遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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立山稜線漫歩 (3日目 その1)

2006-08-17 22:14:16 | 登山・ハイキング
第三日(8月7日 月曜日)

朝7時起床。

前日10時前に寝たせいか、
寺田リーダーは早起きをして朝散歩をしたらしい。

朝飯はデッキで気分爽快に摂る。

昨日車の中で、家内が
「足をマッサージしておかないと大変なことになる」
と警告を発したので、ずっと揉んできた。
そのせいか、或いは歳のせいで一日遅れるのか、
どちらにしてもいつもより筋肉の痛みが軽かった。

そこで草刈を一時間ほどやって、一汗流した。
寺田さんがこまめに手伝ってくれた。


12時過ぎ出発。

茅野市内で蕎麦を食し、一路春日井へ。
順調に春日井まで飛ばし、16時前には到着し今回の楽しい旅を終えました。

寺田リーダーにはいろいろお世話になりました。

今回も最高の山行きでした!

立山稜線漫歩 (2日目 その2)

2006-08-17 22:07:41 | 登山・ハイキング

(↑ 雄山からみた景色:ミクリヶ池、ミドリヶ池)

8:00
頂上発。いよいよ、稜線漫歩。

8:20
大汝着。
立山連峰最高峰(3015m)からの眺望もなかなか良い。

8:30
大汝発。

ここには立派な休憩所(売店)があった。
稜線にさまざまな花が咲いているが、残念ながら名前がわからず。
「後藤夫妻がいれば」と悔やまれる。


9:00
富士の折立通過。ここからの降りはきびしい。
小学生の団体とすれ違う。


9:20
小走分岐点で休憩。
ミヤマリンドウ or 立山リンドウかと思う紫の花が咲き乱れていたのだが、
向こうから来た団体のリーダーが「これはオヤマリンドウです」と説明をしていた。


9:35
内蔵助(真砂岳)への分岐。


9:50
別山前鞍部休憩。
コーヒータイム。リーダーがドリップ式で入れてくれる。
涼風を浴びながら飲む至福のひと時!


10:12発


10:45
別山頂上着。
剣の全容が現れる。

堂々としており単独の山としては、最も風格がある山だと私は思う。
白馬―五竜―鹿島槍の後立山、雄山―大汝-富士の折立の立山連峰、室堂平の全景と
頂上からの景色をほしいままに楽しむ。

ただひとつ残念だったのは、雄山の手前でカメラの電池が切れ、
この景色が撮れなかったことだ。

室堂平にヘリコプターが何度となく往復して荷下ろしをしている。
吊り下げている荷物は室堂のゴミか?


11:05発


11:30
剣御前小屋着。
ついた途端に
「ビールが冷えていまーす。雪渓の雪で冷やした冷たいお飲み物はいかがですか」
と掛け声があった。

ついつられて「ここで昼ご飯にしよう」と生ビールを買いに走る。
700円也。
残りのカリカリ梅をつまみに、喉にしみわたる一杯。
名残を惜しみながら、一の越山荘製の弁当を食す。
ご飯がうまい。ふりかけがついていて、おいしくいただけた。


12:15発
絶景の稜線からの眺望に別れる。


13:25
雪渓尻着。
単調な降りが続き、これを登るのは大変だ、とすれ違う人に同情しながら雷鳥沢へ。

川を渡り、最後雪渓に跳び下りる時、雪渓で歩行路の整備をしていた人が、
「あぶない!そこじゃない」と叫んだ。そこはスノーブリッジが薄くなっており、
そのために歩行路を変更していたのだった。私の身が軽かった?のが幸いした。


ここからは、観光客と同じで、

13:45 地獄谷
14:05 中心部
14:22 ミクリガ池。
14:30 ターミナル着

玉殿の湧水でのどを潤し、14:45発のトロリーバスで下山。
黒部ダムでケーブルカーと扇沢行きのトロリーバスの間隔が7分しかないので、
速歩きでダム堰堤を歩き、乗り場のトンネルの中では
「発車まであと2分」といわれ、ついに走った、走った。

最後の階段でさすがに息が切れたが、寺田リーダーが追い越して行き、
改札口で「後二人来ます」と発車を遅らせてくれた。お陰で無事乗車。

15:50 扇沢着
 ↓
途中、コンビニで買ったアイスクリームを食べながら
 ↓
17:45 諏訪IC着
 ↓
スーパーで夕食の買い物をして
 ↓
18:20 岡本山小屋着。

サウナ、お風呂に入って、ビールで乾杯。
家内が手早く用意してくれた手巻き寿司を皆良く食べ、
かつ気持ちよく飲みました。

最高の充実感!

