この週末、また台風がおそってくるという。嵐の前の静けさか、このところ連日夕焼けになった。俳句の世界では夕焼けは夏の季語だが、私の中では夏の終わり、8月もあと数日で9月になる夏休みの宿題の追い込みの空の印象が強い。
実際、宿題の「写生」の水彩画を、目の前の夕焼けを題材にし、勢いで10分ほどで描き上げた記憶もある。「夕焼け小焼け」の童謡も暑い最中と言うより、風が涼しくなってきた秋口のような気がするし、ましてや満月の中というのだから、やっぱり秋の空ではないだろうか。
72候は「水始涸(みずはじめてかるる)」10月3日頃であるが、田んぼの水を抜き、稲刈りの準備をする頃、という定義は、最近の田植え、稲刈りが早くなってきた農業のの実態とは少しずれてきているような気もする。
それはさておき、こんな都会でも自然の摂理というか、自然現象は現れる。きれいな赤い空を眺め、強烈な台風25号が大した被害をもたらすことなく、日本海を通過することを願っている。
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