12月16日(金)晴れ、寒いです【お墓に供える煙草について】
煙草が生前好きだったという故人のために、お墓に煙草を供える人がいます。それはやめた方が良いと私は思っています。
今日は一日に40本も煙草を吸っていて、肺がんになった人のご葬儀がありました。麻雀も好きだったというその人のお棺の中に、麻雀のパイを入れようかという声がしました。「ダメだよ、また煙草を吸いたがるから」
とても家族思いの人で、毎年お孫さんを連れて、タケノコ掘りに来ていたり、もう少し人生を楽しめればよかったのに、本人もさぞや残念であろうと、思いました。
どうして体に悪いと知りながら、喫煙をやめられなかったのだろうか、それも40本も。
嗜好品も程よく楽しめばよいと思いますが、度を超すことが多いのが、嗜好品の癖といってもよいかもしれません。お酒も同じことですね。
私は、煙草も好きでしたし、お酒も好きでしたので、その気持ちはよく分かります。しかし、煙草はマインドコントロールをしまして、見事にやめることができました。いかに私の体に喫煙は悪いかということを、心から認識して、よく自分自身に言い聞かせて、この煙草一本吸ったらやめます、と言って、最後の一本を楽しんで以来、全く長い間煙草は吸っていません。煙草を吸う人の声はだみ声の人が多いです。尼僧がだみ声でお経をあげていてはね……
お酒も好きでしたが、今はほとんど飲むことはありません。ごくたまに日本酒ならお猪口に2杯くらい、ビールならごく少量、楽しむことはあります。でも昔取った杵柄ではありませんが、飲めば多少は飲めるかも。でも必要が今はありません。飲んでいては仕事にならないのです。
自分も煙草もお酒もたしなんだことはありますので、やめられない人の気持ちは、多少推察することはできますが、お墓にまで供えることは、全く不要でしょう。人間としてこの世にいたころ、もう十分すぎるくらい煙草は吸ったでしょうし、あの世に逝ってまで、お酒も不要でしょう。
この世で肉体という欲を起こす本体があり、十分にその欲を今生で学んだからには、来世で同じ失敗はしないと思います。そうしますと、この世での失敗は、来世で同じ失敗を犯さないための貴重な経験であった、ということもできるでしょう。おや、来世があるのでしょうか???それはわかりません。
お互いにあまり健康に良くないことは、なるべくやめられると良いですね。今日も寒いです。お酒好きの人は、熱燗で温まるか、などと思うのかもしれませんね。ほどのよいお楽しみを。