HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

NICO Touches the Walls at なんばHatch

2009年06月15日 | NICO TouchestheWalls
6月14日(日)大阪なんばHatch

NICO Touches the Walls LIVE2009
All, Always, Walls vol.3~Turkeyism~

前回のBig Catでのワンマン以来ほぼ半年ぶりのNICOのライブ。

今回はでかいハコでどんな感じなんだろうって
期待とそれ以上の何かを抱いて参戦した。


セットリストはまだ東京が終わってないから
ここには書けないけど

アンコールを入れて19曲もやってくれた。

新旧織り交ぜて。


客層は男女比がほどよい感じで
こういうファンの集め方ができるバンドって
いいなぁ~って思った。


ファンの年齢層は若い気もするけど
音楽は渋いんだよね。不思議と。

この渋さのどこに惚れたかを
なんだかたずねたくなった。


私はそのバンドの音楽性と演奏力と
彼らの実年齢とのミスマッチが
好きだったりする。


とにかくギターとドラムには惚れるね。
そのうまさに。


古村君はほんとうにギターと一体化しているような
古村君イコールギターのような佇まいで
あれだけ素敵なオーラを出すギタリストは
そう簡単に見つけられないだろう。

今回はペイズリーのギターは無かったけど
(たぶん)いつものギターは相変わらず
その傷あとが戦士の勲章のように目立ってた。

彼が着ていたTシャツ

グレイ色に「Sheerheart Attack」と
書かれていたのに気がついて
何か思った人はいたのかな?


私は「クイーンだ」って思った。

彼がクイーンを聴いてるとかどうかは知らないけど
この「Sheerheart Attack」のアルバムは
私が特に好きなアルバムだ。

オペラ座ほどドラマチックなコンセプトアルバムではなく
ある意味、ごった煮のようにいろんなタイプの曲が
入っている。

でもどれも完成度が高いし、絶対にロックをやる人なら
聴くべきアルバムだと思っている。

ときどき思う。

NICOのおもしろいところは
摩訶不思議バンドだというところ。

おそらく今日本でヘヴィメタとかヴィジュアル系じゃないと
あまりギターソロを入れるバンドはいないと思う。
しかもコテコテしたギターソロではなくて
ある意味70年代80年代の爽やかでハードなメロディアスな
ギターソロの遺伝子を受け継ぐのが古村君のソロだ。
それこそクイーンのブライアン・メイだったり、ジェフ・ベックだったり。

ドラミングもかなりパワーがあって
まるでキース・ムーンとジョン・ボーナムを併せ持ってるような
かっこよさだなぁ~って感じる。


ベースについても、どこかジョン・ディーコン風で
なんか「きつくない」というか
がっついてないベースというか

ほんわかしつつも
パワフルドラムを包み込んでいく温かみ

そのバランスがすごく好きだ。

そしてボーカルの光村さんの声が
あの細い体でって思うほど

伸びて行く。


向こうへ

向こうへ


って感じでそれこそ

ライブ中にやったエアボーリングの
ウエーブのように

ぶわ~っと声は波のように
大きくパノラマのように広がって行くんだ。



私は武家諸法度という曲が大好きなんだけど
これはとても日本的な要素を持っていながらも

どこかイギリスが奥の奥にあって
キングクリムゾンの世界が見えたりするんだ。

「病気」なんかもどこかクリムゾン。
あるいはフロイド。


でも、彼らはそんな要素の曲をやりつつ
「Broken Youth」みたいな突き抜ける
爽快ロックもやる。


そういう幅広さがまた魅力なんだと思う。

幅広いのにどれもNICO色になっているもの。


今回前の方にいく元気はなかったけど
中ぐらいの場所で結構良く見えた。

たとえるなら学校で体育館で
舞台にあがっている校長の話を聴いてる生徒の
前から5番目ぐらいの立ち位置で見てる感覚?


表情とかよく見えたし、指の動きもよく見えた。
結構前の方まで体乗り出してギター弾いてくれたり
歌いにきてくれたりしてくれたし。


今回はステージにもいろいろ仕掛けがあって
なんか登場の仕方にふとNINを思い出したり
ステージの仕掛けにはヘヴィメタバンドの
ステージを思い出した。


ライティングにも結構力入れてたのがわかった。
きれいだったもの。

最後は細かい虹色の光がいっぱい差し込んできて
きれいだった。


新曲も聴けてよかったし、

なんか全部知っている曲っていうのもうれしいな。


出会いは「夜の果て」
まだ発売前で

でも、この曲で私は救われた。
これで苦しい時期を乗り越えられた。

人生の中でもこんなに苦しいことないなって
思うことを超えたそのすぐ後ぐらいに
シャングリラでのワンマンがあって


そこで初めて聞いた「夜の果て」で泣けた。


今回3回目の「夜の果て」だけど
職場変わるたびにこれを聴くのも
不思議だなぁ~って。

それぞれの悩みがこの曲を聴くと
溶けていくんだ。

ただ、光村さんのイメージは初期に比べると
変わったかもしれない。


この最初のイメージはもっとしゃべらない
クールでいつも何かを思い詰めているような人。


そんな人がエアボーリングをして
笑顔満開なのを見て


なんか幸せな気持ちになった。


見るたびに明るさを増していっている人。

音楽が売れ始めるとまた逆に暗くなっていく人もいるから
そうならないように、いつまでもこの笑顔を
会場で満開にさせてほしいと願う。



万歩計の話してたけど
あの万歩計を会場のファンにライブ中だけ託したら
すごく歩数あがったんじゃないかと思う。

みんなのジャンプ。
あのジャンプや横揺れはきくと思うよ(笑)


ちなみにビッグフットにちなんで

オペラ座の怪人みたいに
あるいは「8時だよ全員集合」みたいに

でかい足が落ちてくるのか!って
期待したけど

それはさすがになかったね(笑)


そうなるとやりすぎかもね。



ロックバンドはそこまでしてはいけないな。



関係ないけどトマトの話で
以前古村君がトマトに砂糖をかける話してたけど

夏になるとトマトをスライスして砂糖をまぶして
冷蔵庫で冷やすとおいしいデザートになるから
いつも食べてる。トマトの水分が出てくるし
体にもいいし。


まあ、それ以外は私は何もつけずに食べること
多いけど、かけるとしてもドレッシングかな?


トマトだけは必ず冷蔵庫に入っている一つです。

あとキーウイ。

あと私はアボカドが大好き。

なんだかライブの感想と関係なくなってきたけれど

とにかくかなり満腹感を味わえるライブだったし
心底楽しめた。

朝から仕事をしてきての参戦で
疲れてるからって思ってたけど

それに年も年だからって思ったけど


なんだか体が軽くなって
十分ジャンプもできたし
腕をふりあげても
大丈夫だった。


また次はいつになるか。

大阪にはイベントで来るみたいだけど

サマソニの2日デイズの後なので
ライブ続きは無理かも。

また次のワンマンに期待したい。



来月はこの同じ場所でThe HIATUSのライブ。
きっと壮絶なんだろうなぁ~。
前に行きたいけど
これこそちょっと体力に自信がないから
どのへんで見ようかなぁ~。

その日も仕事終わってからだしね。


って最後に


ライブはやっぱり最高だね!















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