観・環・感

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世界遺産 「日光の社寺」 東照宮その1

2014年03月08日 | 旅・風景・グルメ

入口に東照宮と書かれた葵の紋が光る石柱が置かれている。


この石鳥居(一の鳥居)は、黒田官兵衛の長男、長政が奉納した物で石材は九州から運ばれている。
また、扁額に書かれている東照大権現という文字は、後水尾天皇の宸筆といわれている。扁額の大きさは畳1畳分


表門
阿吽の仁王像を安置しているので、昔は仁王門と呼ばれていた。仁王は仏教の守り神ということで、明治4(1871)年実施の神仏分離令により、
この仁王像は大猷院の仁王門に移された。それ以来、門の名称も表門と呼ばれるようになった。仁王像がここに戻ってきたのは明治30(1897)年
になってから。


表門の裏側には狛犬がいる。

家康が日光に祀られることになったのは、家康本人の遺言からである。家康は遺言中に「遺体は久能山に納め、(中略)一周忌が過ぎたならば、日光山に
小さな堂を建てて勧請し、神として祀ること。」と示したので、二代将軍の秀忠は忠実に簡素な霊廟を建てた。
しかし、家康を敬愛する第三代将軍の家光によって、「寛永の大造替」が行われ、その結果が今日の世界遺産登録に至ったということ。
派手派手しさもここまで徹底すれば(芸寿的に高めれば)けばけばしさとかいかがしさは感じない。