んでいます!

 

 

 

『魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~』下

 (漫画:ハノカゲ 先生/原案:Magica Quartet)

 Puella_magi_madoka_magica_the_deiff Puella_magi_madoka_magica_the_dei_2

 大人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』、アナザースピンオフ!

 もし、巴マミが生き残っていたら?

 ・・・といった仮定で描かれる時間軸の物語も、完結となりました。

 

 最後は、袂を分かった杏子との戦い。

 そして“魔女”との決着を経て、ワルプルギスの夜に至る内容となっていましたが、

 物語全体(アニメ版の決着まで)を見越しての構成となるためか、

 終盤はやや強引に展開していたようにも思えます。 これは仕方ないことですけども。

 

 ただ、それでもマミ&杏子の師弟関係から、

 「友達」「家族」といった、それぞれが大切にしたがっている関係性を見出している点には、

 なかなか感じ入るものがありました。 マミと杏子のキャラクターをよく把握していますね。

 だからこそ、この2人に重点が置かれた物語は秀逸なものでした。

 アニメ版ではあまり関わらない(けれど知り合いらしいという)2人ですからね、興味津々。

 

 結末は、当然ハッピーエンドとはなりませんでしたけど、

 マミが抱いた想いはしっかり感じられるものであり、ゆえに感動的でもありました。

 彼女の願いは「生き続ける事」だったのだから、その死は、絶望そのものなんですよね・・・

 この後に(アニメ版での)救いがあることを知っていればこそ、

 受け止められる物語でもあったのかもしれません。

 

 

 

『天才柳沢教授 孫・華子との生活 Special short short』

 (山下和美 先生)

 Tensai_yanagisawakyoju_magohanako_t Tensai_yanagisawakyoju_magohanako_3

 『天才柳沢教授の生活』の柳沢教授と、孫・華子を描いたショートショート!

 規則正しい生活をおくる柳沢教授と、周囲の人々とのふれあいが

 楽しかったり、趣深かったりする作品です。

 

 単行本初収録にオールカラーと、お値段的にはキツイですが、おトク感あり。

 柳沢教授と華子ちゃんは、本シリーズでもよくピックアップされるコンビですね。

 規律正しくはあるものの、決して堅物というわけでもない柔和な教授は、

 疑問を持ったことについて考えずにはいられない人物。

 そんな彼の思考と、まだまだ子供である華子ちゃんの良くも悪くも純真無垢さが、

 見事なハーモニーとなって楽しませてくれます。

 

 たとえば柳沢教授は、理詰めで考えるタイプなので芸術がよくわからない。

 けれど華子ちゃんは(知ったかぶりもあるけど)芸術を楽しんでいる。

 そんな孫の様子に、自分は華子ちゃんから学んでいると感じたり、

 かと思えば、節分の豆まきで「なぜ鬼が悪者なのか?」とマジメに考えて、

 華子ちゃんに問いただしたりと、2人の無垢と思考のコミュニケーションは、

 見ていてかなり面白い組み合わせになっています。

 

 ときにユーモラスに、ときにハートフルに、楽しませてくれる作品です。

 本シリーズ共々、興味ある方はぜひ、手に取っていただきたいですね~。

 

 

この他、『ウワガキ』『EVER17』『新撰組刃義抄 アサギ』『TARITARI』などなど、

多くて書ききれなかった作品もありました。

また、「うみねこ」各エピソード完結巻についても、またいずれの機会ということで・・・

 

 


◆ まんがタイムスペシャル 感想②

2012年12月25日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2013年2月号 のつづきです。

 ①は、『シュガービーチ』 『ひかり!出発進行』 『先生のすみか』 『ちっこいんちょ』です。

  (『恋愛ラボ』感想はこちら

 

 次号、『ピンポン☆ブー』が連載スタート。

 ですが、『おーがちゃん』が最終回とか、寂しいでしょー!

 

 

●スーパーメイドちるみさん (師走冬子 先生)

 ちるみさんをいつも以上に意識してしまう大樹くん。 でも、いつも通りの彼女に安心感(^^;

 そんな2人をよそに、吉田くんとちおりさんが急接近!? 倉田先生とちまき教官の関係も、

 変わるものと変わらないものと・・・ 様々な変化が感じられる本作品、どこへ向かっている?

