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風月庵だより

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あいりちゃんを悼む 子どもの挨拶

2005-12-02 16:55:26 | Weblog
12月2日(金)晴れ【あいりちゃんを悼む】
 広島の事件の犯人が逮捕された。一昨日は否認していたようだが、昨日犯行を認めたという。「悪魔が入った」とピサロ・ヤギ という犯人は表現しているという。
 本当にあまりに痛ましい事件である。
 一瞬の出来事であったのだろうか。これほどにとりかえしようのないことは世の中にあるまい。
 ペルーでも幼女に対して暴行を加えたとかで、服役の経歴があるという。このようなロリータ・コンプレックスの性癖をもつ人間の犯罪は、単に性教育をきちんとしようというような視点の取り組みぐらいでなんとかなる問題ではないであろう。
 本当にどうしたらよいのであろうか。
 日本中の人間が、自分があいりちゃんの親であったら、の思いで二度とこのような事件が起きないようにと考えねばならないと思う。
 あいりちゃんのご冥福を祈るばかりである。

【子どもの挨拶】
 自分が子どもであった頃「元気な声で挨拶できる子、よい子ども」のような教えがあって、町の人には誰にでも「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」と挨拶をしたものである。
 ところが、この頃は子どもが被害にあう痛ましい事件が多いせいか、子どもたちはやたらには、口を開かないようだ。
 知らない人には口をきいてはいけないと、教え込まれているのだろう。それはたしかに大事なことであるが、同じ町内に住んでいる顔見知りぐらいには挨拶をしてもよいのではないだろうか。 そしてこの子は何処の子か、あの子は何処の子か、町内の者が把握していて、子どもの安全を守ることも、一つの防犯体制といえよう。
 しかし防犯体制もさることながら、子どもの明るい笑顔に接したいというのが、少々老境に入った者の素朴な願いでもある。子どもたちが元気に明るく飛び回れる町であるよう願わずにはおれない。年寄りこそ子どもを守ろう。