遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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深まる秋

2016-10-13 04:23:15 | 雑感
    色付く蔦
    空も白樺の葉も秋色になってきた。

先週後半から、さしもの暑さも峠を越し、めっきり涼しくなってきた。しかし今年の紅葉は遅く、また色づきはあんまりよくない。何時もは本格的な紅葉3週間位前くらいに先行して真っ赤に染まる蔦も今年は鮮やかな色にならない。

空の色は徐々に濃くなってきて秋色を深めているが、どちらかと言えばまだ夏色だ。ここ2,3日急に冷え込んできたので、紅葉が深まるようなきがする。昨日はこの寒さでストーブを焚いた。

横谷峡に遊ぶ

2016-10-12 06:13:14 | 登山・ハイキング
    霧降の滝
   緑の中を進む
   奥入瀬渓谷を思わせる渓流

3連休の或る日、紅葉が進んんでいると聞いて白駒の池へ向かった。ところが標高1700mあたりからガスが出はじめ、2000mの麦草峠の駐車場に着いたときには雨まじりの猛烈な雲に囲まれ、やむを得ず撤退。それでも少し下り横谷観音付近では薄日のさすほど天候は回復傾向になった。

それでは、ちょっと横谷峡に立ち寄ってゆこうと途中下車。連休初日とあって曇天にもかかわらず人が結構出ていた。台風の影響か、遊歩道は工事中のところがあり、出だしの乙女滝はパスし、旅館前を通って遊歩道へ入る。ここら辺りはまだ紅葉には程遠く、緑濃い木々の下を歩く。

すぐに霧降の滝。3つに分かれて落下する小ぶりの滝だ。カップルが二組写真撮影をしている。このところの雨で少し水量の増した渓流脇をあるく。川幅が少し狭いが、まるで十和田の奥入瀬渓谷みたいだ。

   鷲岩
   屏風岩
   水量は豊富だ
   王滝の景観

やがて、いかにも鷲が住み着きそうな岩壁に出る。鷲岩、そこから暫くで以前長男と来た時珈琲を沸かした屏風岩、それとは別の時に、熊と出くわした小台地を経て王滝展望台に到着。ここまで来るまでに何組かの人とすれ違ったり、追い抜かれたりしたが、この展望台にも二組のカップルがいた。

王滝は谷を隔てた対岸にあり、堂々たる水量の滝である。マイナスイオンが大量発生しているのだろう。空気はいかにもうまい。此処から先は遊歩道修復中で通行止めだ、この高さ迄上がってきても紅葉はまだ気配も見せない。ここで引き返すことにする。

ここまで少時間約40分、往復1時間強の散策を終え、気持よく帰途についた。ここら辺りはこうした、自然が数多く残っており、散策地に事欠かない。私が蓼科が好きな所以でもある。

落語のメッカ

2016-10-11 03:44:13 | 行ってきました


東京滞在最終日、時間が少しあったので、寄席に行ってきた。浅草の演芸ホールか新宿末広亭か少し迷ったが、結局上野の鈴本にした。なんだか上野という土地柄が寄席にぴったりだと思うからで、深い意味はない。

12時開演で開場は12:00.寄席太鼓もちゃんと、15分前には前座らしき人間が打つ。寄席の格式をキチンと守っているようで気持ちが良い。プログラムもそのようで、概ね落語で占められており、漫才が一組、漫談、曲芸など色物は3組あとはすべて落語である。

名の売れた噺家は夜の部の小三治だけだが、それでも皆そこそこ面白い。客の入りも4割位で、ウィークデイの昼間としてはまあまあではないか。圧倒的に中高年が多く、東京らしく行儀の良い人ばかりであった。

3時間ばかりワハハとか、クスリッと笑って過ごし、とりの前に鈴本を出た。残念ながら時間がなかったせいで、面白そうでないとか、反感を持ったわけでもない。脳のシワが少し伸びたような開放感を味わった。