立山稜線漫歩 (2日目 その1)

2006-08-17 22:01:44 | 登山・ハイキング
第二日(8月6日 日曜日)

5:30
起床 ちょっと寝不足

6:00
朝食 納豆(チューブ入り)、陶板で焼く目玉焼きなど、工夫されていた。

6:30出発
快晴。雲がほとんど無い。

9年前撤退した地点は小屋から5分も上ったところだった。
(その後の上り下りを考えると、雪、氷の中、
 アイゼンなしでの登山は無謀であったと思う。
 リーダーの判断の正確さにいまさらながら感謝)

一歩一歩上るにつれ、眺望がさらに広がる。
五色が原、薬師岳、雲の平、槍・穂高、針の木から
鹿島槍、五竜、唐松、杓子、白馬と後立山が連なる。

鹿島槍は双耳峰が重なり、ピラミッド型の頂に見える。
剣はまだ見えない。


7:30
雄山到着。
こんなに楽に3003mに登れていいのかな、と思うほど。



祠のある頂上へは、500円払って柵の中へ。
受付でお札と鈴をくれた。
柵のところにもアルバイト君が
「そのまままっすぐお進みください」
と必要ない声を掛けてくれる。

絶頂へ。

まさに、360度の景色。
40年前に上ったときこんな景色を見たのか!と思うほどの絶景。
はるか遠くは、雲海か霞か、背景としてgood。
富士山、日本海は見えず。しかし気分爽快。

そこで「そこの4人の方お座りください」と
衣冠束帯の禰宜さんが声を掛けてくれ、ご祈祷をしてくれた。

国の鎮めをつかさどる神様に、
この山行の安全、これからの人生の安寧をお願いしてくれました。

終わってから、ほんの一口でしたが、お神酒も振舞われました。
澄んだ空気の中で、叉邪心の無いときに神様にお祈りするのはなかなかです。
「これで500円は安い」などと、俗っぽい感想を抱くのが、我ながら恥ずかしい。

立山稜線漫歩 (1日目 その3)

2006-08-17 18:37:24 | 登山・ハイキング
16:00
一の越山荘着。
受付で「予約はしてないんですか?予約を断っているくらいなので、
山小屋だからと言って当然のような顔をされては困る」
と受付の人にいやみを言われたが、リーダーの実直な人柄で押し通し
無事部屋へ。



6畳に布団が7組。一畳に一人宛(押入れに一人寝て)
山小屋としてはまあまあ。

早速、小屋の前のベンチで宴会。
ガスが切れ、雄山頂上の社までみえる。
浄土山、黒部五郎、水晶、野口五郎岳、槍が岳が遠望でき、
2700mの高さを実感する。

空中の宴会は、周りの景色をぼんやり見ているだけでも楽しい。
しかしここで、駒ケ岳PAで買ったキウリの漬物の丸かじりが登場して一気に盛り上がる。

缶ビールが泡を吹いてもなんのその、このうまさは仰天もの。
ビールは一気に飲み干し、持参の赤ワインでしみじみ、景色を堪能。
チーズ鱈やあられ、スナック菓子も良かったが、カリカリ梅が好評。

一緒に参加してきた、単独行の話し好きのよそのおじさんにも勧めた。
このおじさんは、「南アルプスにもよく行った、息子ともよく登った、
近頃は一緒にいく人がいない、山登りは変人がやることと言われている」
など良くお話をされた。

寺田リーダーはちびちびとしか飲まないのに、
早くも真っ赤な顔になり良い気持ち。
家内と私は、「もう一本くらいあってもいいな」と言う気分。
夕食の時間なので撤収。


夕食は

 クリームシチュー
 メンチカツ
 巾着
 里芋の煮物
 つけもの
 オレンジ

皆おいしくいただいた。



食後は夕日を見に再び小屋の外に。
室堂の彼方にゆっくり沈む夕日をみる。
雷鳥沢の色とりどりのテントが夕暮れの中に沈み、
背後の地獄谷の噴煙も何時しか鎮まる。

ミクリガ池、ミドリガ池は鏡のように光り、
豊富な残雪がまだら模様で山肌を飾る。

静かな空気の中で、赤い夕日が少しづつ、少しづつ沈み、陽の光が消えてゆく。
この静かなひと時は何物にも代えがたいとおもう。



少し冷えた体で部屋に戻り、
のんべえの家内の誘いでウイスキーを購入し、
ちびりと飲る。

この部屋はどうも我々だけの部屋になりそう。ラッキー。
これで受付の人のいやみも帳消し。


20:00就寝
12:30ころ目が覚める。動悸が激しい。軽い頭痛もする。
さては二日酔いかと勘ぐったが、軽い高山病のようで、
ゆっくり呼吸をしていたらそのうち止まる。

