吉村知事は「大阪維新の会」に所属する。大阪市を解消し、大阪都を名乗り、世界の大阪を目指す。即ち「上を向いて歩く」考え方だ。当然“地方主導権”を実行しようと意気込む。
しかし、問題はこの危機において地べたを視ることになるが、隈なく視られるのか?そこが最大の課題だ!
氏は「緊急事態宣言は必要だった」との認識を示すが、その延長(5/31)に対しては「まずいなと思った」と振り返る。そこで、大阪モデル策定を決断、大阪の出口戦略を示し、延長との国の方向が策定された際に、そのモデルを基に対策を実施した。
その辺りから、府の対策を進めるだけでなく、国に対して厳しく注文をつける。
全国知事会WEB会議(6/4)において、以下の二点、
「感染症対策と共に社会経済を元に戻していく戦略の提示」及び
「第二波に向けて専門家による今回の対策の検証」を国へ注文する。
当然、府も同じことを実施する上での話だ。特に緊急事態宣言による「人との接触8割減」の有効性を「科学に基づいて判断すべき」として、府専門家会議で取り上げる考えを示す。
その一方、感染ピークは3月との仮説を示す。府内の新規感染者がピークに達した3月下旬から4月上旬にかけての感染状況を検証、ピークアウトの要因を分析し、再警戒を促す「大阪モデル」の基準値を見直す考えを示す。
更に第2波に備えた対策の柱として、社会経済活動の継続を念頭に、対象範囲を絞る休業要請の考え方を取り入れる。
吉村氏は記者団に「今は、外に出ずお店は閉めてくださいという選択肢しかない。
(感染者の)数が増えてきたら同じ道を歩むというのが、
国家として正しい進み方なのか」と指摘。
「休業要請をかけずとも、感染症対策を講じて何とか抑えられる選択肢へ、リスクのあるところだが、大阪府は一歩踏み出す」と強調する。
しかし、休業/失業は歓楽街だけではなく、社会全体の問題だ。
知事はテレビ生放映(6/7 AbemaTV)で芸能人を相手に「飲んだり、食べたり」の話を例示したそうだが、「食べる」ことに苦労している人たちがいる。また、それを助ける地域ボランティア活動への支援も視野に入れる必要がある。
政府の対策を「危険な方向に向かっている」と批判する前に、それらの対策の促進を具体的に求めることも必要だ。それこそが地方主導権の核心部分に思える。
最大の課題(地方自治体の長として地べたを隈なく視る)には、まだ欠損を含んでいるように思える。
しかし、問題はこの危機において地べたを視ることになるが、隈なく視られるのか?そこが最大の課題だ!
氏は「緊急事態宣言は必要だった」との認識を示すが、その延長(5/31)に対しては「まずいなと思った」と振り返る。そこで、大阪モデル策定を決断、大阪の出口戦略を示し、延長との国の方向が策定された際に、そのモデルを基に対策を実施した。
その辺りから、府の対策を進めるだけでなく、国に対して厳しく注文をつける。
全国知事会WEB会議(6/4)において、以下の二点、
「感染症対策と共に社会経済を元に戻していく戦略の提示」及び
「第二波に向けて専門家による今回の対策の検証」を国へ注文する。
当然、府も同じことを実施する上での話だ。特に緊急事態宣言による「人との接触8割減」の有効性を「科学に基づいて判断すべき」として、府専門家会議で取り上げる考えを示す。
その一方、感染ピークは3月との仮説を示す。府内の新規感染者がピークに達した3月下旬から4月上旬にかけての感染状況を検証、ピークアウトの要因を分析し、再警戒を促す「大阪モデル」の基準値を見直す考えを示す。
更に第2波に備えた対策の柱として、社会経済活動の継続を念頭に、対象範囲を絞る休業要請の考え方を取り入れる。
吉村氏は記者団に「今は、外に出ずお店は閉めてくださいという選択肢しかない。
(感染者の)数が増えてきたら同じ道を歩むというのが、
国家として正しい進み方なのか」と指摘。
「休業要請をかけずとも、感染症対策を講じて何とか抑えられる選択肢へ、リスクのあるところだが、大阪府は一歩踏み出す」と強調する。
しかし、休業/失業は歓楽街だけではなく、社会全体の問題だ。
知事はテレビ生放映(6/7 AbemaTV)で芸能人を相手に「飲んだり、食べたり」の話を例示したそうだが、「食べる」ことに苦労している人たちがいる。また、それを助ける地域ボランティア活動への支援も視野に入れる必要がある。
政府の対策を「危険な方向に向かっている」と批判する前に、それらの対策の促進を具体的に求めることも必要だ。それこそが地方主導権の核心部分に思える。
最大の課題(地方自治体の長として地べたを隈なく視る)には、まだ欠損を含んでいるように思える。