鮎釣人の日々

 退職後の人生をどう生きるか。鮎釣りを中心とした今後の生活設計模索の日々を綴ります。

鮎釣人の日々(12/31)

2013-12-31 08:30:00 | 日記
 今年一年を振り返りました。調理師学校を卒業して、自分の都合に合わせた調理の仕事を見つけようとしましたが、儘なりませんでした。
 3件面接をして3件とも断られました。役人しかやってこなかった者が客商売の世界で仕事をしたいと言うのですから、使う方は「大丈夫だろうか?」と心配するのでしょう。その結果、「やめとけ」ということになったのだと思います。
 シニアの職探しの難しさを実感しました。希望に胸を膨らませて腕を磨いてきたのに、土俵にも上がらせてもらえない現実にいささかがっかりしました。
 しばらく、力が抜けましたが、今年を振り返る今になって、自分の視野の狭さに気が付きました。調理技術にこだわりすぎました。下手に調理師としてのプライドを持ちすぎてしまったのです。もともと、調理とは出来栄えを別にすれば、誰にでも出来る何でもありのものなのです。
 何かに夢中になるのは良いのですが、この齢になったら世間を狭いところから見てはいけないのです。上から眺めながら、自分を活かせる場があれば降りていけばいいのです。このように今年を反省したら、気持ちが落ち着いてきました。来年は良い年であることを祈って、新年を迎えます。「良いお年を!」
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鮎釣人の日々(12/30)

2013-12-30 08:30:00 | 日記
 正月料理を作り始めました。昨年は16種を念入りに作ったのですが、新年を迎える準備とお節つくりを一人でこなす大変さを実感したので、今年は品数を少なくします。
 黒豆、田作り、海老の艶煮、数の子、芋棒、鹿肉のローストビーフ風、梅人参、紅白なます、芋きんとん程度にします。
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鮎釣人の日々(12/29)

2013-12-29 08:30:00 | 日記
 狭い台所では調理人の創作意欲は薄れます。調理台が傾いていたり、包丁の先が何かに閊(つか)えたりで、姿勢も斜めになり、材料を正確に切り揃えるのが難しくなるからです。
 家族料理なら何も気にすることはありません。美味しかったらいいのです。レシピ通りに作れば、凡その味になります。
 しかし、客人に食べさせる料理は、味は勿論、切り口がきれいで、美しく盛られなければなりません。家庭料理の域を超えた気配りが必要です。ここに、プロとアマの違いが出ます。
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鮎釣人の日々(12/28)

2013-12-28 08:30:00 | 日記
 川に人が近づかなくなるのを待って河川敷や護岸の整備が行われます。シーズン以外川に近づかない者は、シーズンインして初めて川の変貌に驚きます。
 川に藪が無くなり、瀬や淵が均されます。水は真っ直ぐに流れやすくなり、石は出水で河原に打ち上げられるようになります。出水時でも転がらない石の後ろには鮎の嫌う砂が付きます。釣人も近づかなくなります。こうして、川は河川管理者の仕事場になります。
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鮎釣人の日々(12/27)

2013-12-27 08:30:00 | 日記
 私にとっての年の瀬は瀬トロのようなものです。表面上は流れているのかどうか分かりませんが、腰まで浸かってみると踏ん張りが必要です。
 しかし、流される心配はありません。私は瀬トロでじっくり粘るより早瀬の方が好きです。
 早瀬のような人生を望むなら、身を捨てる覚悟が要ります。“身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ”は分かっています。ところが、自分一人だけの人生ではないことの判断が瀬トロに留めます。
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鮎釣人の日々(12/26)

2013-12-26 08:30:00 | 日記
 私のブログは自分自身への業です。ブログのプレッシャーがあるから少しは緊張した毎日が送られるのです。
日々の生活の中で思うことを書きます。何かをしたり、何かに出会ったりした時、必ず自分なりに感じたことをまとめます。
 これをしなければ頭の中は「ボー」としたままです。考えることをやめた時、認知が忍び寄ります。
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鮎釣人の日々(12/25)

2013-12-25 08:30:00 | 日記
 ダイコンの桂剥きをします。薄く均一に剥ける時と厚さが均一でない時がありますが、その原因がはっきりしました。
 最初の正円柱が出来ていない時があるのです。やや楕円形であったり、上下の太さが揃わなかったりするからです。
正円柱でないのに「まあいいや!」で剥き始め、正円柱で終わろうとすると、途中の修正でそうならざるを得ません。自分に修正の痕跡を分からなくする程の技術はありません。そんな技術があるなら、出だしを間違えたりしません。上達の王道は出だしにあります。
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鮎釣人の日々(12/24)

2013-12-24 08:30:00 | 日記
 冬の日本海は時化の日が多くなります。魚が水揚げされません。また、年末・新年は市場が開催されません。漁師も自主的に休もうとします。
 その為、冬の日本海側には新鮮な魚が稀になります。その点、太平洋側や瀬戸内海の沿岸は凪です。静穏海域では養殖も盛んです。いつでも出荷できます。
 伝統文化の継承も大切かも知れませんが、年末・年始をじっくりと炬燵で過ごす時代は過ぎました。人は正月でも動こうとしています。新鮮で美味しいものが求められます。財布のひもも緩んでいます。
 賢い者はその時をねらって品物を動かします。市場原理を無視した直接取引を考えます。働きたい人も沢山います。祝儀相場で賃金を弾めば労働力は確保できます。限られた地域の書き入れ時ですが、景気浮揚になります。
※書き入れ時=帳簿の記入に忙しい時
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鮎釣人の日々(12/23)

2013-12-23 08:30:00 | 日記
 冬至を過ぎると来シーズンのことを思って過ごします。鮎釣シーズンが終わった頃とは気持ちが違います。シーズン終了の頃は「終わった」観で一杯になり、来シーズンの幕開けは遠い先の事のように思えます。
 しかし、新年を迎える実感が伴ってくると希望が見えてきます。まさに、「冬来たりなば春遠からじ」の心境です。
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鮎釣人の日々(12/22)

2013-12-22 08:30:00 | 日記
 冬至に柚子湯に入ります。これは日本の伝統文化です。さて、この柚子ですが、用途は薬味や吸い口が主で、香り付けを目的とするため大量には必要とされません。しかし、日本料理にはなくてはならない食材です。
 また、和菓子の柚餅子用や柚子ポン(ポン酢)やジュースにも加工されますが、消費量は知れています。
 もし、冬至に柚子湯に入る風習が無ければ大半の柚子は日の目を見ることはありません。見た目は決して美味しそうではありませんが、日本の食文化には不可欠な食材です。
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