藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

損か得かで、決めよう。

2005年12月02日 | テニス
テニス上達のコツは、損か得かで考えることです。
しかし、この損得の基準を間違えてしまうと、上達しません。

僕はよく「ライジングの打ち込みを覚えた方が、得ですよ」とか「この戦略に固執してるのは、損ですよ~」などと言います。
得なことをしている方が、上達します。
しかし、これは物理的な損得ではありません。
「あら~!損しちゃったよ!こっちのお店の方が安かったぁ」とは違います。

僕の基準は「おもしろければOK」「つまんなかったらアウト」です。
「人生、楽しくなければ意味がない」と思っているので、「楽しい=得」「つまらない=損」だと考えています。
「人生、楽しいだけじゃダメなのよ!辛い事も乗り越えていかないと」と言う人がいますが、よっぽど精神的にタフでないと、辛いとやる気がしません。

楽しいと、ラクとは違います。
テニスが楽しい理由は、ラクでないからです。
ラクでない辛いことも、楽しかったら進んでやります。
しかし「テニスは辛いよ」と思っている人は、「年末は仕事が忙しくて、疲れてるから、今日のテニスは休もうかな?」と思います。
しかし、「テニスが楽しい」と思っている人は「仕事が忙しくて、疲れが溜まってるから、テニスでリフレッシュするぞ!」と思います。
同じことでも、考え方次第で全く違ってくるのです。

僕はイチロー選手と、新庄選手が好きです。
新庄選手は、メジャーリーグに挑戦するとき「メジャーで通用するわけない」と言われていました。
そのまま阪神に残っていれば、5年契約で12億円の給料が出たのに、2千万円くらいの給料でメジャーに行きました。
このとき、僕は「新庄ってカッコイイな!」と思いました。
これを損だと思いますか?得だと思いますか?
普通に考えたら大損です。
しかし、テニス上達のコツは、この新庄選手の行動を「得」と考えることです。

目先の利益よりも、トータルの利益を考えましょう。
「これを挑戦したい」「こっちの方がおもしろそう」「これがドキドキする」といった方を選んだ方が、得です。

目の前の試合に勝つために、本当はやりたいプレーを我慢し、安全に挑戦しないでいるのは、損です。
結果としては、その試合に勝てる確率は高いかもしれません。
しかし、勝つために、苦しんでいるだけだったら、もったいないです。
目の前の試合が負けたとしても、どんどん挑戦していった方が得です。
3年後の自分を想像してみて下さい。
試合で、理想のプレーを目指して、どんどん挑戦を繰り返していた人の方が、強くなっているはずです。
目の前の、損得ではなく、長期的な視野で損得を考えてみましょう。
「今日も輝いているけど、明日はもっと輝いてる」というスタイルが、もっとも得ですよ。



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1 コメント

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つらい時もあるよ (気分はシャラポア)
2007-05-31 00:51:46
つらいというのは、やはりどこか歪みが出てきてるのかも。でもね、なかなか越えられない壁とかどうしてもできないこととか、バランス崩しちゃうのかな。そういうときは、考え方少し方向変えればいいのかな。がまんはしない方がいい。やり方間違ってるかもしれないしね。
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