観・環・感

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世界遺産 「日光の社寺」 輪王寺その2

2014年03月05日 | 旅・風景・グルメ

真ん中にロケットのような形をした変わった青銅のオブジェのような物があある。(左は平成の大修理中の三仏堂、右は大護摩堂)
高さ、13.2メートルで、徳川3代将軍家光の発願によって天海大僧正(家康、秀忠、家光のブレーン)が建てた相輪塔というものらしい。天台宗の宗祖
伝教大師最澄が建てた塔を模して造られたようだ。この中に法華経を 始めたくさんの経典が納められている
当初は東照宮も奥院にあったが、慶安3(1650)年に二荒山神社近くに移築。明治8(1875)年に、神仏分離令によって現在の場所に移された。

相輪橖(塔)を検索するとkotobank(ことばんく)に
“【相輪】より
…相輪の原形はインドのストゥーパが中央アジアを通って中国に伝わり,基壇,土饅頭形の墳丘,平頭,宝傘という構成が,露盤,伏鉢,請花,九輪に
変形し,木造高楼上に安置された。相輪自体がストゥーパを意味し,相輪のみを地上に建てた相輪橖(塔)(輪王寺)もある。古くは複数の相輪をもつ塔
(長谷寺千仏多宝塔銅板など)もあった。…

【塔】より
…石塔は日本では小さなものしかなく,形式としては多層塔,多宝塔,宝塔,宝篋印(ほうきよういん)塔,五輪塔,無縫塔,笠塔婆などがある。鉄塔や
銅塔には相輪橖(そうりんとう),宝塔,五輪塔などがある。木造塔は舎利奉安のため,または大日如来の三昧耶形(さんまやぎよう)として建てられたが,
のちには伽藍(がらん)を荘厳(しようごん)するものとして,あるいは故人の供養のために建てられるようになり,神社にも設けられるようになった。…”

次にストゥーパを検索すると
“サンスクリット語で「stuupa」は、本来ものが堆積して高くなり目立つ、という意味である。

(1) 古代インドの丸く土を盛上げた墳墓
(2) 仏陀(あるいは阿羅漢など)の遺骨(あるいは髪、持物など)を埋納し、仏教徒たち が尊崇の対象とした半球形、またそれが変化発展した形の建造物、
  すなわち仏塔。
 通常は(2)の意味に用いる。
 中国、日本などの卒塔婆、塔婆、塔という語もストゥーパに由来する。
 伝説によると仏陀の入滅後、火葬骨(仏舎利)が分割されて8基の仏塔が建てられ、アショーカ王の時代にこれを発掘して、再分割して8万4千基の仏塔が
 建てられたという。"

さらに相輪塔など「塔」について調べていくとウィキペディアに詳しく載っていた。


尖端部分を拡大してみた。葵の紋もきっちり刻まれている。