HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

SUMMER SONIC 2014 at 大阪 舞洲

2014年11月15日 | 細美武士/the HIATUS
2014.8.16(土)雨ときどき曇り

Summersonic2014は初の土砂降りに見舞われた。
毎年カンカン照りの下で日焼け対策をしながら
焼けるような熱さの中でかき氷を食べることがこの上も無く
極上な時と感じていただけに今年の雨には参ったって感じだった。

グッズ販売の時、私が買う時は雨は収まっていたので
サマソニTシャツとクイーンのTシャツとハイエイタスのTシャツと
マフラータオルと買ったけれど、これらすべてその日に着替えに
使うとはその時は思っていなかった。

フード付きのレインコートは持っていってたけれどもそれでも頭から水滴が
したたり落ちて、顔とかも濡れちゃうそんな雨だった。

グッズを買った後にまた雨が激しくなり、いったん車へ。
それから少しましになったのでオアシスで昼食を食べにいった。
ステーキ丼を食べた。おいしかった。
それから雨がいったんやんだのでLITTLE MIXを見にOCEAN STAGEへ。

まだファンキー加藤が歌ってたけれど、彼の歌っている時は雨が降ってなかった。
凄いな。ただ、彼の雰囲気はサマソニにあまりあってない気がした。

その後、LITTLE MIXを見るために前方へ。
待っている間、また雨が降ってきて頭から垂れて来る水が口に入って来そうだった。

でも不思議。ライブが始まると雨が収まって来た。
彼女たちの圧倒的パーフォーマンス。アメリカではなくイギリス!っていう感じが
溢れていて、スパイスガールズを彷彿した。男性ダンサーも出て来たりして
すごく大人のガールズだった。聴きたかった「Wings」も聴けて本当によかった。

ここでいったん車へ。
レインコートを脱ぐともうT-シャツがびしょびしょ。
汗なのか雨なのかよくわからないけれど、1回着替える。

次はMountain Stageへ移動。
そしてまずはELLIE GOULDING。

ELLIE GOULDINGは初めて聴いたけど、彼女の歌を聞いていて
「音楽って本当になんて楽しいのだろう」ってなぜかこみあげてきた。
まったく知らない音楽と出会って、でもそれが心を揺らす。国をも超えて。
彼女は素晴しかった。イギリスでは有名なので名前は知ってたけれど、
本物を前にして「音楽があるゆえん」を教えてもらった気がした。

音楽ってこれだよなって。

彼女はハードな衣装に身を固めていて、次の日の東京のサマソニを
テレビで見た時と対照的な出で立ちだった。大阪は黒で東京は白って感じかな。

ELLIEのファンらしき外国の人たちが結構前にいて、その時携帯で写真を撮ったりしてたら
係員から注意されて、英語で「なんで?信じられない。」って連発してました。
外国ではみんな携帯撮りまくりだものね。
でも、その人たちはちゃんと撮るのをやめていた。そういうのは素敵。

ELLIEのライブ中も雨は小降りになり、途中止んだりしてしっかりと見れた。

そして、次がthe HIATUS
エルレからthe HIATUSまで今年で15周年だというサマソニの中で
13回参加している私はどれだけここで細美くんを見た事か。
そして、毎回空の下でキラキラ輝く細美くんの笑顔に心を熱くさせてもらったことか。

ELLIEが終わったあとに最前に行くことができた。
細美くんの笑顔がまた見えた。
不思議とthe HIATUSの時も雨はほとんど降ってなかった。
セットしている時のチューニングにやっぱり細美くんは出て来て
Let it beを歌ってくれた。

ハイエイタスの時は雨は止んでいた。むしろ僅かであっても空に青空が見えた。

the HIATUSの歌を聞きながら、ステージから吹く風を手で受けながら、
まるで歌が手に触れてるような感覚になって、思わず掴もうとした。
音楽が空気となってすべてを包んで、その音楽の素晴らしさを思って泣けて来た。

世界中の人たちがその音楽というものと出会い、同じ音楽をいっしょに
共有したら、きっと心を通わせることができるだろうなって
ハイエイタスの歌を聴きながらそういう日が来ないものかと願った。

やはり彼らのライブは毎回感動を必ず残してくれる。
そして、私の心にまたそのシーンを刻んでくれた。

<セットリスト>違うかもしれない。
自分のメモ見て今頃感想を書いているから(今はもう11月)

Storm Racers
Monkeys
Thirst
Something Ever After
Deerhounds
Horse Riding
Silver Birch
Unhurt
Lone Train Running
Insomnia
紺碧の夜に

the HIATUSのあと、また着替えにもどった。
そして、ふたたびOCEAN STAGEに行った時には
すでにAVRIL LAVIGNEのステージは始まっていた。

丁度私がついた頃から初期の頃の歌を続けざまにやってくれた。
とても思い出深いHappy EndingやラストにはSk8er Boyを歌ってくれて
ああ、もう10年ぐらい経つのかと懐かしく、そして泣けて来た。
彼女の歌を初めて聞いた時を思い出した。

