遅いことは猫でもやる

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街の食堂

2018-10-07 14:36:23 | グルメ

お昼はここにズラッと行列が

店内の様子

80年以上続いていた築地市場が幕を下ろすという。何回も行ったことがあるが一種独特の雰囲気があっておもしろいところだった。新しい豊洲市場は金曜日からの開場だそうな。

先日、街の医者を聞いたとき長男のお嫁さんが、「医者の近くに評判の鮮魚の食堂があります。私は行ったことはないですがね。」と教えてくれたお店に早速行ってみた。

医者に行ったとき帰りにみてみたら、ウイークデイにもかかわらず40人位が行列を作っていたので、随分評判の店だと認識した。ネットで調べると、築地直送、「小さな魚がし」などのキャッチフレーズで売り出している。マグロと海鮮丼がメインらしい。量と鮮度がセールスポイントだ。

夕方は6:30がラスト・オーダーというので、行列覚悟で5時ころに行ってみた。歩いて15分位のところで夕方も行列かと思いきや、意外にも店外にはお客はいない。ラッキーとばかり近づくとドアの中には人が待っていた。それでも20分足らず待っていたら席へ案内された。

特に凝ったところもない街の定食屋さんといったところ。店内に冷凍ケースがあり、鮮魚(マグロのぶつ、お刺身、若干の加工品など)を買って帰る人もいる我々も折角だから、ビール、ハイボール、アテにアジフライ、メインは当店人気NO3の大漁丼を頼んだ。

酒は店の雰囲気からすると意外にスマートで、ハイボールの容器がキーンと冷えているのは気持ちが良い。アジのフライはサクッとした噛み心地と、刺身にできるくらいの新鮮な身を揚げたというだけあって、とても軽くて美味しかった。

店内は殆んど家族連れかカップルで、飲み屋のごとく杯を重ねているグループは殆んどいない。皆丼か定食と格闘している。流石にマグロは大振りで美味しかったが、メニューやネットで見た写真ほど丼からはみ出てはいない。しかし概ね満足して店を出た。

先日行った魚金ほどメニューにバラエティはないが、近いしメニューのお手軽なところが長所と言えるだろうか。お値段もリーズナブルであるといえる。


飲み物は意外にもスマート

ベスト3の大漁丼

サクッといた歯ざわりのアジフライ

逢魔が刻

2018-10-06 11:54:27 | 


宮部みゆき「幻色江戸ごよみ」新潮文庫

題名から分かるように、江戸時代を舞台にちょっとした怪奇現象を絡ませ、人間の恨み、怨念などを描いた作品である。

人間は昼から夜へと移行するとき(これを逢魔が時とよぶそうだが)様々な思いを刻むものであるが、ここでは人情ホラーとも言うべき分野で、色濃く人の思いを丹念に拾ってゆく。女性作家ならではの粘っこい描写が、それほどのアクを感じさせずに展開する。

12篇からなる、短編集であるが、それぞれ題材が違い面白く読め、飽きさせない。
いわゆる私小説の分野かもしれないが、人間の業の深さ、生き方についていろいろ示唆してくれる。小説らしい小説に出会った。

都会の夕焼け

2018-10-04 16:33:50 | 雑感


この週末、また台風がおそってくるという。嵐の前の静けさか、このところ連日夕焼けになった。俳句の世界では夕焼けは夏の季語だが、私の中では夏の終わり、8月もあと数日で9月になる夏休みの宿題の追い込みの空の印象が強い。

実際、宿題の「写生」の水彩画を、目の前の夕焼けを題材にし、勢いで10分ほどで描き上げた記憶もある。「夕焼け小焼け」の童謡も暑い最中と言うより、風が涼しくなってきた秋口のような気がするし、ましてや満月の中というのだから、やっぱり秋の空ではないだろうか。

72候は「水始涸(みずはじめてかるる)」10月3日頃であるが、田んぼの水を抜き、稲刈りの準備をする頃、という定義は、最近の田植え、稲刈りが早くなってきた農業のの実態とは少しずれてきているような気もする。

それはさておき、こんな都会でも自然の摂理というか、自然現象は現れる。きれいな赤い空を眺め、強烈な台風25号が大した被害をもたらすことなく、日本海を通過することを願っている。

大した被害もなく

2018-10-01 18:37:12 | 雑感

台風一過の青空

雲も少なく晴れ渡る

気持ちの良い朝です。台風一過で青空が広がる。今年は台風の当たり年である。最近だけで見ても19号、20号、21号、そして24号と目白押しだ。しかもコースが伊勢湾台風とよく似ている。

24号では日本全国が強風圏内に含まれてしまうほど、南から北まで縦断していった。関東も夜中から風・雨が強くなり、強風が吹き荒れたが、目立った被害もなく夜明けとともに風雨は弱まった。しかしまた25号が発生し週末には来襲するかもしれない。

こう台風が連発するのには、赤道付近の海温の上昇(ラニーニャとかエルニーニョと呼ばれている現象)が原因と言われているが、やっぱり地球温暖化が遠因ではないか。海からのエネルギー供給が大きいので、最近台風の勢いがやたらに強い。

伊勢湾台風真っ只中に身を晒した経験を持つ自分としては、平屋の木造家屋があの強風で揺れた怖さを思い出してならない。身の回りでは幸い大した被害も出なかったようで何よりだが、平穏な毎日を祈るばかりである。