 

●ナースドールまりあ (しまだ 先生) 

 「友達千人プロジェクト」を掲げる四郎くん。 でも、まりあさんは「友達」が何かわからない。

 四郎くんが山岡くんとの交流を喜ぶ様子が楽しい今回ですが、そんなまりあさんの疑問に、

 1つの答えを出す流れもよかった。 あまり気負わずに付き合えるとイイよね、「友達」って。

 

●笑って!外村さん (水森みなも 先生)

 トビラの書初めが「笑顔」というのは、外村さんの抱負かな(^◇^;) そんな今回、父登場。

 春野さんと初詣に行く外村さんですが、そこで出会った“変な人”は、外村さんのお父さん!

 娘を理解する優しい父親でしたけど、内面は外村さん似かも? その様子が面白かった!

 

●カブルモン (藤堂あきと 先生) 

 カブルモン部の文化祭での活動準備。 来場者に配るためのお面や、衣装を作ったり・・・

 竹内さんの助力を得て、着々と進行する様子が、まさに文化祭前の風景といった趣でよい。

 お面の作り方など、手間がかかっていることがわかるのは面白い。 あと、先輩カワイイ!

 

●ゲキカラ文化交流 (沼江蛙 先生)

 学校でのボケレベルが、吉田>みゆき>林といった感じです。 まさかの吉田くん最強説。

 みゆきさんをツッコミに回らせるとはタダ者じゃない。 「どのカレーが一番強い?」て(´▽`;)

 カレー屋でカレーを戦わせていたのも面白かったけど、今回はキャサリンが可愛かった~。

 

●踊る!アントワネットさま (にしうら染 先生) 

 王妃様からお芝居に呼ばれたと思ったら、お芝居をさせられることになったマリーさん(^^;

 発案はもちろんアントワネット様ですが、その動機が陛下のお言葉という点がお熱いことで。

 でも、ポリニャック伯夫人が絶妙な緊張感を話に持ち込んでいますね。 庶民と貴族か・・・

 

●ピンポン☆ブー (藤島じゅん 先生)

 次号より連載開始! そんな今回、噂の秀才・佐原天明くんを引き入れようとしますが・・・

 頭はいいけど、めっちゃ性格悪い佐原くんに、クイズ研究会の面々もタジタジで面白かった。

 彼の出す「ひっかけ問題」が意地の悪さを象徴してますが、これはこれで楽しくなりそう?

 

●どろんきゅー (吉村佳 先生) 

 今回、生徒会長・織部さんから、生徒会のクリスマス会に誘われる佐倉さんでしたが・・・?

 妙な視線を感じたり、ストーカー幽霊がついてきてたりと、いつも通りにホラーで面白い。

 それにしても、バイトのアキさんが終始、“ゴーストバスター”になってたのは笑った゜(*゜´∀`゜)゜

 

●おーがちゃん (コンノトヒロ 先生)

 やたらと大食いなおーがちゃん。 今回は、いぬきさん家のそば屋で、大食い勝負に挑戦!

 おーがちゃんの動機が、ももえさんへの恩返しというのは微笑ましいけど、失敗=5千円。

 そんな背水の陣の大食いが楽しかったのですが、何だか最後妙なことに? 次回最終回!

 

●アイして・やえば (三宅あきた 先生) 

 八重くんと仲良くなりたい愛さん、彼を食事に誘うの巻。 愛さんは辛いものが好きですが、

 八重くんが連れて行ってくれたのは、甘い物のお店! 2人の好み、正反対でした(;´∀`)

 でも、甘い物でも受け入れて“プレイ”にしちゃう愛さん、けなげ。 これは面白い進展模様。

 

●メー探偵フワロ (ナントカ 先生)

 1つ前でも書きましたが、良い感じのクリスマス話でした。 アーサーさんの“サンタ”は誰?

 子供の頃のアーサーさんが可愛いけど、おじさんは変わってませんね~外見も中身も(^^;

 でも、「サンタ複数説」や「侵入経路」の推理は面白い。 そう、サンタは大勢いるのですね。

 

●アテナの初恋 (縞はるひ 先生) 

 4000年の間、彼氏ができないアテナさんのため、ヴィーナスさんが婚活バーへ誘うの巻。

 でも、人間界の合コンで会った男性を気にしているアテナさん、一途すぎて可愛いじゃない。

 婚活バーでの男性とのやりとりにも緊張してますが、最後は女子会になる流れも悪くない!

