藤原コーチのテニスランド

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恥ずかしいで、トクしよう。

2012年05月15日 | テニス
恥ずかしいのは、いいことです。

「私はシャイなので、そういうのはちょっと・・・」と話している人がいました。
気持ちはよくわかります。
でも、もったいないです。

僕は、本当は超恥ずかしがり屋です。
昔は、こんな自分が嫌いでした。
「なんで、こんなに人見知りしちゃうんだろう?」「どうしてこんなに緊張して、うまくできないんだろう?」「恥ずかしいおもいをするのが怖くて、チャレンジできない自分がなさけない」などと思っていました。
だけど、今は違います。
むしろ「恥ずかしがり屋でよかった」と思ってます。

恥ずかしがり屋なのは、すごくトクです。
恥ずかしいと思うのは、たいてい「こういうことをしたら、人からどう思われるだろう?」とか「こうなったら、どういう気持ちになるだろう?」などと、想像してしまうからです。
何も考えていなければ、恥ずかしいなんて思いません。
つまり、想像力が豊かということです。
テニスが強くなるために重要なのは、想像力です。
だから、すごくトクしているわけです。

ポイントは、どう発想するかです。
下手に恥ずかしがると、損します。
でも、うまく恥ずかしがるとプラスになります。
何が恥ずかしいかを、よく考えてみることです。

たとえば「試合に出て、恥ずかしい思いをするのは嫌だから」というのは、未来のことを想像して言っています。
だけど、これってまだ起こってもいないことです。
今は恥ずかしくありません。
「この前試合に出てときは、ダブルフォルト多くて恥ずかしい思いをした」というのは、過去のことです。
あのときと今とでは違います。
そこから成長してきているんだから、今はもう恥ずかしがる必要はありません。

せっかくの想像力があるなら、うまく使うことです。
僕の場合は、恥ずかしさをどうプラスに持っていくかを考えます。
恥ずかしくても、「いい勉強になった!よかった、よかった」と持っていきます。
だから、恥ずかしい思いをするのが、そんなに怖くないわけです。

恥ずかしいと思うのは、すごい才能です。
強気で恥かいていきましょう。



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