goo

朝粥 瓢亭(京都市左京区)

▲ 400年前に南禅寺参詣者の茶店として開設された瓢亭

京都屈指の老舗料亭の瓢亭で名物の朝粥をいただきました。

朝粥は7月1日から8月31日までの夏季限定です。

本館では8時、9時、10時のいずれかで予約を入れることができます。

価格は6,000円(税サ込) ※別館では4,500円(税サ込)

▲ 朝粥の看板

茶店の名残が今でも残る店先。床机、茶壷、草鞋などが玄関に飾られています。

手入れの行き届いた路地を通って本館に案内されました。

▲ 本館の広間

案内された部屋の客は私たちだけでした。

てっきり相席でいただくものと思い込んでいたので、他のお客さんに気兼ね

することなく、ゆったりとした時間を楽しむことができます。

部屋に通されるとまず梅茶が出され、しばらくするとお料理が運ばれてきます。

▲ 名物の瓢亭卵

瓢亭卵は絶妙な半熟加減で黄身には味が付けられています。

枝豆、鱧、笹で包まれたのは鯛の手毬寿司。

▲ ささげの和え物

▲ 酢の物 白身魚・モズク・茗荷

▲ 炊き合わせ 茄子・湯葉・麩

▲ 椀物 朝なので豆腐と海苔だけのあっさりした澄まし汁

▲ 若鮎の姿焼き

絶妙な焼き具合で頭から尾まで丸ごと食べられます。

▲ 粥(餡付き) 香の物

味の加えられていないお粥に餡をかけていただきます。お茶碗に2杯半ぐらい

あるので、男性でも満足できる量です。

食事にかかった時間は45分程度。

冷酒やビールとともにいただくと、この上ない贅沢な朝ご飯になるでしょう。

朝ご飯を食べるようなイメージを抱いていた瓢亭の朝粥ですが、その内容は

懐石料理に匹敵するものでした。

お造りと天麩羅、水菓子以外は全て揃った本格的なお料理です。

庭や部屋のしつらえと器などの店全体のおもてなしを楽しむことを加味すれば

瓢亭の朝粥の6,000円は決して高くはないと思います。

ぜひ一度は召し上がっていただきたい夏季限定の美味です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 骨付鳥 一鶴(... 浅草文庫の取... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。