風月庵だより

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流星群見ましたか

2022-12-15 14:37:14 | Weblog

12月15日(木)晴れ【流星群見ましたか】

昨夜は空を見上げていました。久しぶりにオリオン座を見ました。このごろ夜空を見ていませんでした。オリオン座の近くで、赤く光っている星はなんでしょう。あとで調べようと思いつつ、まだ調べてはいません。星座の一覧表を誰かにあげてしまっていました。

ところで、流星群……

わずか2回見ました。それも目が悪くなってしまったせいか、周りが明るすぎるせいか、2回といってもそれぞれ一星づつしか見られませんでした。ご訪問の皆様はご覧になりましたか。

星空にロマンを感じるのは、多くの人間だと思います。しかしこの頃、思いますが、宇宙開発がいつか世界戦争に利用される時が来るのではないかという危惧があります。

この度のウクライナの戦争でも、国連は全く無力ではありませんか。常任理事国の中の国が戦争を仕掛けた場合、即常任理事国の資格を失うという条項を入れておくべきでした。「まさか」そんなことが起こらないだろう、という甘い考えが悲劇を生み出します。まさか宇宙戦争まで起こらないだろうと甘い考えはダメです。「まさか」のことが起こるのが、完璧ではない私たち人間の世ですから、気を付けたいですね。

ロマンチックな星空を眺めながら、地球の平和を祈らずにはおれません。寒いですから皆さん、風邪にはご注意ください。


齢をとるということ

2022-12-13 09:39:19 | Weblog

12月13日(火)雨【齢をとるということ】

信じられませんが、自分もかなり齢を重ねたと実感したのは、「喜寿」だわ、と誕生日に分かったことです。この言葉の響きが、私に齢を実感させてくれました。いつの間にか、齢を経ました。

時々、朝のひと時に喜多郎さんのテープを聴きます。若かったころ、「シルクロード」の番組を楽しみに見ていたことを思い出します。彼とは、一度だけ共通の友人と私の三人で、語りあかしたことがありました。

「シルクロード」の影響でもありませんが、その以後中国にも数回5,6回旅行をしたことがあります。その時々を思い出しましたが、まだあまり解放されていない頃の中国に、香港側から列車に乗って、万里の長城やら、揚子江の船旅やらヨーロッパの友人たちと旅行したことが思い出されましたし、本師とともに漓江を船で観光したことやら、慧可大和尚が住んだという泥でできたような小屋まで行ったことやら思い出されます。

新宿の歌舞伎町界隈を遊び歩いたことも思い出されます。元気でしたね。いろいろなことが詰まって、今がありますが、さあ、これから後どのくらい地上生活があるかわかりませんが、本師の口癖は「余命なんてないぞ。余った命、なんておかしい」ということでしたが、勿論私も余命とは思っていませんし、これからもやりたいことをやり、やるべきことをつとめて活きましょう。

今日は、あの世に帰った檀家さんのために、引導法語をこれから作らせてもらいます。ご葬儀における引導を渡すための法語は大事です。このようなことも、実感としてわかってきて、齢をとることはなかなかだと思っています。

ご訪問の皆様で、特に齢をちょっととっている方々は、ご自分の人生を振り返ってみて、いかがお思いですか。そしてこれからもあの世に飛躍するまで、お互いにじっくりと生きていきましょう。風邪にはご注意。

傘寿まで活きていたら、またお花をくださいませ。


天城流 セルフケア

2022-12-11 16:08:47 | Weblog

12月11日(日)曇り 寒い【天城流 セルフケア】

きょうも寒いです。いつも外を駆け回っていて、なかなか帰って来ないハッピーとタローが、散歩から早々と帰ってきたので、やはり寒いと分かります。昨日の腰痛は、セルフケアでだいぶ良くなっています。タイトルに書きましたように、天城流という手技を多少教えていただいています。なんといってもセルフケアが大事という教えですので、なかなか良いのではと思います。

杉本錬堂という先生が指導してくれています。基本的に骨に皮膚が引っ付いて硬直状態のようになると、どこかに痛みがでてくる、というので、痛みのあるその部位をマッサージしても効果はなく、とんでもない別の部位の骨と皮膚をはがすように手技を施す教えです。

