歴史勉強会 ヒストリー各務野会 １０年後の各務原

今日、ヒストリー各務野会が開かれました。年間学習計画では１０年後の各務原と言うテーマでした。各務原市役所からの出前講座で、市職員が来て話しをしてくれると言うものでした。
市から来てくれたのは財政課の瀬川さん。それに企画政策課の小林さんでした。先に講義を担当したのは小林さんです。「しあわせ実感かかみがはら」と言うテーマでした。


まず、小林さん。
パワーポイントを使っての講義です。




先頃、マスコミで消滅都市に着いて取上げられていた事に関連してです。
各務原市も、その例に漏れず消滅とまで行かなくても、人口が減少するのは確実です。
平成７２年。
その時には今の７割に減少すると言う予測です。




人口動向で自然動態の推移です。
晩婚化などで出生数が低下し死亡数が増加し、平成２３年に初めて「自然減」に転じたと言うモノです。





こちらは人口動向で社会動態の推移です。
転入者と転出者のグラフです。
平成１５年に大きく突出していますが、これは川島町が各務原市に合併したときのモノです。
それでも、近年は転入者より転出者が上回っています。



こちらは新年度予算についてであります。
各務原市の平成２９年度予算の施策に「誇り、やさしさ、活力」を三本の柱と位置づけています。




誇り。
各務原の子供たちを育てていく。
人づくりの関連予算です。
かかみがはら寺子屋事業とか、ふるさと発見事業などが有ります。
坊の塚古墳調査整備事業も計上しています。ヒストリー各務野会の会員は歴史に関心の有る会員たちです。２８年度事業で発掘調査が行われた事を知っており、引き続き２９年度も取り組むと話して貰えると良かったと思います。





やさしさ。
保育や子育てに関連する事業です。
防災力強化事業や地域防災担い手育成事業が含まれています。





活力。
市を活性化するための予算です。
かかみがはら航空宇宙科学博物館のリニューアルや市内の公共施設の長寿命化で、施設を手直しする予算が含まれて居ます。
ふるさと納税もこの「活力」の中の大きな位置を占めています。先頃まで、トップを走っていましたが、美濃加茂市にその座を譲ったと言っていました。




休憩時間を取り、その後に講義を開始したのが、財政課の瀬川さんです。





予算に関連した資料です。




４７都道府県の税収額の指数です。
東京都は人口が多いから税収が多いのですが、大企業の本社が東京都に有り、多い税収に結びついています。
この他に県内２１市の２７年度財政指標の資料が提示されました。財政力指数や市税収入比率を県内の市に順位を付けています。飛騨市や郡上市の税収比率が低くなっていました。このような事からも、過疎化などで思うように税収が確保で来ていないと推測しました。

感想
今回、市役所から職員が来て話をしてくれる。出前講座でした。初めに講義を担当したのが企画政策課の小林さんでしたが、パワーポイントのスタートに今日の日付が書かれていました。わざわざ今日のために制作したのだろうと想像しました。判り易く解説して貰えました。
ニュースで、将来的に消滅する市が有ると報じていました。そのような市町村は過疎の所くらいに捉えていました。でも、今日の将来を見据えた話しでは、各務原市でも他人事ではないと感じました。