散歩から探検へ~個人・住民・市民

副題を「政治を動かすもの」から「個人・住民・市民」へと変更、地域住民/世界市民として複眼的思考で政治的事象を捉える。

米国での「人種差別」~差別意識の根底にあるもの(2)

2018年04月08日 | 政治理論
 米公民権運動の指導者・キング牧師が暗殺されて50年、全米で追悼行事が行われた(朝日新聞デジタル2010/4/5)。法的には平等が保障され、黒人初の大統領も誕生したが、人々の心に潜む差別の意識や白人との格差はいぜん根強い、とのことだ。

 トランプ大統領を称賛する白人至上主義者らの動きが活発化している。心の奥底に差別意識が残っていても、それを表に出すのはタブーだったが、分断をあおるトランプ大統領の言動にも一因があって「差別はいけないことという心のタガが、はずれつつある」らしい。

 信じ難いことであるが、「縛り首の木」を送って黒人に脅しを掛けることが今でもあるとのことだ。シャーロック・ホームズの短編にKKKが「オレンジの種」を送る話があり、小学生時代に読んだ記憶がある。根強い差別意識と不気味な脅しの手法が結びつき、差別意識を持続させることに一役買っている。

 大相撲での女性差別とは異なる環境での出来事であるが、共に根元から断ち切ることによってのみ、撤廃ができることだ。

      


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