詳しいことを書くことは控えます。間違っているといけません。私は適当にあちこちの骨の周りの皮膚を親指の爪ではがすようにしています。多くの治療法がありますので、どれがよいと言えるものでもありませんが、人体は小宇宙ですから、なかなか深いものがあると思います。それで直観でこの先生の教えていることは、なかなか良いのでは、と感じ、実践しています。

活きていく上で、直観力は大事です。

そんなことで、だいぶ今日は良くなりました。でも冷やすのは禁物ですから、暖かくいたしましょう。

皆様もどうか、寒さにはお気を付けくださいませ。

いながらにして紅葉を楽しんでいます。寒さのお蔭できれいに紅葉してくれました。


腰痛

2022-12-10 21:43:27 | Weblog

12月10日(土)晴れ【腰痛】

寒いです。本当に寒くなりました。「背中から風邪は引く」と、母がよく言っていましたが、背中に寒さをこの頃は感じますので、チョッキを着ることにしました。

しかし、今夜は腰痛を感じますので、どうしましょうか。セルフケアで、後で治療をしてみます。寒いのですね。私は寒がりです。雪国育ちのはずですが、寒さには弱いです。暑さはそれほどではない、と思っていますが、今は寒いのでそう思っているのかもしれません。暑さにも弱いでしょう、おそらく。

もっと栄養をとりなさい、と友人は言います。本当に親切でアドバイスしてくれるのですが、肉は食べませんし、栄養についてあまり気にしたことがありません。玄米と野菜と少しの魚で十分生かされています。宮沢賢治さんは、「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」と、うたわれていましたが、玄米を4合もとても食べられません。せいぜい一合です。一口少なくとも30回は嚙んでいます。

それで十分に生かされています。とりとめのないことを書いて、初めて経験する少し強い腰痛を慰めています。

ここまで書いて気が付きました。今週は3匹の内猫を毎日一匹づつ動物病院に連れて行ったのです。それで右肩に担いだので、右の腰が痛んでいるのではないかと思い至りました。たぶん、そうかもしれません。

猫ちゃんたちのこともあるでしょうが、やはり寒さがなければ、この腰痛もでないと思います。皆さんもどうぞ、寒さ対策をなさってくださいませ。こんな時は、思い切ってホカロンを使いましょう。風邪にはご注意ください。

龍が駆け抜けていくような寒そうな空です。


今しなければ、という霊感

2022-12-08 20:41:14 | Weblog

12月8日(木)晴れ【今しなければ、という霊感】

霊感、などというと、いかにも怪しい感じがしますね。しかし、今までいろいろなことに対して、「今しなければ」と思い、「後で」としなかったことで、よかった、ということが多いので、分かりやすく霊感としてみました。

先日、旧知の友を見送りましたが、そのうち電話しよう、と思いながらなかなかしなかったのですが、「今しなければ」と思い立ち、電話を入れましたら、友は昏睡状態になってしまっていました。その耳元に「またあの世で会おうね。あなたに会えてよかった。」と伝えることができました。翌朝、友は旅立ちました。

隣地に寺の排水管が通っていて、わずかの土地ですが、寺の土地にしておきませんと、後々問題になることは必至な土地があります。しかし、その部分を隣家の主人が通って畑に行きますので、なかなか譲ってもらえませんでした。しかし、「今しなければ」と強く思い、交渉しました。測量会社にも来てもらい、測量をしてもらい、ここまで寺に譲る、という許可の境界石をやっと入れてもらうことができました。

昼間はしっかりと私と交渉していた隣の主人は、その晩、倒れて、ついにお亡くなりになってしまいました。後は、ご遺族が約束を履行してくれることになっています。

「今しなければ」という思いを尊重し、先延ばししなくてよかったと痛感していることです。

霊感というのは大袈裟で、たまたま間に合ったことにすぎませんが、皆様もそのようなご経験があるのではないでしょうか。

なにかしなくてはいけない時、心の声に耳を傾けることは大事ですね。常に自分がしなくてはならないことにアンテナを立て、誠実に対応することが、人生の道しるべになりますね。

