田舎の道をキャリーケースを引いて歩く
東京でJRに乗り込んだときのこと。眼の前の年配のおじさんがいきなり席を立ち「どうぞ」と譲ってくれた。隣の家人がつかれた顔をしていたせいかと推測しながらも、どうも腑に落ちない。我々と殆んど同じくらいの人だ。隣りに座っていた若い人まで立って「こちらへ」といわれる。断るのもなんだから好意を受けることにしたが、なんとなく面映い。
次の日も区営のバスで席を譲られた。最近は譲った方はその場で立つより、席を移動してゆかれるので、ぼやぼやするとお礼を言いそびれる。
その次の日、バスターミナルの待合室でも若い女性に席を譲られた。3日連続である。そんなに疲れた様子なのか、座りたそうにしているのか、それとも年老いてヨボヨボに見えるのか、ちょっと自信がなくなってきた。若い人のマナーが良くなってきたのかもしれないが、JRで譲ってくれたおじさんは殆んど同じ年配だ。
自分ではまだ若いと思っていても、他人から見れば年齢相応に年老いているのか。年寄りがキャリーケースなど引いているのが不釣り合いなのか、そこのところがよくわからない。
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