 

 


◆ まんがタイムスペシャル 感想①

2012年12月24日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2013年2月号

 Manga_time_sp_2013_02

 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら

 表紙は、着物姿のマキとリコ。 艶やかですが、中学生なんだぜ!

 また、まんがタイムWEBにてスペシャル年賀状がダウンロードできるようです。

 そして、今月号で最終回の『シュガービーチ』の部長さんも、ちょこっと載ってます。

 

 

 今月の「素敵なサンタさんで賞」は、『メー探偵フワロ』より、アーサーくんと“サンタさん”!

 Manga_time_sp_2013_02_p163

 「サンタはいますよ」と述べるアーサーさんですが、子供の頃は「いない」と思っていた様子。

 それがどうして「います」になったのか・・・ その内容が可笑しくも、心に響くイイ話でした。

 いつも通りに大ボケな“サンタさん”だったけど、アーサーくんに接する態度は良きおじさん。

 ふざけているように見えて、とても大事なことを伝えていたのは、素晴らしかったですね~。

 

 

 

【最終回! コミックス2巻、1月7日発売!】

●シュガービーチ (下村トモヒロ 先生)

 Manga_time_sp_2013_02_p087 Manga_time_sp_2013_02_p088

 なんと、最終回ー!!??

 大会から前回の流れまで、なんだかシメに向かってるっぽいな~とは思っていましたが・・・

 “おバカ”なビーチバレー部の活動を描いた4コマ作品も、これにて完結!

 

 最後は、新生ビーバレ部の勧誘風景。

 部長がいなくなり、みなとさんが新部長となったものの、

 既定の部員数5名をそろえなくてはいけないため、勧誘にいそしみますが・・・ というお話。

 しかし、不動堂・元部長がいないと、まったく活動しないな、ビーバレ部(^^;

 

 エミさんなどは、部員が集まらなければビーバレ部は終わり、

 自分も自由になれると考えますが、新部長・みなとさんの悲しむ姿をみて奮起するあたり、

 みなとさん大好きすぎて面白いな~(´▽`;)

 最終回らしく、バレー部の北条先輩たちや、顧問の沖ノ島先生なども登場してのシメ。

 沖ノ島先生といえば、先生の弟くんとちくらさんはどうなったんでしょね、進展なしか~。

 などなど、新入部員の勧誘をしつつ、いつも通りの“おバカ”なビーバレ部でしたが、

 最後も、まあ「いつも通り」な感じに落ち着いて、幕となったのはよかった・・・のかな?

 

 本作品は、運動神経ゼロのみなとさんを主人公に、

 個性的すぎる少女たちが集うビーチバレー部を描いてきましたが、

 正直、不動堂部長の“キャラクター”が一番たっていたように思いますね。

 みなとさんは個性の薄さをネタにされる立場になったりしてましたし(;´∀`)

 そんな部長の面白さに、くせ者・ちくらさん、天然お嬢様・なこさん、みなと大好きエミさんの

 個性が重なることで、テンポの良い4コマを創り出していたように感じます。

 

 私は大好きな作品だったもので、終了は残念!

 でも「第一部・完」となっているのは、新たな展開への希望なのでしょうか?

 などと考えつつ・・・ 楽しませていただきましたー!!

 

 

 

【ゲスト作品】

●ひかり!出発進行 (水井麻紀子 先生)

 Manga_time_sp_2013_02_p119 Manga_time_sp_2013_02_p121

 ボランティア駅長をつとめる、元気な少女のお話。

 能島ひかりさんは、ボランティア駅長。

 セーラー服の上にコートをまとう姿が、なんとも可愛らしい少女です。

 そんな彼女の学生兼駅長な日々を描いた4コマ作品。

 

 まんがタイムファミリーでゲスト登場していましたね。

 今回は、元気に明るく駅長を務めるひかりさんの様子が、微笑ましく楽しいお話でした。

 本業は高校生で、よき駅長となるために学校の勉強をがんばるとか、なかなか立派。

 海外からの観光客のために英語を話そうと努めますが、

 海外=英語圏とかぎらないのは、まあ仕方ないですかね(^◇^;)

 

 条件反射で“切符販売”してしまったり、駅に集まる人たちにぜんざいをふるまったり、

 駅長としてけなげにがんばるひかりさんの姿が、可愛らしいやら、心あたたまるやら・・・

 友人・はるかさんや、鉄道職員・朝熊太郎くん、そして多くの人たちとの交流も楽しい作品。

 再登場に、期待です!

