遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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落ち葉

2015-10-09 00:11:42 | 雑感


本日もいい天気。真っ青な空が広がる。「天高く自分も肥える秋」だ。昨日の風は台風の影響だったのか?どちらにしても今日は少し治まってきている。

朝晩冷え込んできたので、そのせいか昨日の風とあいまって、デッキに夥しい量の落ち葉が舞い降りていた。落ち葉というと桜とか銀杏とかの広葉樹を連想しがちだが、落葉松の落ち葉は針のように細かく、また量も多い。木に着いているときは黄金色に輝き、一見ボリュームもあるように見えるが落ち葉は少し茶色に変色し、風にのってハラハラと舞い落ちる。まるで雨か、細かい雪のようである。

放っておいて、強い風が吹き飛ばすのを待ってもいいのだが、洗濯物に付くと厄介なので、掃除をすることにする。この辺りの家には殆ど雨樋が付いていない。それはこの落ち葉が樋を詰まらせてしまうからだ、と聞いたことがある。それくらい落葉松の本数が多いし、その落ち葉の量は多いのだ。

一般の広葉樹はこれから紅葉の本番であるが、落葉松はもう今が落葉の真っ盛りである。季節は秋の中心に向かってまっしぐらである。

気になっていた山

2015-10-08 09:09:06 | 登山・ハイキング
  まずは高ボッチ高原へ
   高ボッチへ到着
   牧場から北アルプスを展望

この処ちょくちょく行く、高ボッチ高原の奥に見える鉢伏山がずーと気になっていた。高ボッチより300mほど高く、見るからに展望が良さそうな山容である。高気圧に覆われるウィークデイにそこを目がけてでかけた。

快晴の中、岡谷市街、塩尻峠をすぎ、木漏れ日の中を高ボッチ高原へ。まだ11時前なので車もほとんど通らない。森林限界をすぎ、日差しを一面に浴び、展望が開けた中を、自然観察センターの広場に着く。2台車が止まっているだけだった。

そこを横目に見ていよいよ未知の道へ踏み出す。こう言う時のジムニーは頼りになる。軽ながら山道を確実に捉え、エンジン音を響かせながら文字通り軽快にドライブ。10分もかからずに鉢伏小屋へ。

   鉢伏小屋へ到着
   駐車場からの標識
   広い登山道
   扉鉱泉への分岐
   美ヶ原高原がよく見える

鉢伏小屋は3棟の建物からなっていて、駐車場に入ろうとすると、係の人が出てきて料金を徴収された。風が強く寒い。ウインドブレーカーを着こみ風の中を歩き始める。頂上までは30分足らずだそうだ。緩やかな笹山をのんびり歩く。いきなり美ヶ原高原が目の前だ。今日は今まで来たどの時よりも遠くまで展望がきく。この分なら富士山も見えるだろう。途中一人しかすれ違わず、なだらかな山頂に到着。標識がなければどこが山頂かわからない。

   ここが山頂だそうだ
   自撮りで記念撮影
   鉢伏大神神社
   展望台
   何時見ても富士山は端正だ

すぐ横にある祠を参拝し、展望台へ行ってみる。八ヶ岳、富士山、南アルプス、御岳、乗鞍、北アルプス、鹿島槍、美ヶ原までの山々がよく見える。高度感もあり、入笠山とはまた違った味わいだ。360度の展望とはこのことか。高気圧のおかげで遠くまで空気が安定してよく見える。

   360度の展望
   ここにも「山頂」の標識が
   撮ってもらった記念撮影

展望を十分楽しんだが、風が意外に強く、展望台の上からは早々に退散。来た道を引き返す。山頂で夫婦連れが記念撮影をしていたので、シャッターを押し合い、「展望台のほうが景色はいいですよ」と案内をして別れる。鉢伏小屋から上で出会ったのは、結局先ほどすれ違った一人とこの二人だけだった。諏訪湖や、松本平などが見え高度感満点の道を、強い風の中下り、駐車場を経て、再び自然観察センター迄戻る。