2:00ごろから、廊下が騒がしくなった。
ご来光を見に行くパーテイか、
どたどた足音を響かせ、3:00くらいまで騒音が続いた。

立山稜線漫歩 (1日目 その2)

2006-08-17 18:36:15 | 登山・ハイキング
12:35 扇沢着
大勢の人でにぎわう。
室堂往復8800円/一人

 扇沢(トローリーバス)
  ↓
 黒部ダム(ケーブルカー)
  ↓
 黒部平(ロープウエイ)
  ↓
 大観峰(トロリーバス)
  ↓
 室堂

山々の緑が目にしみる。
さほど涼しくない。

トロリーバスの通るトンネルは「黒部の太陽」プロジェクトⅩで有名だが、思ったより狭い。
真ん中ですりかわるところが設けてある。



15分ほどでダムサイトへ。
降りて展望台へ階段を上る。
220段あるがこれで疲れてしまう。
こんなことでで明日の登山は大丈夫か?と思いながら展望台へ。

そこで見る、眼前に広がる碧のダム湖は広大、かつダムの堰堤は高い(184m)。
放水のところでは虹が掛る。

堰堤を渡ってケーブル駅へ。
ここの駅長は能弁。
「晴れていても、雨でも料金は同じ。ケーブルカーの外は何も見えない。
乗車時間は5分くらいだから、座っても立っても、前に行っても、後ろに行っても
同じだからあわてて乗らなくても良い」最後は写真集のPR。
下りのときも若い駅員が売っていたが、5倍は売れたと思う。



黒部平からの景色はすごい。眼下に黒部湖、
その後ろに針の木岳―スバリ岳―蓮華岳―赤沢岳―鳴沢岳と
急激に天に立ち向かってたちあがり、屏風のように連なる。
ロープウエイが上がる大観峰へはロープ800mで間に支柱が無く雄大である。
大観峰の駅横の展望台では、雪が残っていた。


15:00
室堂着。風が涼しい。
9年前の初冠雪のとき霰に見舞われたときとは大違い。
駅前は日曜日の遊園地くらいの賑わいである。残雪が多い。
立山連峰はガスの中。下ってくる人が多い。
途中一回休み、雪渓をトラバースしたりしながらすすむ。



16:00
一の越山荘着。
受付で「予約はしてないんですか?予約を断っているくらいなので、
山小屋だからと言って当然のような顔をされては困る」
と受付の人にいやみを言われたが、リーダーの実直な人柄で押し通し
無事部屋へ。

立山稜線漫歩 (1日目 その1)

2006-08-17 18:33:48 | 登山・ハイキング



今回はメンバーは勿論ですが、好天とコースに恵まれ、快適な山旅でした。

第一日(8月6日土曜日)

8:00
名古屋駅で寺田リーダーと待ち合わせ。
寺田車で出発。
大台ケ原―大杉谷と同じメンバー(寺田、家内、私)。
晴れて暑い日で、水蒸気の多く遠くの景色がかすむ天気。
中央道を順調に走るが、さすがに行楽の車が多い。

9:45
駒ケ岳SA着。
果物・野菜売り場で、箸に刺したキウリの漬物3本購入。

10:00発
運転は家内に交代。
岡谷を通過し、先月19日豪雨跡を探すが、道路からは意外に見えない。

11:20
大町「こばやし」(蕎麦屋)着。
登山客や外国人客で繁盛している。
最後の空き座席に座れてラッキー。
登山客が「ザックは店外に置いてください」と言われていた。

3人で、ざるを5人前注文。丁度良い量。
そばも蕎麦湯もおいしい。ビールも酒も飲まず。

11:45発
途中コンビニ(扇沢に近づくと意外にお店が少ない)で
リーダーがコーヒーを仕入れ、アイスキャンデー、日焼け止めもついでに買う。