藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

クリエイティブに、ツッコミを入れよう。

2005年07月30日 | テニス
【ボケとツッコミに学ぶ、テニス上達法 パート2】

ボケるのは、かなり発想力が必要です。
しかし、それ以上に難しいのは、ツッコミです。
ツッコミはクリエイティブな作業です。
空気を読む能力と、柔軟な思考が求められます。
ツッコミ力がある人が、ゲームを支配していきます。

トークの弾む人は、ツッコミ方の上手い人です。
僕の場合、あまりよく知らない人と話すときは、まず軽くボケてみて、どうツッコんでくるかをみます。
そのツッコミ方をみて、トークする内容を構築していきます。

テニスでも同じです。
軽くボケて、ツッコミやすいボールが行ったとき、相手はどういうツッコミをしてくるかをみます。
ツッコミのスタイルを分析するのです。
こういったケースだと、こういうツッコミがくるな!というパターンを把握します。

会話で一番盛り上がらないパターンは、こっちがボケているのに対し、一般論で切り返してくる場合です。
「フツーはこうでしょ!」
という切り返しは、つまらないです。
一般論ではこうだと、わかった上でボケているわけですから、これはマズいです。
やはり、オリジナリティー溢れる、その人の感性が現れるようなツッコミがほしいです。

テニスでのツッコミ方でも、一般論系の人は盛り上がりません。
クリエイティブな攻撃ができないからです。
一般論系の人は、セオリー通りの攻撃をしてきます。
「こういったケースでは、こう打てば一番リスクが低い」
というセオリーは、ボケている方も知っています。
「セオリーではこう来るな!」
と分かっているので、ツッコンで来るコースを予測できるのです。

トークがヒートアップする人は、シャープな切り口でツッコミを入れてきます。
すると、会話の内容も、幅も出てくるのです。

ツッコミが上手い人は、会話をしっかりと聞いている人です。
相手の意図していることを、理解しなくては、うまくツッコメません。
次にリズムです。
うまく、相手の呼吸に合わせることです。
絶妙なタイミングで、リアクションしてくれると、リズム感が良くなり、テンションが上がります。
会話の上手い人は、聞き上手です。
そして、ツッコミは相槌に近いです。
話をしている人は、相手のリアクションを見ながら内容を決めています。
実はツッコミが、会話を誘導しているのです。

テニスセンスのある人のツッコミは
・テンポ良く、予想以上のツッコミをしてくる人
・意図的に時間差ツッコミをして、話の展開を変えていける人。
・ボケに対し、さらにボケで切り返していける人。(ダブルボケ)
・ツッコミに対して、ツッコミで切り返せる人。(ダブルツッコミ)
・相手ではなく、自分で自分にツッコメる人。
などです。
理想は、ツッコミのバリエーションを豊富に持っていて、TPOに合わせて使い分けられることです。

テニスでこういう人は強いです。
柔軟な対応をしてくるので、なかなか読めません。
僕は、こういう人と対戦するのが好きです。
「どうやって、ツッコミ入れてくるんだろう?」
「うわ!?今度はこう来たか~!」
と思うと、テンションが上がります。
すると
「ようし!みてろよー!」
と、ワクワク、ドキドキしてうれしいです。

盛り上がる、ツッコミを入れましょう。


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