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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その14

2024-06-23 12:41:18 | フリッチャイ
○モーツァルト フィガロの結婚
セッション録音と放送録音各1種の2種があります。
(1) フィッシャー= ディースカウ(Br)、シュターダー(S)、ゼーフリート(S)、カペッキ(Br)、テッパー(Ms)、ベニングセン(Ms)、キューン(T)
  レンツ(T)、サルディ(Bs)、ヴィーター(Bs)、シュバイガー(S)
  ベルリン放送交響楽団・室内合唱団 1960年9月12~22日(セッション録音、DG)(S)
 ア DG盤(ヘリオドール、日本盤)
 イ DG盤(輸入盤)

(2) シェフラー(Br)、グリュンマー(S)、ギューデン(S)、クンツ(Br)、シュレム(Ms)、ベニングセン(Ms)、キューン(T)、カセック(T))
  シルプ(Bs)、ヴィルヘルムス(Bs)、ヴァイゲルト(S)、デニケ(S)、イェンケル(S)
  ケルン放送交響楽団・合唱団 1951年5月16~20日(WDR放送録音)(M)
 ア WALHOLL盤
 イ Relief盤


演奏時間
 (1)ア 序曲 4’15 1幕 39’13 2幕 44’39 3幕 38’06 4幕 31’51
 (1)イ 序曲 4’20 1幕 40’29 2幕 46’04 3幕 40’09 4幕 33’19
 (2)ア 序曲 3’49 1幕 35’04 2幕 39’10 3幕 33’53 4幕 27’52
 (2)イ 序曲 4’07 1幕 37’18 2幕 41’29 3幕 35’50 4幕 29’42


演奏について
(1)は、温かみのある穏やかな演奏です。華やかではありませんが、弦と木管の掛け合いなど、一音一音に至るまで、フリッチャイの細やかな息遣いを感じます。カペッキはおどけた感じのフィガロを演じています。
(2)は、(1)より速めのテンポで演奏しています。クンツのフィガロ、ギューデンのスザンナ、シェフラーの伯爵、グリュンマーの伯爵夫人と歌手が粒ぞろいで、中でもシュレムの歌うケルビーノがかわいらしく、憧れに満ちた歌唱で魅力的です。

音質等について
(1)はテイクの異なる2種の盤があります。第2幕の中の効果音が異なるのと、第3幕でのスザンナと伯爵夫人のレチタティーヴォとデュエット「そよ風によせて」と第4幕でのスザンナのレチタティーヴォとアリア「とうとうその時が来たわ~早くおいで、美しい喜びよ」のテンポが異なっています。現在は、遅いほうのテイク(イ)が使用されています。
(2)は、アとイでは再生速度が大きく異なっています。またアは再生レベルが低く、遠くから聴こえている感じです。
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