遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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身近ではあるが

2014-11-14 00:49:18 | 


高嶋哲夫「首都崩壊」幻冬舎刊 2014年

東京直下型地震を目の前にした、クライシス小説である。小松左京の「日本沈没」と趣が似ているが、あれはまだSFとして、純粋に仮定のこととして客観的に読めた。

この小説は、東海大地震の予告、福島原発事故、東北大震災、御岳噴火などの身近に起きているいろいろな災害の中なので、クライシスが起きてもおかしくないと思わせるのが、小説の域を超えて迫ってくる。

しかもこれが、国際政治の中で、サイバー攻撃や、投機マネーの動向、などと絡んできて、次第に日本が追い込まれてゆくところまでは、よくできたフィクションである。政治家の動きも、官僚の動きも概ねは納得できる。

ただ最後の収束に入るところから、余りにも上手く行き過ぎ、個人の善意がまわりを動かし、国際的にも収まる所に収まる、という具合に少々甘いのが残念である。

たまには・・。

2014-11-13 10:29:05 | 雑感


数少なくなった兄弟姉妹が久しぶりに集まり、兄弟会をした。
亡くなった親兄弟の他愛もない思い出話に始まり、近況報告と世間話に終始した。

甥姪や孫の話になるのはやむを得ないが、体調や健康の話題になるのはやはり年代ということか。長女は最近顔色が良くなってきたような気がする。自分のペースができているからだろうか。

流石に女性が多いせいか、笑い声が絶えない。教師をしていた妹は話題が豊富である。職業柄か、独り住まいが長いせいか、よく喋る。しかし、TVのワイドショー的内容でないだけ新鮮である。次姉の旦那もじっと耳を傾けて聞いており、ボツボツと会話に参加する。頃合が良い。

とにあれ、多少のことはあってもこうして顔合わせができるのは幸せである。いつまで続けられるだろうかと、ふとおもう。たまにはこんな会合もいいのかな。

のんびり・ゆったり八重山諸島(その8最終 黒島)

2014-11-03 01:59:35 | 行ってきました
 海上保安庁の沿岸警備艇
 黒島は自然のままのハート型の島だ

石垣島最終日。今日は最後の島黒島へ行く。これで八重山諸島の主要な島は全島制覇だ。
天気はますます良くなってきた。石垣港では海上保安庁の巡視艇がゆっくり体を休めている。黒島へは25分程度で到着。

 柵の中にお墓がある
 海岸線はほとんど手付かず

 遠浅の海
 黒島灯台

牛の牧畜が盛んなこの島では全島が牧場と言ってももいいくらいだ。一昨日に続いて、自転車で回ることにする。車がほとんど通らないので、安全である。レンタサイクルの店(食堂を兼ねている)の白い壁に島田紳助の落書きがあった。かってこの島にお店を出していたのかな。
浜辺に出、灯台に行き、少し長い登り坂を上がる。向かい風もあり流石にばて気味だ。日本の道100選に選ばれた道を上がり、展望台に登る。遠くの海がきれいだ。

 いたるところに牛が放たれている
 日本の道百選に選ばれた
 展望台

浜では救命胴着無料で貸します、とあり、遥か彼方まで腰の高さで歩いて行ける珊瑚礁になっている。透明度も十分だしここならシュノーケリングをすると楽しそうだ。
展望台から10分ほど走って100m以上海に突き出ている桟橋を歩き、先端まで行ったが、その海の綺麗さはこの世のものとは思えないほどの青い色だった。
 桟橋
 綺麗な海
 島の船着場
帰りの海

海の美しさを十分堪能し、ウミガメが産卵に来るという港近くの浜で珊瑚のかけらを拾い、具志堅像が待つ石垣港に戻った。ホテルで荷物を受け取り、バスで空港に行き、空港で、シャコ貝とオリオンビールで喉を潤し、楽しかった八重山の旅を打ち上げた。
 無事の帰還を祝ってくれる具志堅用高
市民館前にある標識

日本の中の外国(ラテン)、のんびり、ゆったりの国南西諸島は、できれば韓国、中国から守ってやりたい本当に南国の良さを残しているおおらかな島々だ。
 打ち上げの品々

のんびり・ゆったり八重山諸島(その7西表、由布島)

2014-11-02 00:20:36 | 行ってきました

仲間川観光の船着場
 岸にはマングローブが
 川は静かに、流れはほとんどない

3島巡りの後半。西表島、由布島。西表はご存知山猫で有名な島だ。石垣には家猫がなぜか野良猫化してたくさん戸外にいる。
ここでもたくさんいるそうだ。家猫は耳が尖っている。山猫は耳が丸い。そして夜行性だ。観光客は猫を見て大騒ぎするが、その大半は家猫である、とガイドは言う。