   高度感のある下り道

   山コーヒーは格別
   富士山に別れを告げて下山

センターの広場では4台ほど車が止まり、センターの建物の周りでは中年のご婦人連れ4人が賑やかにお喋り。少しそこを避け、風の当たらない建物の端で、湯を沸かしラーメンの昼食をとる。息子がプレゼントしてくれたバーナーとエスプレッソ・マシンがデッキの上で湯気を上げる。暖かい物は気持ちを和らげてくれる。
今回は珍しく一人の行程だったが、安全なところでもあり、少し強い風の中、ちょっと感傷的なハイキングになった。年かなあ。



部落のお湯

2015-10-07 05:49:36 | 行ってきました
   なかなか立派な建物だ

すぐ下のに「河原の湯」という、温泉というか銭湯というか、とにかく周りの人が入りに来る湯がある。15年以上も前赤岳に登りに来た時、帰りに入った記憶がある。

久しぶりに行ってみた。駐車場も整備され、スマートな建物が建っていた。

  真っ直ぐ廊下を渡る
  立派な中庭だ
  シンプルな湯船

ガラスのドアを開けると壁の向こうから「いらっしゃい」と声が掛かる。建物の中も明るくスマートだ。やっぱり政府補助金事業か何かで建てたのだろうか。真っ直ぐ廊下を進むと窓の外には立派な中庭が見える。整備と手入れが行き届いている。

男湯の暖簾を見て、前に来た時のことを思い出した。先客は洗い場に3人、サウナに2人湯船は四角でお湯は少し温めである。中年以上の地元民はお互いにお喋りしながら丁寧に洗っている。使った腰掛けと湯桶をきちんと隅に積んで整理して上がるのを皆習慣のようにやっているのに少しびっくりした。

ここのお客は皆常連なのだろうな。こんなところで強固なコミュニティは形成されているのだろう。

彩りの季節

2015-10-06 15:15:21 | 雑感
   広葉樹は色づき始めてきた
   左から赤、黄色、銀色
   蔦は一足早く色づく

24節気はまだ秋分。72候は末候「水始めて涸れる」。田から水を抜き稲刈りに取りかかる頃。実際の周りの田んぼも収穫のまっただ中です。

およそ1300mくらいのこの辺りでは、そろそろ紅葉が始まってきた。闊葉樹はまず蔦から色づき始め、イチョウやナナカマドも彩りを増してきた。ススキはすっかり銀色の穂をなびかせている。

北アルプス涸沢の紅葉は今真っ盛りだと便りが届いている。上高地の明神池では10月10日頃に神社のお祭があり、山の5段染めと言われる絢爛豪華な絵巻が見られるという。一度訪れてみたいものだ。

稲穂は黄金色に波打つが、どうもこの辺りの黄金色は、刈谷の方に比べて鮮やかに感ぜられる。

旬の魚はとらふぐ。いよいよふぐの季節。ふぐ刺し、唐揚げ、白子、ふぐちり、雑炊とこのコースは何一つ無駄がない。空気がひんやりとする頃鍋は美味しさを増してくる。

孫の運動会

2015-10-05 12:38:15 | 家族


東京にいる孫の運動会を見に行ってきた。朝9時には始まるので、大勢の父兄が詰めかけている。保育園には広い運動場がないので近くの小学校を借りての開催だ。秋晴れの藻と9時を過ぎてもまだ続々と親や祖父母が詰めかける。

開会式が始まると、次から次へと来賓/関係者=議員、学校関係者の挨拶が続く。園長さんを含め3人位に収めるべきだと思うが、聞けばその園長さんの配慮で色々な議員さんに挨拶をもらうのだそうだ。出世か保身か?いずれにしても子どもや父兄にとっては退屈なことである。

しかし感心したのは最初の来賓の挨拶が短く30秒位だったので、続く人は皆一分も喋らず、各自の名前だけを印象づけて交代という、誠に都会的なあるいは合理的な登場の仕方であった。

それに比べ、保育園の職員・保育士のなんと真摯なことか。男性も女性も走り回り、注意深く子供をケアする様子には頭がさがる。今は中学校だけでなく、小学校も保育園も幼稚園も教える方が大変な事がよく分かる。

