朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

スーパーアクティブウーマン藤間紫

2009-02-04 | 伝統芸能
造形大の別の公開プログラムです。なんと無料!(1月31日開演)
 「猿之助の世界第五章」市川猿之助と舞踊
 次世代の歌舞伎に向けてその支援者や観客育成を意図して10年ほど前に猿之助が新劇場の創設を提案。造形大学の理事長を説得して、歌舞伎を演じることの出来る「春秋座」をこの大学に設置しました。
 その後、猿之助がその芸術監督として劇場の支援と企画運営の責任を負っていたのですが、5年前に脳溢血で倒れた。そのため別の方が監督していたのですが、幸い猿之助さんが回復された。今年4月から芸術監督に復帰するそうです。
 今回はその予告編として、そして留守番役毛利臣男監督(舞台衣装デザイナー出身)の締めとして開催。
 猿之助さんは「スーパー歌舞伎」の創始者であります。ワイヤで空を飛ぶ宙乗りを歌舞伎界では初めて創案し実行したり、オペラのパリ公演に出演など。香川 照之の父、ただし前妻浜木綿子との子。
 今回のテーマは、歌舞伎の基本は日本舞踊であることを、対談と舞台記録映像(猿之助、藤間紫の映像ダイジェスト)の映写と解説でした。
 さて、その対談に登場したのは「藤間紫」。
 ボクは、この方面に全くこれまでは関心がなく、したがって知識もなかった。
 紫さんは、深い赤紫の地に赤い椿が数本立つ着物で登場。
 トークの中で「現在85歳」と自ら明かされました。小柄なでもシャキとした'おばあさん'。
 彼女は猿之助の奥さんです。
 いまも、日本舞踊家元師匠として弟子の育成、家事、時々女優の役割をこなしているとのこと。特に前者二つはバリバリの現役。口ぶりも大変にはきはきされていました。でも猿之助さんの年齢とバランスしないなあと。
 帰宅してネットで調べてみて、驚きました。
 年齢差は、16歳。(現在、猿之助69歳)
 1960年代以来、三十数年間をともに過ごして、ついに2001年に再婚同士で結婚。その自転で年齢は77(女)と61(男)。
 なんという精神エネルギーの強さでしょうか。
 この講義では、「スーパーウーマン」のオーラを頂きました。



 猿之助さんも、その年齢でそして病後にもかかわらず、これから芸術監督として、非営利で、企画運営の指揮そして後進の指導にあたることを再開するわけです。
 うーむ。
コメント (1)
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