木戸を抜ける時、これもちょっと粋ではないかと勝手に理由をつけ、帰途を急いだ。

身の丈にあった紀行文

2016-10-10 08:40:48 | 


村上春樹「雨天炎天」新潮文庫 H2年刊

ギリシャ・トルコ辺境紀行文である。
ギリシャは正教の、巡礼地、或いは修行地のアトス半島を巡る旅で、3泊4日の予定で出掛ける。キリスト教の一分派であるギリシャ正教の特長は何か知らないが、わかっているのはロシア地方にこの派が多いことくらいか。

それはさておき、巡礼者に対する対応は古今東西共通するところがある。お遍路さんもそうだし、北スペインでも、かなり巡礼者に親切だ。ここも例外ではない。修道院の人が旅の食料すら恵んでくれるという。

ここの紀行は取り立てて事件が起きるわけではないが、作家らしいきめ細かな筆の運びで飽きさせない。こういうところは流石である。最後は予定していた船に乗れず、もう一つ先の港からチャーター船に乗ることになるのだが、これが事故らしいといえば言える。

半島の修道院巡りを堅実に終えるという、正に巡礼そのもののような紀行であった。

本の後半は、トルコ一周。パジェロでイスタンブールを黒海を東に、南へソ連・イラン国境を下り、そこからシリア国境を西に地中海に出て、ギリシャ・エーゲ海にたどり着くという旅だ。

20年前も国境付近は現在同様緊迫しているのだが、そんな中でも将校によっては話がわかる人がいて、楽しく過ごせる経験をする。また途中で出会った家族の消息を心配したり、推理をしたり、この紀行文は旅行の案内書ではなく、著者個人の体験記である。別の人が同じコースを辿ったら全く別の物語が語られる。

特別な事件が起きなくても、臨場感はある。ある意味で平凡な私の身の丈によく合わせられた紀行文かもしれない。
当たり前だが、それでもその土地の空気みたいなものが伝わってきて、少しこれらの地方に興味が湧いてきた。

錦糸町界隈

2016-10-09 08:03:53 | 雑感
    まつり期間中の錦糸公園
   ポケモンGOのメッカ錦糸公園

孫の舞台を見た後、長男が誘ってくれたのはレトロな銭湯「大黒湯」。まずその前に社会現象になっているポケモンGOのメッカとなっている錦糸公園に行ってみた。まつり期間中にもかかわらず、スマホ画面を縦にスライドさせている人があちらにもこちらにもいる。

長男が実際にポケモンGOを起動させ実演して見せてくれる。このゲームは基本、画面に出てくるキャラクターを撃ち落とし、自分のコレクションに加えるという単純なものなのだが、キャラクターの出現場所がVRであること、キャラクターの種類がメッタやたらに多いことなどが特長である。

ゲームがシンプルなのでおじさんも多く参加しているのだろう。まつりの人出に押されているのとブームがピークを超えたのか、ポケモンユーザーはそれほどでもなかったが、バッテリーをポケットに突っ込んだ人を2,3人見かけ、まだまだ盛況であることを目の当たりにして何やら安心した。

    レトロな雰囲気の大黒湯

そこからスカイツリー方面押上に向かい、途中にある大黒湯に入る。暑いさなかであり、昔ながらの銭湯(ちゃんと富士山の絵も描いてある)は盛況であった。残念なのは屋根が工事中で、レトロな外観が堪能できなかったことである。ここは炭酸湯が特長だそうだが、我々はジェットバスを使い、さっぱりと汗を流した。

このあと近くの地ビール(自家製ビール)屋で一杯やり、そこで出会った長男の元部下と串カツ屋(驚くなかれこの度上場したそうだ)に繰り出し、また痛飲してしまった。これで上京3日間とも大酒を食らった。明日から少し控えよう。

孫のステージ

2016-10-08 07:29:37 | 家族
   ちょうどステージに立っているところだった
    続いて別のグループの舞台

2日の日曜日は大忙しであった。かけっこ教室の後、錦糸町に向かい、今度はチアダンスの舞台を見ることにした。駅を抜け、舞台に向かうと、やってるやってる、ちょうど彼等の出演真っ最中だ。センターと右端で飛んだり跳ねたり、一生懸命踊っている。なかなかキレも良い。かなり練習を積んでいるようにみえる。

