遅いことは猫でもやる

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クラフト市

2011-10-10 17:30:36 | 雑感


山はもう秋真っ盛り。残念ながら紅葉は、今年夏から一方的に寒くなったのであ
んまり期待できない。昼間暖かくて夜間冷え込むというような気候が続くと、木
々が真っ赤や、真っ黄色に色づく。

赤は色素の変化、黄色は潜在色素が浮かび上がってくる、というような説明を以
前受けたような気がする。
そんな快晴の休日に近くの公園でクラフト市があった。暇にあかせて覗いてみる。
大勢の人が来ている。木工製品、陶器、アクセサリー、革製品、金属加工品、麻
・綿製品、編み物、帽子等様々なジャンルの手工芸品が、テントの店で出店。

コーヒー屋、パン屋、団子屋、たこ焼き屋、クレープ屋なども並び、なかなかの
賑わいである。



昨日は東京の息子の家が近くの公園で、フリーマーケットに出店するといったの
で見に行った。なんと、出店者7,8店にあとはプロの花屋、八百屋、焼きそば、
おにぎりの店、ペット食品の店がが回りに出店しているだけの淋しい市場。出店
者のほうがお客より多いという有様。出店料を取るなら、もうちょっと集客をせ
ねばなあ、と不満を述べつつ早めに撤収し、昼飯を食べに行った。子供たちの
「いかがですかー」という掛け声がやけに可愛く響いていた。

それに比べれば、天と地、月とスッポンの違いだ。しかも田舎の事ゆえ、出店者
とお客が和やかに会話している。大体が芸術家(工芸家?)が多いのでしっかり
売ろう、と言うより作品を手にとって眺めてあれこれ言ってくれるのを喜ぶとい
う風潮がある。買ってくれれば尚良いが、それよりきちんと評価をしてくれ、と
いう姿勢だ。つくるときの難しさや、用途の多様性などをきめ細かに説明してく
れる。商人ではなく、職人が作品を並べているのだ。

食欲の秋、私は酒器を探したのだがどうも気に入ったのがない。従前蓼科湖の前
の蕎麦屋で出てきた酒器、蕎麦タレ入れみたいな、焼き物が、形も色も肌触りも
良かったのでそれを越える作品はないかと、あれこれ見て回ったが、適当なもの
がなかった。家内はそんなに気に入ったのなら、その蕎麦屋さんに言って分けて
もらったらいいのに、と宣う。むべなるかな。

秋空はあくまで澄み渡り、気持の良い空気に満たされている。