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竺仙のゆかた 紅梅小紋

▲ 菊文様の紅梅小紋(竺仙)¥66,000(税別)

江戸小紋とゆかたの老舗竺仙の紅梅小紋が入荷しました。

2月の新作発表会で注文した商品がようやく仕上がってきたものです。

この紅梅小紋は綿紅梅という木綿の生地を使用しています。

綿紅梅は薄手の地に太めの糸を織り込み、布面に格子状の凹凸を表したもので

サラッとした肌触りが特長です。

▲ 格子状の綿紅梅生地

▲ 博多織の紗献上半巾帯(¥25,800)とのコーディネイト

▲ 八重山みんさーの半巾帯(¥31,800)とのコーディネイト

竺仙の手差しの小紋染めのゆかた(奥州小紋と紅梅小紋)を製造しているのは

現在では一軒のみとなりました。

その工房は東京都墨田区の小室染色工場。三代目の小室一郎さんが弟さんと

二人で小紋染めのゆかたを製作しています。

2009年にはこの工場を見学させていただき、製作工程について詳しい説明を

していただきました。製作している商品は、ゆかたに分類されていますが

正絹の小紋と同じ工程を経て作られることを考えれば、一反6万円以上する

価格は決して高いとは言えないと思います。

それだけの価値が十分にある製品です。

小室さんからお聞きした「染色作業は天候に左右されるため思い通りに注文品を

仕上げることが難しい」という苦労話が印象に残っています。

 

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