今月から11月にかけて七五三参りが多くあります。
3歳女児が初めて髪を結う「髪置き」、五歳男児が初めて袴をつける「袴着」、七歳女児が初めて帯を結ぶ「帯解」とそれぞれに意味があります。
今年は3歳児の方のお参りを控えているお客様から多く注文をいただきました。
お宮参りに着た掛衣装は、袖を縫い、長襦袢に衿を付けて肩と腰の縫い上げをします。
3歳児の場合は、帯ではなく被布を上からはおります。絞りや友禅などの加工が施された凝った被布になると3万円前後します。これに草履と巾着やバッグを合わせると5万円から7万円。
決して安い金額ではないですが、一生に一度の行事なので、おじいちゃんとおばあちゃんが奮発してお祝いしてくださる場合がほとんどです。