そして、いよいよ29年ぶりのQUEENだ。

QUEEN+Adam Lambert という組み合わせ。

どんな感じなのかとワクワクして待つ。

1985年のクイーンの来日がフレディ存命中最後で
そのラストのラストが大阪だったんだ。
大阪城ホールで。
まだまだガキンチョであった私が観れたフレディ最後の大阪。
その時はまだ存在すら知らなかった愛する人とこの日いっしょに
そのライブを楽しむことができているのはなんて幸せな事だろう。
もちろん、フレディがいないのはとても悲しい。
でもクイーンはこの日確かに蘇ったんだ。

こんな日が来るなんて想像してなかった。しかもサマソニ大阪で。

1985年に大阪で終わったように思えて、でもどこかまだ何か途中で
途切れたような感じだったまま時は流れて来たけれども、こうして
大阪でまた繋げてくれた。大阪でまた始まったんだ。

当時はまだ想像もしてなかった私の未来。
そして今自分の最愛の人といっしょにクイーンを見れた喜び。
あの日からこの日はすでに決まっていたのだろうか?

昔の私が今の私と握手したそんな瞬間を感じた。

NOW I'M HEREで始まったステージ。アダムは彼の持ち味を活かしながら、
決してもとのクイーンのファンをがっかりさせることもなく、
とても丁寧に素直に個性的に美しく歌い上げて行った。

間でフレディの映像が流れる。
アダムからフレデイそしてまたアダムへとボーカルが引き継がれて繋がる演出もあった。

ブライアンが一人で登場し、アコギで「手をとりあって」を歌ったあとに
みんなでいっしょにと「LOVE OF MY LIFE」を演奏すると会場が歌い出した。
私も歌った。不思議と若い頃に覚えた歌詞は完璧に残っているんだね。
最近はぜんぜんだめなのに。大合唱だった。フレディが生前ファンといっしょに歌った歌だ。
これを全員で歌ってラストの方にフレディの映像と声が流れて、ほんと涙が出た。ブライアンも泣いていた。


フレディはやっと日本に帰って来れたっていう気がした。
フレディは絶対にあのステージにいた。

アダムは最高だった。素晴しいアーティストだった。
フレディのような華やかさと色気も漂わせながら
高音ボーカルも素晴しく、それなのに「自分が」という主張はほどよく包んで
クイーンに溶け込んで、ブライアンとロジャーをリスペクトして
立てていく、本当に心憎い愛すべきボーカリストだった。

私が大好きだったドラムのロジャーも歌が歌えるんだけれど、フレディ死後に
ブライアンと作った歌をソロで歌ってくれた。
その時に大きなQをかたどったスクリーンに昔のクイーンや
フレディのいろいろな映像や写真が流れて、やはり涙が出た。

この大阪でのライブは申し訳ないけれど東京より思いがあると思う。
繋がった日だったから。私が1985年に見たのは2回目で1回目は前年の1984年だったんだけど、
その時は西宮球場(今もあるの?)だった。野外だったんだ。
だからこうして野外でクイーンを見れたのも二重に感動だった。

時を経ても彼らの曲ってなんでいつも新鮮なんだろうって思った。
今ある音楽のいろんな要素をすでに取り込んでいて、
エレクトロもヒップホップもダンサブルな曲もすべて網羅している。

レイザー光線とかが会場を幻想的にしていたけれど、
フレディがいたらもっとすごい演出してただろうなって思ったり。

時を超えて、音楽を聞き続けてきたら見えて来る景色もあるんだなって思った。

きっとクイーンのためにフェスなんかも参加したことのない往年のファンたちも
たくさんいたのだろうなって思う。しかも雨も降ったりの日で。
ただ、クイーンの時は少し降った時もあったけれどほぼ9割やんでいた。すごいな。

あんなに温かく、日本とクイーンの心の絆が感じられたライブは一生忘れられない。
終わって、二人で写真を撮ろうとしてもうまくいかないな~って思ったら、
よかったら撮りますよって声かけて撮ってくれた女性がいた。とびきり素敵な写真を撮ってくれた。

この日のサマソニは10代の時大好きだった音楽と今大好きな音楽である
クイーンとハイエイタスを繋げて

「あなたの音楽はこうして繋がってるんだよ。」って教えてくれた気がする。

細美君もきっと見てたはず。彼が最初に買ったレコードがクイーンだったって言ってたもの。
東京ではかぶってて見れないから。

ほんとうに15周年のサマソニは本当に素晴しい音楽に溢れていた。

<セットリスト>いただきもの。

1. now i'm here
2. stone cold crazy
3. another one bites the dust
4. fat bottomed girls
5. in the lap of the god... revisited
6. seven seas of rhye
7. killer queen
8. i want it all
9. teo torriatte
10. love of my life
11. these are the days of our lives
12. under pressure
13. i was born to love you
14. radio ga ga
15. crazy little thing called love
16. bohemian rhapsody
17. we will rock you
18. we are the champions

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