勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

感性を磨く

2017-06-16 22:23:47 | Weblog
午前中は有志の青年僧が集っての勉強会。午後からは如常の1日。

さて、写真は一昨日の茶道お稽古の様子。Gikoohは講師の資格こそ持たせて頂いているが、まだまだ自身が修行の身なので、共に学ばせてもらっている。子供達が所作を忘れぬことと、人として大切な心を育む一助になればと、多用でも時間を設けて稽古の場を提供していければと思っている。

人には誰しも感性の種があって、生来その高低はあるかも知れないが、大切なことは誰に感性の種に水を撒いて芽を出してもらえるかということだ。人は出逢いによって相当の影響があるものだから。

勝福寺の子供茶道は、大先生を始め、支援者の皆様等々、環境には恵まれているから子供達の将来を楽しみにしている。
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6月15日はお大師様のご生誕日

2017-06-15 22:52:55 | Weblog
6月15日は真言宗をお開きになられた弘法大師(お大師さま)の生誕日。宝亀5年(774年)6月15日の黎明、讃岐国多度郡屏風ヶ浦(香川県善通寺市善通寺)において御生まれになられた。

若葉の新緑薫る勝福寺においても、お大師さまのご生誕を祝い、午前5時半より降誕会を修行。とても清浄な朝を迎えることが出来た。

その後、Gikoohは生家の母を誘い、讃岐の総本山善通寺で午後1時より修行された降誕会にお参りをして来た。厳かな空気がとても新鮮で、有難かった。

昨晩は、勝福寺子供茶道(中等部)のお稽古を行い、前回は女子だったので今回は男子の順番。明晩はその時の様子を少し紹介したい。明日も多用なのでこの辺で。
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感謝心が次々に湧く日

2017-06-13 22:46:25 | Weblog
午前中は茶道の稽古があり、午後からは如常の1日。茶道の先生は長年和裁をされ、現在Gikoohが法衣の下に着衣している肌襦袢はすべて先生の手縫いであり、その着心地の良さは特筆すべきものがある。

先生はまだまだお元気だから、肌襦袢も消耗すれば先生にまた縫って頂けると願っているが、ふと、共にお稽古させて頂いているご夫人から有難い助言が…。

先の将来を見据えて、肌襦袢の縫い方の継承をということになり、今日の午後から先生とご夫人と、家内の3人で第1回和裁教室が開かれた。部屋の様子を時折見ながら、恩に報える住職にならねばと感じた。

また、今日は午後から、客殿に網戸を取り付けて頂いた。網戸?と思われるかも知れないが、そう、普通の網戸。客殿は昔の建具だがら、それに網戸を施工するのは容易ではなかったのだ。しかし、腕利きの建具職人さんと縁を得て可能となった。有難い。
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総社市の広報誌(6月号)に勝福寺寳燈展が掲載

2017-06-12 22:22:48 | Weblog
暦の上では、昨日11日に梅雨入りしたものの、予報ではしばらく雨が降りそうにもない。

6月も半ばになったが、朝晩は過ごしやすく、特に早朝の本堂はとても気持ち良い。

さて、写真は、総社市の広報誌(6月号)の一部。4月に行った勝福寺寳燈展を掲載頂いた。本当に有難い。
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クチナシの花

2017-06-09 22:15:18 | Weblog
今朝、今夏最初のクチナシの花が一輪開いた。その後夕暮れまでに次々と咲き、甘い香りが漂う周辺は何とも言えない優雅な空気。どの植物でもそうだけど、ほぼ毎年同じ頃に咲く姿から、感じることも多々ある。

5日ぶりの日替わりになった。Gikoohは元気に過ごしているが、気温の上昇と共に外での作務が次第に堪えるようになり、夜にはバタンQ。明日も朝から草刈りをして、夜の仏教講話に備えようと思う。
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久代の原風景

2017-06-04 22:28:58 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは如常の1日。夜はGikoohの生家へ。

さて、久代地区の田地では次々と用水が引き込まれ、日毎に田植えが盛んになりつつある。田植えから稲刈りまでの原風景はGikoohにとっては至極の時間。夜になれば蛙の鳴き声が心地良く、有難い環境に住まいをさせて頂いているとこに感謝。
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花姿から自身の心を見つめる

2017-06-03 22:44:34 | Weblog
何について書こうかな…。今夜は少し時間も気分も余裕があるので4日ぶりの日替わりを。

勝福寺では朝夕お勤めの際、本堂に12個ほどの燈明を灯しているが、先日までそのすべては蝋燭の灯だった。ところが最近のGikoohは、自身の加齢と共に油燈明を好むようになりつつあり、12個のうち2個だけ油燈明を取り入れることにした。火を灯すまでの所作は蝋燭よりも手間が掛かるけれど、古の独特な光に心が和み、燈火本来の意味に想いを致している。

さて、午前中は平素よりGikooh達が指導を仰いでいる先生にお越し頂いての子供茶道(小学生)があった。今日のGikoohは檀務もなかったので、お稽古の後は久々に子供達ともよく話が出来た。

また夜にも子供茶道(中学生)の稽古があり、中学生はGikooh自ら見守らせて頂いている。中学になれば勉強に部活、交友関係など色々なことで多感期だが、だからこそ茶道を通して何かしら人として大切なものを育んでもらえればと願っている。

例えば野に咲く花を見て、関心のある人と無関心な人とでは感情の高低は否めず、それが40歳、50歳と年齢を重ねるとその差は尚更だと思っている。今、自然界にはどんな花が咲いているのか、どんな食べ物が旬なのか、その何種かでも名前を知っていることの意味は小さくない。様々なものに気を配る日常の過ごし方は、人と接する社会においても影響が少なくはなかろう。

勝福寺の子供茶道は小学生も中学生も男女共に在籍しているが、きっと素晴らしい大人に成長してくれると思う。

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