 

 

 

●先生のすみか (伊藤ハチ 先生)

 Manga_time_sp_2013_02_p125 Manga_time_sp_2013_02_p126

 一目ぼれしたのは管理人さん! まほろば荘の人たちを描く物語。

 西大寺ヤマトくん、まほろば荘に越してきたその日に、

 管理人・高取あすかさんに一目ぼれ。 そこから始まる恋と笑いの4コマ作品・・・?

 

 お掃除姿がいかにも「管理人さん」のあすかさん。

 しかし、彼女はボケツッコミでいえば、明らかにボケ!

 そんなあすかさんにホレてしまったヤマトくんのツッコミが冴えわたります(´▽`;)

 この2人のやりとりがコント風味で面白味となっているのに加えてもう1人、

 香具山まりさんの存在が、よいスパイスとなっていますね~。

 

 まりさんはヤマトくんのことが好きで、ヤマトくんは管理人さんが好き。

 そうした3人の関係が、楽しくなりそうな予感を抱かせてくれます。

 タイトルの「先生」は、まりさんのことっぽいですけど、はてさて?

 伊藤先生は前作『でりしゃすガールズ!』も良かったんですけども、

 こちらも期待できそうな作品ですので、つづきを待っております!

 

 

 

●ちっこいんちょ (トイシキ 先生)

 Manga_time_sp_2013_02_p135 Manga_time_sp_2013_02_p136

 スペシャル初登場! 小っこい委員長の日々。

 まんがタイムジャンボ連載中。

 身体が小さくなってしまった少女の苦労多き、されど楽しき日常を描いた4コマ作品です。

 

 今回は、空飛んだり、煎じられたり、ウサギになったりと、おもしろ可愛らしい、いいんちょ。

 優秀だけど、頼みごとを断れない性格で、いろいろ大変そうですね。

 「ちょろい」とか言われちゃってますけど(^∇^;

 ライバル(自称)・緒方京子さんとの“デコ勝負”なんかは、めっさ可愛かったですよ!

 決闘の申し込みも、天然ないいんちょには心づかいになってしまうネタも、暖かかった。

 

 ラストの道路が凍ってるからこそできる登校も、いいんちょが可愛くてたまりませんでした!

 などなど、苦労も多いけど楽しくすごす、小さな少女の日々。

 いいんちょの誠実さと可愛らしさが、良い感じに楽しませてくれますね~。

 今後の登場にも、期待です!

 

 

 

【月間新人賞@まんがタイムスペシャル】

・酒田父娘の非情な日常 (豆 先生)

 Manga_time_sp_2013_02_p178

 娘さんの非情さに気落ちする父の姿が、哀愁な4コマ作品。

 気の強い娘・紗雪さんに、あれこれ話しかけるものの、バッサリあしらわれてしまう父。

 そんな姿が哀しいお話になってます(´;ω;`)

 いや、これ、このバッサリ感が可笑しさになっているのだろうけど、

 ちょっとお父さんが可哀想すぎて、笑えないんですが・・・

 ま、まあ紗雪さんの非情さに、年頃の娘さんといった雰囲気がよく出ていますよ・・・ね?

 

 

②へつづきます。

 


◆ 今月の『恋愛ラボ』

2012年12月23日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

まんがタイムスペシャル 2013年2月号より

 まんがタイムWEBにて、年賀状がダウンロードできるようです。

 

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

 

 

●恋愛ラボ (宮原るり 先生)

 Manga_time_sp_2013_02_p007

 カラーページでは、アニメ公式サイトで読める「キャラ紹介4コマ」が5人分読めます!

 そんな今回、冒頭の体育授業で、リコ疾走!

 体育祭の準備いそがしい時期、ここでリコの運動能力をアピールしているのは伏線かな?

