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竺仙 産地研修② 小室染色工場


▲色挿し(奥州小紋)
続いて、墨田区立花にある1897年創業の小室染色工場を見学。
現在日本でたった一軒の手挿し小紋浴衣を作る工場で、竺仙の綿紅梅と奥州小紋を専門に染めています。
素材が綿というだけで、丁寧な手作業による染色工程はすべて正絹のきものと同じ。以前は江戸紅型染を主力品としていたため、三代目の小室社長の作品は浴衣の芸術品といえます。

▲型紙

▲糊置き(綿紅梅)

▲地染め(綿紅梅)
板に張った生地に型紙を載せ、糊を置き天日干しをする。次に乾いた生地に地色の藍を染めていく。
この作業はすべて天候に左右されるため、その年によって仕上がり時期にズレが生じ、納期には本当に苦労されるそうです。
幸い今年の春は天候が安定しているので、順調な仕上がりだそうです。
しかし、小室社長は「私たち染め職人は、天気を気にしなくても良い仕事がうらやましいですね」。とおっしゃっていました。
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