最初メガネを掛けている子を探したが、いない。あれ?別のチームかな、とも思ったがよく観察するとメガネを掛けていなくても、跳び回っているのはやはり孫である。第41回すみだまつり、こどもまつり協賛で、駅横の常設舞台でのだしものである。続いてはフラダンスのチームが二組、大人も混じって優雅に踊る。

チアーとは趣がガラッと変わるがこれはこれでまた面白い。いくつになってもダンスは楽しいらしく、鮮やかな衣装に身を包んだご婦人がしゃなりしゃなりと手足を動かす。田舎であれば盆踊りだろうが流石にこちらは都会である。身内が出ていなければ通りすぎるところを、やはり身内のステージには熱が入る。

それにしても孫たちは大きくなったものだ。

為末かけっこ教室

2016-10-07 06:33:00 | 家族
   同潤会アパートがあった表参道ヒルズ
   レッスン開始
   樹の下でボール遊び
   20分おきくらいに給水休憩を取る

日曜日、孫が通っているというかけっこ教室を覗いてみた。ハードルで世界選手権銅メダルを取った為末大が開いている教室だそうで、さぞ英才教育で猛者が集まっているかと思いきや、本当の初心者の教室である。原宿表参道を抜けたところにある学校のグランドを借りてのレッスンである。

生徒は10人内外。やたらめったら走らせるのでなく、ボール遊びや、スキップなどで体をほぐし、また身体の使い方を体得させ、次第に走る方に持ってゆく。小学校の低学年が主なので、未就学児の孫はやや置いて行かれ気味である。

プログラムをざっと進行させて行くというのでなく、このくらいの年齢の子には1つずつステップを確かめて進めたほうが自信付になっていいように思える。それでもプログラムはよく考えてあり、いろいろな筋肉を目覚めさせ、鍛えてゆくようにしてある。一週間の間に此処でできなかったことを近くの公園で復習して練習してくればいいのにと思ってしまう。

練習の終盤は砂場を使った幅跳び。これはかなり念入りにやった。また20分に一回くらいの割でこまめに水補給休憩を取っていたのも印象的だった。そして最後はリレーを2本やって終了。コーチは見るからにごつい体育会系のお兄さん。飛んでも走ってもできるだろうな、という体格である。しかしかけっこにも教室があるというのは都会ならではのことであろう。

   次の練習は何かな
   座ってよく聞いてください
   足の運びの練習です

小洒落た焼き鳥屋

2016-10-06 05:49:56 | グルメ
   夕暮れ迫る谷中銀座
    人混みは結構ある
   和味入口

次男一家は相当のグルメである。エンゲル係数も飛び抜けて高そうである。「高くて美味しいのは当たり前」ならば「安くて美味しいところを探せ」とばかりに色々なところを開拓してくる。今回上京してまず行った、うなぎの「吉里」は安くはないが、谷中にあって落ち着いて盃を傾けることのできる店である。

今回行った「和味」(なごみというのだろうか)も谷中銀座にあって、ちょっと気の利いた店構えである。1階はカウンターと一列の客席。2階は小上がりになるテーブル席であるが、照明がよく工夫してあり、明るくはないのだが料理は美味しく見える。

焼き鳥の店だけあって鳥料理がメニューに並ぶ。焼鳥としては屋台の倍くらいの価格だが、丁寧に下ごしらえがしてありめっぽう旨い。最初にでてきたたたきの火加減とわさびのソースが絶妙で、いっぺんにこの店が好きになる味である。東京はこういうクラス別に適当な店が揃っているのが羨ましい。

この日は焼酎をロックで頼み、4,5杯飲んだだろうか。焼き鳥はどの部位もうまく、いちいちカメラに取るのが煩わしいので、食べるのに専念した。さすがグルメの一家が開拓した店である。

   焼酎の瓶がずらりと並ぶ店内
   鶏のたたき(上)とサラダ

保育園の運動会

2016-10-05 02:18:00 | 家族
    会場前で記念撮影する家族
    開始前は幾分緊張感が漂う    クラス旗を持って整列   いよいよ開始
    園長先生、議員さん達のご挨拶
   競技開始の掛け声がかかる

