遅いことは猫でもやる

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更新は猫以下の頻度です。

戦友また一人・・・。

2014-09-13 17:54:12 | 雑感


入社した当時から何かと交流のあった、元部下のK君がめでたく定年を迎え、その歓送会(彼は嘱託として残る)と言うか激励会が東京の市ヶ谷で行われた。

彼は私の友人の甥っ子で、中京大学体育学部出身のスポーツマンである。世が世ならオリンピック選手にもなれるほどの素質のある選手だったが、学生時代、一寸麻雀に凝ってしまい、その素質を棒に振った。これは日本最多の金メダルを取ったあの中山彰規選手から直接聞いたのだから間違いあるまい。因みに中山選手は麻雀では彼にカモにされていたらしい。

しかし彼は主として営業畑を歩んだが、細かい配慮を見せ、担当する印刷物からはほとんどミスを出さないという点でお客様からの信頼は厚かった。定年間近ではあるが今でもNo1営業マンとして君臨している。細かい配慮は工程管理だけでなく、人間関係にも随所に現れ
担当のお客様からも良好な評価を受けている。

この激励会にはかって我が社に努めていた人、取引関係にあった人も駆けつけ、賑やかな会となった。幹事役はかっての部下、現在の部下が努め、彼の人望のあつさを物語っている。
私は東京営業所開設以来のパイオニアである彼とは、上司・部下という関係を越えたある種の戦友に近い感慨を持っている。一時気の迷いで我が社を離れたこともあったが数年で復帰を果たした。その折私が心配したのは、これらの転職は家族の了解を得ているのか、ということが気になり家人に直接聞いてみたがそこはコミュニケーションが良く取られており、本人の気まぐれではなかった。若い時によくある「となりの芝生がよく見える」というやつで、彼の実行力が成せる技であった。

現役の頃東京出張の際は努めて彼の担当先にフォローに伺ったのだが、ほとんど問題はなく、いつも楽しい思いをした。

そんな彼もいよいよ定年である。時の流れは早い。共に戦った仲間がまた一人戦列を離れる。寂しい限りである。

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