 と、それはともかく、一緒に走っていたミカから、

 学ランを借りることができたかどうか「によ」っと聞かれて、落ち込むリコ(´▽`;)

 

 

 Manga_time_sp_2013_02_p008 Manga_time_sp_2013_02_p010

 前回のことがあってから拒絶ムードただようナギに、戸惑っているようで・・・

 半べそで膝抱えてる姿が可愛いね! (もう少し心配してやれよ)

 

 そこで、マキの発案により「練習」をおこないますが・・・ というのが今回のお話。

 うん、まあ、男装似合うのがマキだけじゃないってことは、よくわかりましたよ(;´∀`)

 なにげにサヨも悪くないですねえ・・・ メガネか? メガネがポイントなのか??

 

 男装サヨ相手に、話しかける練習をするリコ。

 返り討ちにあったり、周囲の盛り上げがあったりと、そうしたやりとりが面白い!

 次に、マキに話がふられますが、「さりげない世間話」がさりげなくなさすぎて笑った!

 マジメに答えるサヨ先輩にも、重ねて笑いましたわ!

 マキもヤンに頼みごとがある手前、これでは前途多難と思われましたが・・・

 

 

 Manga_time_sp_2013_02_p012 Manga_time_sp_2013_02_p014

 後半は、塾でのマキ&ヤン・・・

 南中でも体育祭の準備がいそがしいみたいですが、

 代わり映えしない内容に、ヤンは「藤女はどんなのやるんだろう」と気になるようで、

 マキからそのことを、さりげなく聞き出そうとしています。

 

 ここでお互い、相手に「頼みごとがある」「聞きたいことがある」という目的をもって、

 さりげなく会話しようと試みるものの、マキの話題の切り出し方が可笑しすぎてアカン!!

 ・・・と思ったら、ヤンの切り返し方も、いっぱいいっぱいで大笑いしましたわ゜(*゜´∀`゜)゜

 

 そんなこんなで、テンション高めのわざとらしい世間話に花を咲かせる、マキとヤン。

 2人の会話が楽しい後半でしたが、そこで敗北感を覚えつつも、

 「自分が役立った」ことに微かな喜びを感じているようなヤンの横顔が印象深かったですね。

 さらに、マキの体育祭へ向けてのがんばりに、なんとなく感服しているのも良かった。

 そう、マキは「楽しんでいる」んですよね。 これは大きい。

 そしてその楽しさは、生徒会のみんなと創り出しているものという点が、重要なのでしょう。

 

 最後のヤンツンデレ(ヤンくんのツンデレ)には、

 ヤンの歩み寄りといいますか、マキとの距離の接近を感じられましたけど、

 この2人、このままくっつく方向へ行っちゃうんですかね?

 くどいようですけど、私はヤンはリコに(無自覚ながらも)気があるものと思ってますが・・・

 リコとナギの関係や、近づく体育祭にも注目しつつ、今後も楽しみです!

 

 

◆ まんがタイムスペシャル 感想①

 


◆ まんがくらぶオリジナル 感想②

2012年12月22日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2013年2月号 のつづきです。

 ①は、『うちの姉様』 『まちこう!』

     『アイドル≒アニオタ』 『さんぱいっ!私立星川学園巫女部』です。

 

 なんと次号より、発売日が毎月22日に変更される模様!

 ・・・イカン、イカンですよ、これでは感想書けるかどうか、わからなくなるスケジュールです。

 さらに、ゲスト作品がいろいろ登場のようで楽しみですが、

 『みもりろっくおん!』と『ピンクそらりんご』が最終回とのことで、寂しいですね・・・

 

 

●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)

 あつし君、沙夜さんの前で、あつみさんが毛糸のパンツはいてることをバラしてて笑った!

 それを聞いた沙夜さんの表情に重ねて笑い、と思ったら、沙夜さんもはいてて、また笑い!

 そんなパンツな笑い満載(?)な今回、最後のあつし君のセリフ、そりゃ通報されるわ(´▽`;)

 

●うしろのご先祖さま (勇人 先生) 

 仕事から帰るとご先祖さまがいる生活を、笑顔で満喫中な菜々緒さんですが、食費は増?

