浅田次郎のエンターテイメント小説。
読んでいてひとりニヤニヤ、わっはっはと笑ってしまい、周りの人に気味悪がら
れる。
服役して仮釈放されたヤクザ、一人反乱を起こした自衛隊軍曹、汚職事件で詰め
腹を切らされた高級官僚上がりの政治家秘書の3人が、叩き上げの名物刑事の手
引きで一緒になって動き出す。という設定だが、まあ面白いこと。
この3人の肝っ玉、肉体、頭脳、の特技?を持った男達がそれぞれの分野でやり
たいことをやる、という設定。
ひたすらエンターテイメントに徹する。入院患者には健康食品/サプリメントよ
りも効果的ではないか。ほとんど何も残らないけど、それが良いと思う。
読んで賢くなることはない本だと断言できる。