藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

這い上がるために、落ちよう。

2005年07月14日 | テニス
【バットマン・ビギンズに学ぶ、テニス上達法 パート2】

試合負けるという、挫折を体験すると、
「悔しい!」
と感じます。
ここから、2パターンに分かれます
・ 悔しさから逃げてしまう人。
・ 悔しさに立ち向かっていく人
あなたはどっちでしょう?

悔しさに立ち向かっていく勇気のある人は、上達していきます。
悔しさから逃げずに、乗り越えていくことで、成長するのです。
挫折は怖いことです。
しかし、怖さを知っている人が強くなっていきます。
怖さを理解した上で、乗り越えるのです。
初心者ほど、怖いもの知らずです。
それは理解していないからです。

F1レーサーはスピードが怖いと言います。
免許取立ての人ほど、スピードの怖さを知らないので、飛ばしすぎて事故ります。
スピードの怖さを十分に理解しているから、一流になるのです。
プロボクサーも、殴られるのは怖いと言っています。
僕の好きなプロテニスプレーヤーは、強くなるための秘訣は?という質問に対し
「臆病であること」
と言っていました。
しかし、彼のプレーは勇気に溢れていました。

彼らは、恐れを乗り越えていくことで、一流になったのです。

「なんで、そんな辛い思いをしてまで、やる必要があるの?楽しくやろうよ!」
という人がいます。
そういう人は、残念ながら、あまり上達しません。
僕のポリシーは「エンジョイテニス」です。
はっきり言って、辛い思いはしたくないです。
しかし、もっと楽しむためには、失敗や挫折をしていくことです。

悲しい経験をしてきた人ほど、やさしくなれます。
困難を乗り越えてきたことで、成長してきたからです。
その人は不幸でしょうか?
きっと
「こんな辛いこともあったけど、そういう経験ができたから、今の自分になれたんだよ。」
と思ってるんじゃないでしょうか?

くやしい・悲しい・怖いなどの、マイナスのイメージな感情と
うれしい・楽しい・幸せなどの、プラスのイメージの感情とは、対極にあると思われがちですが、実は違います。
ベクトルは同じです。
コインの裏表のように、非常に近い場所にあります。

甲子園を目指して、一生懸命に練習してきた野球部の人は、負けると、泣くほどくやしいです。
しかし、勝ったら飛び跳ねるほど、うれしいです。
それだけ思いが強いのです。

逆に、勝っても負けても、どっちでもいいやという人は不幸です。
ホントの楽しさを知らないからです。

たくさん負けた人ほど、上達します。
負けないで、上達した人はいません。
プロの選手は、たくさん負けてきた人達です。
プロは、テニスが好きだからなれるのです。
挫折が辛いだけなら、プロでやっていけません。
突き落とされた経験を、乗り越えたときの、成長する楽しさを知っているのです。

「なぜ落ちるのか?それは、這い上がるためだ!」

負けることで、強くなりましょう。


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