HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ホログラム

2009年08月15日 | NICO TouchestheWalls
最近のNICOはなんだかカラフルになったなぁ~。
「ホログラム」っていうタイトルは
アニメ「鋼の錬金術師」のイメージで
作ったのか、それとも曲が先にできたのか
わかんないけれど、アニメを超えて
まるで今のNICOを表すようなタイトルだなって
感じた。

テレビをつけると頻繁に流れる「ホログラム」のCM。
明るい色合いのPV。
ほんと4人ともキラキラしている感じがする。

「ホログラム」のジャケットだけど
はじめクリアフィルムジャケットって
どういうことかなって思ったら、
開けてみてへぇ~そうだったんだ~っていう
ちょっとサプライズみたいな感じだった。

まぁ、驚かない人もいるだろうけど
私はこういうちょっとしたおもしろい工夫って
いうのか、センスが好きだ。

この「ホログラム」っていうタイトルや
PVの雰囲気から歌詞もさぞカラフルだろうって
思うと、そこのあちらこちらに
散りばめられている言葉が「真っ白」


わぁ~やられた~って思った。

この歌に色をつけるのは
聴き手の私たちなんだよ、きっと。
それぞれの色を

そして、なんだか
私が出会った頃のNICOと今のNICOを
表すかのような歌詞もあった。

「白黒」っていうのがそのキーワードなのかな?


私が最初に出会ったNICOのイメージは白黒。
クールで内に向かうような無口な世界が
そこにあった。

「夜の果て」にはそれに加えて
青い熱い炎がゆれていた。

が、今はカラフルで少しポップで
外に感情をあっけらかんと放つ雄弁な彼らがいる。

ただ、彼らの音楽はi-PodやデッキでCDだけを
じっと聴いているのとPVやミュージックステーションで
見るのとはイメージが変わる。

もし、私にこのPVを神様が作らせてやろうっと
言ってくれたなら、絶対にカラフルにはしないだろう。
といっても、色をつけないわけじゃなくて
トーンは全体に暗くして、そこにカラフルな光を混ぜる
そんな感じにするだろう。曲だけ聴くと歌詞だけを聴くと
そんなにポップでもないんだよね。

耳で聴けば、聴くほどそのよさがわかるバンドだと思う。
思うより深いというのか。

見てわかるように
彼らは個性的であり男前なバンドである。

ゆえにミュージックステーションを見てファンになった
人の中にはその外見にひとめぼれの人もいるだろう。
それも、音楽への入り口かもしれない。

ただ、14日のMステに出てた他のゲストと
同じように思ってほしくないなぁ~って思った。
彼らのそばにいた人たちはアイドルっていう
名のお人形さんたちなんだから。

ゆえに今回はお人形さんの言葉を使わないで
いいように、音楽のみの登場でよかった。

もちろん、イギリスにもかつて
TOP OF THE POPSっていう番組があって
そこにはオアシス級のバンドから
アイドルまでいっしょに登場してた。

それもありなんだと思う。

ただ、あちらはもっとバンドと
アイドルの区別化をはかっていて
登場の仕方も工夫してた。

それが日本の歌番組ではいまいちで
おそらく、そういうのが上手なのは
NHKなんだと思う。
意外かもしれないけど。

それと、新人の個性の発掘という
意味ではHEY×3のマッちゃんが
一番だと思う。

そのバンドで一番地味な人を
瞬時で見つけて、その人を
前面にもってくる能力。
あれは最高だし、ある意味
心配りがある人なんだと思う。

ミッシェルガンエレファントが
最初に出たときだって
あのメンバーに突っ込み入れてたし。


もちろん、タモリさんも
タモリ倶楽部ではホルモンのナオちゃんとかと
出かけたりして、本来はそういう本物の
ミュージシャンが好きなんだろうなって
思う。アイドルじゃなくて。

きっと、音楽番組は今苦しいんだろう。
だからこそ、アイドルを大量に出す事で
視聴率を上げるしかないんだ。

NICOが階段から登場したときに
キャーっという歓声は、
後ろにいたジャニーズの人たちに
だっていうのを感じたのは私ぐらいかな?

いくらなんでも
NICOのファンにそういう人は
いないだろう。まさか彼らを
アイドルって思っている人は
いないだろう。
あのライブを知っているならばだけど。

もし、アイドル見るみたいに
NICOのライブに行ったら大変な目にあうよ。
それはそれはハードだから。

今日のラストにNICOが登場したときに
いっしょに見てた家族が
「NICOってトリなん?」って言った。

Mステで最後はどういう位置なんだろう?

でも、イベントライブでは最後のバンドが
トリだからね。

だから、私は彼らのファンとして

「トリだ」と答えておいた。

でも、光村さんはやっぱり緊張気味だったね。
最後終わったときの表情がまさにそれだったもの。

ライブのときとはぜんぜん違う彼の表情。

テレビってそういうもんなんだね。


きっとテレビで見る彼らと
ライブで見る彼らはぜんぜん違うよ。


あと、ソニーが今すごく彼らに力を入れてるのがわかる。
あんな風に宣伝してもらって、なんて幸せなバンドだろうって
思う。こういう恵まれたバンドもある一方で
この世には力はあるのに光をなかなか浴びないバンドもある。

そういうバンドを見つけてくれる
心底ロックが好きな音楽会社の人いませんか?

使い捨てじゃない音楽を
点ではなく、線で繋がって行く音楽を
売ってやろうっていう方いませんか?


最後に

NICOはどんなに売れてもレミオロメン側には行かないでほしい。
行くのならアジカン側に行ってほしい。
これがどういう意味なのか
なんとなくわかる人はわかってほしい。


私を助けてくれたバンドNICO Touches the Walls

どん底で魂もどこかへ飛んで行ってしまいそうな時に
「夜の果て」でここに留まらせてくれたバンド。

ズタズタに切られてもうボロボロだった私に
光を点して、立ち上がらせてくれたバンド。

絶対に嫌いになることなんてないし、
離れることはない。


でも、彼らは違う世界へ連れ去られそうで
ちょっとこわい。











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