2016年制作の4回目のリメークの「ベン・ハー」、面白かったけれども少し平板で戦車シーンの前後を如何に作るかだけを考えた様な映画。
正直な所一回目は15分位観てやめて、二日後位にようやく全部見終えた様な感じで、この感じが本邦公開を辞めた理由かもしれない。例えば20年前には傑作「グラディエータ」みたいなもあるから、この映画は少々物足りない。
ただ前作を知らない人たちがこの映画を見ればそれなりに面白い”古典ロマン物語”と感じることだろう。
なお知ってる役者はモーガン・フリーマンのみ。
(主演の若者:ジャック・ヒューストンはジョン・ヒューストンの孫だった!)
そして有名な1960年公開の「ベン・ハー」は三回目のリメークで我々が「ベン・ハー」と言えばこれ、ウイリアム・ワイラーが見事な映画に仕上げている。
一回目は1907年:これは全く知らない。
二回目は1925年:これはさる図書館のビデオライブラリで見たことがある。(サイレント映画)
いずれにしてもリメーク映画を撮ろうとしたら当然の事ながら前作(当然ヒット作で有り名作)と比較されるのでそれなりの覚悟が必要、この映画の制作陣にそれがあったかどうか。
(邦画の名作リメークはことごとく失敗している)
映画『ベン・ハー』予告編
芝居中継をTVを観てそこそこ面白い経験をすることがありますが、「ベン・ハー」もTV画面でそこそこ楽しめます。でもこの映画はスクリーンが最も映えるのではと。
では。