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芭蕉記念館正面入口
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芭蕉堂
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邸内の細い階段
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本館庭園
両国から程ないところに芭蕉にちなむ記念館があると、地元のT君から聞いて、これは行かずばなるまいと、散歩がてらでかけた。吉良邸跡の史跡から隅田川沿いに出て5,6分歩いたところである。小さな潜戸で門横には展望庭園の案内があり、まずはそちらへ行ってから、記念館に入った。
立派な建物である。侘び寂びを連想する俳句の世界にしては近代的な建物で、中では5,6人のグループが何やら会議中であった。庭に回ると流石に手入れが行き届いており、こじんまりした庭に多種類の植物が植えてある。樹樹の名前はもちろんのこと、ちなんだ芭蕉の句が添えられ、さすがだと思わせる。小さく盛り上がった築山の上には茅葺きのお堂が置かれ、小さな像が安置されている。
俳句と同じで、小さくても濃密な存在感を醸し出している。大げさでなく好感が持てる佇まいだ。下へ降りて入館しようとして、今後の企画展を見たら「歳時記と季語に見る俳句」とあったので、一度じっくりと出直してこようと、帰途についた。
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隅田川沿いの入り口
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芭蕉庵史跡展望庭園への案内掲示