   孫の出場したリズム体操
  徒競走では一番だった
   親子演技

競技は、徒競走に始まり、玉入れ、リズム体操、リレー、親子競技と出場種目が進んだが(カメラが望遠付きでないので、いい写真がなくて申し訳ない)子供より親の声援のほうが一生懸命で、リレーでも走りながら親のほうを向いたり、手を振ったりする子供がいて微笑ましい。未就学児から2歳、~5歳まで各年齢別の競技或いは遊戯が続くが、賞品や、お土産には皆あんまり興味を示さないのはいにも現代的である。一生懸命準備をしてくれた先生方には申し訳なく感じてしまう。

しかしこの年齢の成長の速さには目をみはらされる。1~3歳までの子供はまだ勝手に、バラバラに動き、文字通り親の手助けがないと競技は成り立たないが、4歳では独り立ちし、5歳ではきちんとルールに沿った動きができるようになる。この変化がはっきりしているのも楽しい。

なんだかなあ

2015-10-04 14:43:34 | 


百田尚樹「大放言」新潮新書 2015年8月刊

何かと話題になる百田尚樹の、言ってみれば自身の放言についての言い訳書。(そうではない項目もあるが)とはいえかなり本音で書いている。論旨がわかりやすく一種痛快である。9項目にわかれた主張について、私は5項目については同感であるが、後の4項目については少し意見を事にする。
◯なんでも「コスパ」で考えるな。◯地方議員はボランティアでやれ◯日本は韓国に謝罪せよ(これは逆説的皮肉で綴られている)◯刑法を変えろ◯図書館は新刊本を(一年間)入れるな△原爆慰霊碑の碑文を書き直せ△少数意見はどこまでか△本当に格差社会なのか△炎上発言の真意。特に最後の項目では、言い訳に聞こえる。プライベートな場面の発言を聞きとがめられたというが、(沖縄新報、タイムズの2紙は潰さなあかん、という発言)冗談ならはっきり冗談といえばいいのだが、冗談というより本音だととられるのは、公的な立場についている者にとっては、配慮が少し足りなかったのでは?

思慮深く、哲学的な深みには欠けるが一種言いたい放題の爽快感はある。であるからして、どうしても私にはこれでいいのかなあと思われることが4項目にわたってあった。そういう意味では格好の議論書といっていいのではないか。

そば昼食

2015-10-02 14:47:59 | グルメ


友人との最後の昼食は諏訪南IC近くの山の恵でとった。11時過ぎに入ったが小さな店の3つの席は予約標示がしてあり、他の席には5人の先客があり、テーブルは一杯だった。相席になりますがと4人の先客の脇に案内され、据わって待つ。隣の客も我々と同じそば定食らしい。

程なく運ばれてきた膳を見ると、蕎麦が光っている。茸の炊き込みご飯、煮物、漬物、箸休め、デザート、はいずれも素朴で決して派手ではないが、田舎の良さがにじみ出ているようだ。

蕎麦は歯ごたえがよく、蕎麦の香りも十分に楽しめた。料理はそれぞれ薄目の味で素材の持ち味を活かしていた。田舎の蕎麦屋にしては上出来である。ウィークデイの昼間から混みあうのもむべなるかである。

本家の山の幸定食よりあっさりしていて、年寄りにはこちらのほうがいいようだ。

近郊散歩

2015-10-01 14:10:12 | 友人・知人
   尖石遺跡案内標識
   竪穴住居跡

畏友の我が家滞在最終日の午前中、近くの竜神池付近に散歩に行った。
林の中を抜け尖石遺跡の原っぱへ出る。さわやかな朝の光を浴びて森のなかを散歩するのは気持ちが良い。
静かな空気の中で、マイナスイオンを腹いっぱい吸って歩くのは、田舎暮らしの特権だ。

   森のなかを伸びる木道
   広がりを見せる竜神池
   木の間越の池

静かな林の中の散歩を終えて、次は御射鹿池へ。ここは相変わらず水を減らし、土手の工事中だ。大型ダンプとパワーシャベルが水位の下がった旧水際の草をこそげ取っている。よく晴れた空を移して池の水は青く澄み渡っていた。ここに住み着いているのか前に見た鴨が2匹水面に遊んでいた。奥の林の重層的な厚みと、水の透明さ、空を映している青、確かにここは絵の題材になりそうな場所である。しかも気持ちが染みこんでいく何かがある。

  池端に佇む友人
  水面に遊ぶ鴨
  静まりかえった御射鹿池