鮎釣人の日々

 退職後の人生をどう生きるか。鮎釣りを中心とした今後の生活設計模索の日々を綴ります。

鮎釣人の日々(12/22)

2011-12-22 08:35:44 | 日記
 年寄りだけで暮らしている夫婦にも独居者にも大概子供がいます。その子供達は親が元気な時に親元を離れ、生活の根拠地を他所に移しています。職場等の関係で親子が一緒に暮らせない事情があります。職場から開放されても、元気なうちは親子どちらも本気で考えません。
 今、高齢者の生活状況を見ると、多くの世帯は一世代のみで構成され、多くが介護の欠かせない状況にあります。
 周りを見ると、自分の実家に残してきた父母のことを心配する方が沢山います。親に電話をしても、まともに話が通じなかったりすると、親不孝が身に染みます。
 いずれ、自分も親と同じ道をたどります。そのことは目に見えています。分かっていて、その道を歩むかどうかです。
 考えていることがあります。子供夫婦が生活の根拠地を定める時点で、親は血族も姻族も自分達の財産を整理し、祖父母や子供や孫と一緒に暮らせる住宅を共同で建てたらどうかと。お互い助け合って暮らしたらどうかと。自由度の高い特老ホーム親族版です。
 このようなことを実行に移すには、関係者の共感とそのタイミングが必要です。急に思いついても、周りの関係者の諸条件は整いません。事前の準備が必要です。
 今ならと思える転機は何度もありません。親の退職後、核となる子供が生活の根拠地を定め、居を構える時が決断のポイントです。
 こう云った生活スタイルが出来れば、膨れる一方の介護予算にも歯止めがかかります。根拠地となる自治体は住宅取得税や固定資産税の免除を考えたらどうでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする