風月庵だより

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妻を亡くした夫と、夫を亡くした妻

2022-12-20 16:31:54 | Weblog

12月20日(火)晴れ、寒い【妻を亡くした夫と、夫を亡くした妻】

今日も寒いです。新潟はかなり雪がひどいようです。新潟の友人に電話をしました。友人というよりは尼僧の大先輩ですが。毎朝早く起きて、雪かきをしているので、お寺の前の坂道は、雪が積もっていないそうです。そうして牛乳やさんが二日おきに5時には来るので、4時半にはストーブをつけて、お湯を沸かして、手を温めてもらうのだそうです。

塩化カルシュウムの粒を撒くと、凍るのを防ぐことができるのだそうです。「大変だね」と言いますと、「そんつらこと言ってられない」「雪国の宿命だ」「切ないのは自分のとこだけではないからね」と言います。私は「転ばないでね」と言いました。願いました。尼僧の先輩たちは、私も高齢になったようにかなり高齢になっています。用があり、今朝電話を入れました尼僧堂時代の先生は、91歳だそうです。

さて、今日のタイトルは、「妻を亡くした夫と、夫を亡くした妻」ですが、何を言いたいかというと、男性の方が、実にまめにお墓参りにいらっしゃるので感心しているのです。もちろん女性も来ますが、男性の方が、毎月必ず、何年もお参りを続けている人が何人もいます。もちろんご主人を亡くされた女性も来ますが。

これは、思うに、毎日の生活で、奥さんの有難みが、つくづくお分かりになったということがあるのではないでしょうか。女性にとって、生活においては、夫がいなくても、生活費があれば、それほど困らない、ということが言えるのではないかと思います。一面の見方かもしれませんが。

さて、ご訪問の皆様はいかがですか。ご夫婦健在の方は、生きている間、お互いに大事にしあいましょうか。いや、大事にしあわないほうが、失った時の悲しみが薄くてよいのかもしれませんね。