 しかし、ご先祖さま3人は年上のはずなのに、子供の姿をしているのは面白くて、皆可愛い。

 本来「見守る」立場の先祖が、世話される立場になる逆転の発想。 猫vsハナも見所かも。

 

●つくねちゃん+30 (ひらふみ 先生)

 久方ぶりのご登場ですかね、ひらふみ先生が大変な状況だったようですが、復活めでたい。

 そんな今回、お正月な都&つくね。 女3人衆の女子力UP祈願が、むしろ呪いに感じる(ォィ

 恋の験担ぎに目が真剣な3人の姿には、神様も呆れ気味(;´∀`) まあ、でも、頑張れ!

 

●いけいけオトコ道! (宮嶋星矢 先生) 

 1年ぶりの第2回! 今回は富士急アイランドの新アトラクション「絶望要塞」に挑戦です!

 北条晶先生も加わってのリアル脱出系ゲームが面白い。 ヒントを得ながら脱出めざす系。

 制限時間10分というのがツラそうですが、リピーターとなれば楽しめそう。 再挑戦、期待?

 

●路傍のミオ (小池恵子 先生)

 小池先生、お仕事報告twitterを始められたようです。 そんな今回、年明けの「路傍亭」。

 年始の占い師は大忙しですが、次々に来るお客さんはうかれていて、真剣さが感じられず。

 まあそんな日があっても良いかもですね。 でも、ネガティブ青年へのアドバイスはさすが!

 

●ボク恋コンダクター (坂巻あきむ 先生) 

 元旦だというのに、愛さん・母さん共に風邪ひき。 そこで、歌恋さんとコウくん2人で初詣!

 コウくん、女難の相まで出てて、泣きっ面にハチですな(^^; 子供が歌恋さんの胸もんでて

 うらやましかったけど(ォィ、彼女の一人称の理由と、コウくんの優しさが、少し沁みました。

 

●ちぃちゃんのおしながき・繁盛記 (大井昌和 先生)

 大みそかの「みづは」は常連さんで大賑わい。 そこで「初日の出」を観に行こうという話に。

 運転するのは三葉さん、ちぃちゃんは睡眠、常連は酒盛りと、三葉さんだけ苦労ざんまい。

 だけど、ちぃちゃんと三葉さん母子にだけ、ステキな年明けが訪れる場面が壮観でしたね!

 

●ラジ娘のひみつ (小坂俊史 先生) 

 1つ前でも書きましたが、黒あいりさんがしだいに影をひそめる展開が面白い今回のお話。

 憧れの星空タカシさんが来るといいうので喜ぶあいりさんですが、反面、落ち込んだり(^^;

 ダジャレに厳しい彼女の“高等技術”による回避や、「もう1人」のタカシ・ファンにも大笑い!

 

●ベルとふたりで (伊藤黒介 先生)

 相変わらず、犬をつれての登校で、すず&リョーマとやり合う兵藤先生が面白いのですが、

 今回はリョーマくんに迫る女子のお話! モテ期到来か?と喜びたいけど、なんか妙な娘。

 不気味な雰囲気で何を考えているのかよくわからない、キヨミさん。 また変な子キター!

 

●あにメカ (よしむらなつき 先生) 

 外は猛吹雪の小屋で、服を脱ぎ始めるゆゆ子さん・・・ 想像以上にダイナマイツだった(ォィ

 そんなセクシーな冒頭に目を奪われつつ、内容はスキー場に来ている一同が楽しいお話。

 母・るる子さんも面白かったけど、兄と体を温めあう妹が、普通なのかどうかに興味津々(ぇ

 

●のぶながちゃん公記 (くりきまる 先生)

 新年、なぜか道三さんが来ていて、ビビる信長ちゃん(^◇^;) まあ、“蛇年”ですものね。

 マムシの道三さんに誘われて熱田神宮へお参りに。 そこで信長ちゃんが出逢ったのは?

 なんてお話でしたけど、彼女、ちゃんと出てくるんですねえ。 信長にとって大切な人です。

 

●みもりろっくおん! (みずなともみ 先生) 

 前回、今野くんのメルアドをゲットしたみもりさん・・・ って、これ話に関係してくるのか(^^;

 あけおめメールを送ろうとするも、それすらできないみもりさんの内気さ、ハンパなし!

 ところが、今野くんからメールが来て・・・ なんてお話にニヤニヤでしたが、次回最終回!?