Fumie&Sweet

毎日のように、自宅で焼いているパンやお菓子の紹介です。美味しいもの、大好きな、喰い意地の張ったブログです!

有元 利夫展 「天空の音楽」を 鑑賞してきました。

2010-08-05 23:00:59 | 日記
昨日 渋滞にあいながらも でかけていったのは
白金台の庭園美術館で 開催されている 有元利夫さんの
展覧会を 観にいきたかったからなのです~

有元さんは その才能を 惜しまれつつ 38歳で
この世を去り 今年 没後25年を 記念して
この 展覧会が 開かれている わけです~
 


この絵は 「厳格なカノン」という題がつけられています。
今回の チラシや入場券に使われている 作品です。
珍しく 登場人物の足が 描かれた絵です。

有元さんの 作品の人物は 長いスカートを穿き 
たいてい足が見えません。
「足」を描いてしまうと その人が 何をしたいのかが
わかって しまうので 描かないのだそうです。

この絵も はしごの先が カーテンに向かっているのか
空に 向かっているのか!?
彼女は どこへ登っていくのか・・・
見る人の 想像力に まかせて いる絵ですよね。
どう 理解するかは その人の 感性によって
まちまちに なります~




こちらの作品は 「花降る日」 彼の代表作です。
この 螺旋階段を見て 何を 思い浮かべますか!?
私は ブリューゲルの「バベルの塔」が 浮かびました・・
そうやって 考えてみると かなり奥が 深い絵ですね!

有元さんの 絵は 登場人物が 一人のものが 多いのです。
複数の人物を 描くと 関係性が生じます。
そうする事を 有元さんは 避けたのですね・・・

観る人の 心の余白に 語りかけてくる
そんな 絵なのです。



「ささやかな時間」という絵です。
有元さんは 絵を描く時 大好きなバロック音楽を
聴きながら 製作を 進めていたそうです。
時々は 自分で リコーダーを吹いたりもして。。。
小学校の音楽の時間を 思い出しますね・・・
リコーダーを 捜し出して 久しぶりに吹いてみようかな~

もっと もっと 素敵な作品を 紹介したかったのですが
興味を持たれた方は是非
9月5日まで 「東京庭園美術館」で開催されています。