お互いに一寸先はわからない人の世と、人の命です。「今しなければ」と感じる感性に導かれて活きましょう。

今日、my birthday なので、おいしいお豆腐料理をご馳走になりました。はや喜寿です。「今しなければ」もっと修行を。

大宇宙から頂いたこの生命 善なることに 使いたい。

銀河系には、地球に似た星がいくつもあると、ホーキング博士もおっしゃっていました。そんな大宇宙の中の一つの生命。

楽しく活きましょう。「遊化」という言葉はなかなか含蓄のある仏語です。


大衆の威神力

2022-12-07 19:01:45 | Weblog

12月7日(水)晴れ【大衆の威人力】

今日は、7日です。明日は8日です。つまり明日は、お釈迦様がお悟りになられた日ということで、禅寺ではこの一週間臘八摂心(ろうはつせっしん)という修行があります。一日中坐禅をいたします。特に今夜は、翌8日の朝まで坐禅し続けるでしょう。

一人ではなかなか坐りきれませんが、他の修行僧と一緒ですと、それほど苦にもならずに坐りきることができます。私もできました。

多くの人の力を結集して、何事かを成す力を「大衆の威神力(だいしゅのいじんりき)」と禅寺では言います。「だいしゅう」と言わずに「だいしゅ」と読みます。

威神力は威徳神通力の略、偉大なるすぐれた働き、というような意味です。経典の中には、仏や神のはたらきに使われる言葉です。威神力の出典は多々見つけられましたが、大衆威神力は見つかりませんでしたので、後で「つらつら日暮し」さんのブログにはあると思いますから訪問してみます。

さて、何を言いたいかと言いますと、私個人のことですが、足腰も痛く、とても長い時間の坐禅に耐えられません、が、おそらく僧堂に修行にいけば、「大衆の威神力」の御蔭で坐れるかもしれない、と、甘い考えを起こしているのです。明日は、私の誕生日でもありますので、たとえ短い時間でも坐りたいと思います。一人であっても。

寒いです。僧堂で修行中の皆様、お励みくださいませ。


猫のアレルギー

2022-12-06 17:16:48 | Weblog

12月5日(火)曇り、寒い【猫のアレルギー】

ルナがアレルギーで皮膚がただれています。初めの頃、一人の先生はストレスでしょう、と言っていたのですが、だんだんひどくなってきて、かさぶたができるほどに肌がむけてきました。今度は、これはアレルギーです、と診断されて、ステロイド入りの注射を打ちました。

薬を出されたのですが、どうもうまく薬を飲ますことができません、簡単に吐かれてしまいます。仕方がないので、今日も病院を予約しました。

インターネットで猫のアレルギーを調べましたら、原因は1,餌、2,ノミやダニとありました。なんとか捕まえて、調べてもらおうと思いました。

ところが、ベッドの下に入られてしまって、捕まりません。やむを得ないので、ハッピーを捕まえて、ワクチン注射に連れて行きました。同じ先生でしたので、ルナが薬を飲まないことと、何のアレルギーか調べていただきたい、と言いましたら、注射をしすぎると、糖尿病になる心配がある、ということと、アレルギー検査をするには、多量の血液が必要であるということでした。

まめにブラッシングをする方がよいということでした。

それでも一度注射をしていただかねば、あまりにひどくなりましたので、明日こそ、捕まえてまた動物病院に行かねばなりません。猫の家族の世話もなかなか大変です。

今は臘八接心の時期ですが、私はサボります。

急に寒くなりました。皆さん、風邪にはご注意なさってくださいませ。


力強く活きたい人へー天風哲学の言葉

2022-12-04 21:18:26 | Weblog

12月4日(日)晴れ【力強く活きたい人へー天風哲学】

力強く活きたい人もいれば、ゆったりと活きたい人もいれば、静かに活きたい人もいれば、それぞれの活きたいパターンがあるでしょう。ここで紹介しますのは、力強く活きたい人への、天風先生の言葉です。

〈「人間の健康も、運命も、心一つの置きどころ」心が積極的方向に動くのと消極的方向にうごくのとでは、天地の相違がある。ヨガ哲学ではこれを、「心の思考が人生を創る」という言葉で表現している。〉

〈宇宙エネルギーには建設の法則を行う力と、破壊の法則を行う力がある。いわゆるプラスとマイナスである。(中略)あの人は丈夫だ、あの人は運がいいというのは、宇宙エネルギーの受け入れた結果にプラスの多いときである。マイナスの要素が多く働くと、破壊の作用が行われ、運が悪くなり、健康も悪くなる。〉