次男の子供の運動会だから応援に来てくれと声がかかる。こちらでちょっと用事もあったが、保育園最後だからと言うのとこの日に備えてかけっこの練習をしているからぜひ見てやってくれという親の声で腰を上げる。もっとも誘われて悪い気がするはずはない。

せっかく上京したのだが、空模様が怪しい。雨でも降ろうものなら体育館開催になり、その場合は親も含め2名しか応援に参加できないと言われ、雨が降らないことを真剣に祈った。一念が通じたのか夜半までの雨が小降りになり朝方にはほぼ止んだ。

会場の小学校の校庭に行くと先生方は準備に大わらわである。トラックの水拭き、遊具の点検整備、おまけに校庭が一部工事をしていてコース表示をテープで張り替えねばならないという有様。ただでさえコントロールのつきにくい1才児から5歳児までの混合体に、雨の始末と工事の影響があるので、それはそれは大変である。都会の狭い学校設備で次々とプログラムをこなしてゆくには体力も必要である。男性の保育士のほうが少し多いかなと見受けられるのはそのせいか。

女性も体育会系の身のこなしのキビキビした人が多い。年少組から年長組へと進むにつれ、個人差はあるにせよ、みるみる成長してゆくのがよく分かる。集団行動への順応性も備わってくる。

   幼児の種目は成長過程がよく分かる

たしかに5歳児では小学校への準備で集団行動の訓練が概ねできてくる。うちの孫は少しはみ出し気味ではあるが、それでも昨年のことを思えば確実に進歩している。集団の中でリーダー的な存在、立場だという自覚が少しは芽生えてきているのだろうか。集団の中で育てる意味がよく分かる。

   5歳児のリズムダンス
   最後のリレー競技

運動会も大詰めに近づき、リズム体操、全員リレー、を経て最後に園長先生からメダルをかけてもらい記念撮影をして終了した。我が孫はリレーの入場行進の時転んで、肘と膝をすりむきべそをかき続けて走ったが、うまくゆくはずもなく、一生懸命走ったが、差を広げてしまって、終了後もぐずっていた。やっと記念撮影の頃には止まり、機嫌は治った。

応援は気楽だが、運営をする方は大変である。万一事故にでもなったらそれこそどうなるかわからない。リスクを考えると管理者は気が休まらないだろう。そんなことを慮ってなんとなく疲れて家路についた。

   この頃までべそをかいていた
   記念撮影

昼間からいい気分

2016-10-04 11:25:57 | グルメ
    ほろ酔いセットの全貌

孫の運動会の応援で東京に出かけた。雨模様が心配される中、豊橋経由で上京した。その折豊橋で遭遇したラッキーな出合いを紹介。

駅構内の旧のうどん屋、ラーメン屋が改装しておしゃれなカフェになっていた。朝飯を取らずに出発してきた我々は、躊躇しながら足を踏み入れたら、コーナーに居酒屋スペースがあった。

そこに「ほろ酔いセット」のポスターが掲げてあり私達を誘惑する。生中に枝豆、どて煮でなんと500円!これは頂かずにはおれまいと、入るときとは打って変わって躊躇なく注文。そうしたらカウンターの中の板さんが棚の上から何やら袋に入った物を出してきて「只今キャンペーン中で記念品です」と差し出す。この店の親会社が作っているインスタントラーメンを頂き席に戻る。

早速ビールに口をつけてみるとキリッと冷えていて旨い。もつ煮もうまく煮えていて臭みもない。隣で飲んでいたおじさんは入場料を払って此処に来ている、という。むべなるかな。中ジョッキ一杯でも昼間の酒はホロっとくる。正にほろ酔いだ。

結婚式と正月以外は昼間酒はやめると宣言していたじぶんはどこへやら。
乗り換えの僅かな時間を有意義に過ごした我々が勢いがついて、新幹線の中でもついつい飲んでしまったのは言うまでもない。