藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

キャッチコピーを持とう。

2005年08月24日 | テニス
『スラムダンク』に学ぶ、テニス上達法 パート21

海南大付属との対戦、後半残りわずかなところで、三井は疲労でバテてきます。
三井の後頭部を、桜木はチョップします。
三井「なにすんだ コラァ!!」
桜木「おお まだ元気じゃねーか・・・根性みせろよ ミッチー!!」
三井は桜木の顔面にチョップを入れます。
三井「オレを誰だと思ってんだ バカヤロウ!!ナメンな!」
桜木「ふぬ・・・」
三井「オレは“最後まであきらめない男”三井だ!!」
桜木「死にそーなカオしてたクセに!」


テニスが上達するコツは、自分のキャッチコピーを持つことです。
“リバウンド王”桜木、とか“最後まであきらめない男”三井、などのコピーを、自分自身につけてみましょう。
僕は、昔この三井のコピーが気に入っていて、試合中にヤバくなると思い出していました。
(うわっ!こりゃキビしーな!もうムリかなぁ?)とピンチな展開になると、(いや、こういう困難な試合ほど燃える男だ!!“最後まであきらめない男、藤原”だ!!)
と思っていました。
頭の中では、当時好きだったマイケル・チャンのイメージです。
どんなボールでも、諦めずに必死にくらいついて、最後には逆転するチャン選手のイメージと、キャッチコピーの言葉をリンクさせていました。

自分のキャッチコピーを持っていると、精神的に大きな支えとなります。
逆境でも、自分を見失わない軸になるのです。
コピーの言葉には、大きな力があります。
言葉はイメージの塊です。
自分の気持ちとは、かなり流動的なものです。
常に一定ということはありません。
うれしいときがあれば、悲しいときもある。
強気なときもあれば、弱気なときもあります。
しかし、試合中に弱気になって、諦めてしなったら、その時点で試合終了です。
それに対し、言葉のイメージとは一定です。
“最後まであきらめない男”という言葉から連想されるイメージは、どんなに絶望的な状況でも、必死でボールを追っている姿です。
言葉には、言霊が宿ると言われますが、大きなパワーを秘めています。
うまくこのパワーを利用しましょう。
ポジティブな自分のキャッチを持つことで、その言葉のパワーがリードしてくれます。
言葉の持つパワーに引っ張られて、気持ちも言葉のイメージに向かうので、精神のアップダウンも少なく、安定するのです。
自分だけの、オリジナルキャッチコピーを持ちましょう。


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