今夜はここまでといたします。今日も一日平穏無事な一日に感謝して。


尼僧堂でのご葬儀

2022-12-03 07:56:25 | Weblog

12月3日(土)曇り【尼僧堂でのご葬儀】

昨日は、久しぶりに名古屋の尼僧堂に行ってまいりました。4年ぶりでした。
友人のご葬儀でした。
長い間尼僧堂の先生としてつとめていましたので、尼僧堂でのご葬儀となったようです。堂長老師のお弟子さんでもありました。90歳近い堂長老師が葬儀を勤めることになりました。

私にとっては、尼僧堂で提唱をなさったときの本師のお世話をよくしていただき、信頼できる大事な法友の一人です。優しい心根の人でした。

台湾から日本に留学してきて、そのまま尼僧堂に安居し、尼僧堂の先生として30年近く奉職してくれた人です。今日は、どうしても電話しなくては、と安否の電話をいれたのが、27日でした。すでに昏睡状態ということでした。それほど悪いとは思っていなかったのです。

耳は聞こえているというので、「またあの世で会いましょうね。〇〇さんと会えてよかった。」と伝えました。「余語老師が迎えに来てくれるから、安心、大丈夫。」と伝えました。

翌日の朝、遷化なさいました。

今、これを書きながら、ふと思いましたが、私の最期に同じ言葉をかけてくれる法友はいるかな、と。
〇〇さんのように、私も優しい心をもっと養いたいと思いました。

友よ、冥福を祈ります。ますますのご修行を。


無限大の自己

2022-12-01 10:42:46 | Weblog

12月1日(木)曇り【無限大の自己】

12月です。師走です。はや。
なんとなく気がせく感じがする年の瀬ですね。しかし、いつもと同じく朝が開けます。猫たちは、早く外に出して、と言いますが、寒いから待ちなさい、と言っていると、外猫のミーちゃんが、おなかが空いた、と窓の外で鳴いています。

さて、天風先生の本よりの紹介の続きです。(『人生を拓く』講談社文庫)

「人間はそれ自身、この宇宙の創造を司る造物主と称する宇宙根本主体である宇宙霊と自由に結合し得る資格を持っている。と同時に、共同活動を行う一切の力が与えられている。これを理解して活きる者が、生き甲斐のある人生を造り得るのである。」(P87)

「自分というものはひとりでいるのではない。常に宇宙霊というものに包まれていて、しかも宇宙霊は全智全能の力を持っている。それと結びついている生命を自分が持っているのである。つまり自己というものを無限大に考えてよい。」(P87)

*私はいつも檀家さんたちに、現し様のない無限が、有限の一人一人に現れているのですから、責任を持って、苦労も楽しく生きましょう、と言っています。これは道元禅師様の教えを私はこのように理解しています。どこからそのように解釈するに至ったか……我ながら?

「人生をあまり難しく考えない方が良い。(中略)真理は足もとにある。高遠な学理の中にあるのではない。(中略)何はさておき、人生を支配する法則にのっとり、自分の心を断然消極的にしない覚悟を堅持しなければならない。そのために、緩もうとする心、乱れようとする心をしっかりおさえつけてくれる暗示の誦句を与える。」

*ゆっくり生きたいという方々には、上の言葉は少し勘弁してくれという点もあるでしょう。次に「誦句」の一部を紹介しておきますが、これは、インドの山奥であちこちの大理石に彫られてあったヨガ哲学を学んだ人々の言葉(サンスクリット)から、天風先生がその言葉をもとに作られたものだそうです。

「思考作用の誦句(その一部)そもそも宇宙霊なるものこそは、万物の一切をより良く作り更えることに常に公平なる態度を採る。そして、人間の正しい心、勇気ある心、明るい心、朗らかな心という積極的の心持ちで思考した事柄にのみ、その建設的なる全能の力を注ぎかける。しかりしこうして、かくのごとくにしてその力を受け入れしものこそは、またまさしく力そのものになり得るのである。」

*ご来訪の方に、少しでもお役にたてれば、と願い、紹介いたしました。解釈咀嚼は、皆様にお任せいたします。