ここでは仲間川の観光船でマングローブを探検しにゆき、由布島に水牛車で向かう。
イリオモテヤマネコのために道路の下に通路を作ってあるそうだ。いかに大事に保護しているかを表している。大原港から5分くらいで仲間川の観光船乗車口に着く。この島は沖縄本島に次ぐ大きな島で周囲130km、ただし1周はできない。人口も2300人と多い。カンムリワシやキシノウエトカゲ、セマルハコガメなどの珍しい動物が生息する、自然の宝庫である。
 サキシマスオウの案内板
 森の中のスオウへの木道
 サキシマスオウの根っこ

この島もほかと同様、ヤギが多く放され、ヤギ汁の看板が立っていた。島の人の何よりのご馳走だという。底の平らな船で仲間川を逆上る。水深は60cm足らずだという。いろいろな鳥が飛び交い、マングローブが生い茂る。マングローブは主な種類は4種類あり、マングローブというのは「高山植物」というような総称なのだそうだ。30分ほど遡り、サキシマスオウの巨木を見て帰る。その間の学術的な説明が面白かった(がほとんど覚えていない)。
 森の中の鳥たち
 路傍の電線に止まるカンムリワシ

船を降りて、由布島に向かう。絵葉書に良くなっている、水牛車で海を渡るのだ。途中の道路脇にカンムリワシが止まっていた。運転手さんは運転しながらでもよく見つける。ゆふ島への浅瀬はほんの数センチほど。人も暑いて渡れる。ほとんどくるぶしくらいしか水が来ない。電柱が立っているほどだ。由布島は観光ランドになっており花や蝶蝶水牛や猪が飼われている。
 三線を引く御者 いよいよ牛舎に牽かれて水中へ
 水牛は浅い所を選んで歩く
 オオアサギマダラ
 黄金のサナギ


蝶々園で、人を恐れないオオゴマダラという白い蝶の蛹は文字通り黄金色に輝いていた。

夕暮れが迫る頃、石垣島に到着。本日は石垣初日に行った「うさぎや本店」の姉妹店「うさぎや新館」へ。連休後のウイークデイとあって流石に空いていたが、店の人は一生懸命盛り上げ、相席になった静岡の女性二人連れと話をし、また請福のボトルを空けて帰った。
 今宵も盛り上がった

のんびり・ゆったり八重垣諸島(その6 日本最南端へ)

2014-11-01 00:43:11 | 行ってきました
 離島を結ぶ高速艇時速5~60kmは出るそうだ
 波照間港
 港にかかる歓迎の看板

石垣もいよいよ終盤戦に入ってきた。昨夜も請福(泡盛)をボトルで頼んだが、不思議に2日酔にはならない。
離島ターミナルでいよいよ波照間行きが就航したと聞き、波照間、西表、油布の3島巡りに出かけることにした。
 学童慰霊の碑
 狼煙台(コート盛、火番所とも言う)

まずは波照間へ、日本最南端の有人島だ。人口520人、周囲14.8kmの小さな島だ。石垣から約60分、港に入ると「ようこそ波照間へ」という看板が目に入る。バスの運転手さんに聞くと、5日ぶりの船だそうで、船が入らねば、観光業は全くお手上げで、「今月は給料は半分くらいだろうな」とぼやくことしきり。まずは学童慰霊の碑へお参り。戦争中に学童を西表に疎開させたが、西表ではマラリアに罹った自動が多く50数名が亡くなったという。
 先日の台風で傾いた風力発電機 2枚羽根だ
 高那崎断層跡
 星空観測タワー

狼煙台を通り過ぎ、波照間空港をみながら、地震跡がのこる高那崎へ出る。断崖絶壁だ。断層がかなり大きく残る。阪神・淡路大地震よりも大きいのでこの揺れは凄かったのだろう。空はあくまでも澄み、星空観測タワーが聳える。天気の良い時この島で一泊し、南十字星や天の川を見たら最高だろうな。

 最南端の碑
 虎の口 崖の上から見える魚の群れ
 浜木綿?

いよいよ日本最南端の標識だ。その手前に青年会議所が47都道府県のJCに呼びかけ、全国の石を埋めた龍が横たわるモニュメントが手前にある。最南端は北海道の最北端の碑に比べると随分小ぶりだ。

 西の浜
 波照間ブルーの海

そこから岬に出る。水が透き通り岩に穴を開けている。虎の口というそうだが、ハワイ島の南端にそっくりだ。上から覗くと魚が蒸れており、大きな魚が追っかけている。水は青くあくまで透明である。言葉を失うほどに美しい。波照間ブルーと言って多くの人が訪れるのも無理からぬことだ。西浜に立ち寄り、海の色を満喫し昼飯へ。村の民宿食堂で昼食。出汁のよく効いた八重山そば、イカの刺身、麸チャンプルと質素だが美味しい。

 昼食
 この民宿は夜は居酒屋になるらしい
 島で唯一の泡盛メーカー この大きさだから、なかなか手に入らない。幻の「泡波」と言われる
 郵便局の横は標高39m 刈谷の家より高い

近くの郵便局から、姪,姉、孫などにハガキを出す。日本最南端のスタンプにどう反応するかなあ。
昼食後再び波止場から西表へと向かった。

 南国だけあって花は豊富だ
 波止場はどこの島でも似ているが色が違う