


グッゲンハイムの美術館から宿泊地のサンティジャーナ・デル・マルへ向かう途中立ち寄ったのがビスカヤ橋。
エッフェル塔の設計者が建てたというこの橋は橋脚が高くそびえ、運河を通る船に差し障りがないようにしている。組み上げられた鉄骨はエッフェル塔を彷彿とさせる建築美を漂わせていた。通常の車や通行人はワイヤーで吊り下げられたゴンドラで渡される。一寸変わった橋である。
何故か橋梁の根元には黄色で大きなひよこの風船が飾ってあった。こういう独創的な作品を尊重する空気がスペインにはあるのだろうか。エレベーターで橋の頂上に登り、運河を眺めながら徒歩で渡った。保護の金網が巡らせてあり危険は全く感ぜられないが足元を見ると相当な高度なのでやはり竦んでしまう。帰りは下へ降りゴンドラで戻った。
観光地というほどのことはないと思うが、印象には残る建物だった。




