窓口に何度も足を運ぶ
いざ転居をしてみると、現実にはいろいろな手続が必要であることが解った。大きく言えば役所系、生活系、銀行系である。
住民票、印鑑証明、健康保険、介護保険、年金、自動車免許証など、市役所、警察で行う手続きは各種にわたる。現住所の市役所から、東京の区役所へと手続きに訪問した。ちょっとした驚きだったのは、どちらの窓口でも極めて親切であったことである。
一昔前の突慳貪な応対は影を潜め、どこでもソフトに親切に対応してくれた。東京の区役所では窓口の前に数人のコンセルジェみたいな女性が待機し、「どんな御用ですか」と対応してくれる。
生活系は電気・ガス・水道のほかに、TV(うちはケーブルTVだった)、電話、パソコンなど意外に手間取った。民間なので、問題は少ない。停止時期を設定するのが実際に退去する日が確定してからでないのと決められないので、厄介である。工事をする先方の都合もあるので、2,3日余裕を見ていたほうが良い。
銀行系はいろいろだ。各種口座、カード、保険など皆住所変更の手続をせねばならない。電話で済ませられることも多いのだが、手続きが自動音声の誘導で行われることが多い。案外手間を取られた。こちらは年金暮らしで時間は充分あるので、それほど苦にはならなかったが、知立から刈谷に転居した折もこんなにたくさんの手続きをしていたのかと思うと家人の奮闘には頭が下がる。