藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

必殺技は、最後までとっておこう。

2006年09月28日 | テニス
強くなるには、「必殺技」に頼りすぎないことです。

「負けたのは、必殺技がないからだ」と思っている人がいます。
でも、それは違います。
もちろん、必殺技はあった方がいいです。
しかしこの人を見ていると、「自分の最大の武器はこれだ」という必殺ショットを出しすぎています。
自信があるからといって、依存しすぎないことです。
はじめからバンバン必殺技を出していたら、それがフツーになり、効果は薄くなります。

僕の場合、リーサルウェポンである必殺技は、極力最後の最後まで使わないようにしています。
むしろ、必殺技「無我の境地」は使うことのほうが稀です。
「なんであれだけ練習してるのに、試合で使わないの?」と聞かれることがあります。
それは、逆に使わないほうが、実力を出せるからです。
いっぱいいっぱいでは、実力を出せません。
精神的に余裕のある方ほういいです。
余裕がありリラックスしているほうが、実力を発揮できます。
「自分には、まだ奥の手が残ってるんだぜ」というのが、余裕につながります。

僕が一番大切にしているのは、楽しむことです。
楽しむには、余裕が必要です。
余裕をもって「もっと盛り上げて、おもしろくしよう」と考えます。

怪獣が暴れているところへ、ウルトラマンがやってきたとします。
そして、来たとたんにスペシウム光線をバッと撃って、帰っちゃったら盛り上がりません。
仮に、万が一スペシウム光線が怪獣に効かなかった場合、いくらウルトラマンだって「ヤベェ!もう最大の武器使っちゃったし・・・あとはチョップとか背負い投げとかしかないけど・・・大丈夫かな?」とオロオロするはずです。
カラータイマーが鳴ってどうしようもない場面になるまで必殺技を残しておくから、最後まで諦めないでいられるのです。
水戸黄門だって、悪者に対していきなり「この紋所が目に入らぬか」と印籠を出してしまったら、プロセスが面白くないです。
万が一、印籠を出しても「ははぁ~」と土下座せずに「へっ?なにそれ?知らねーし!」と強気でワーッとこられたら、さすがに「ハッハッハッ」と笑っている余裕はありません。

必殺技は乱用せず、最後の最後までとっておきましょう。



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