群響５４７回定期

○ベートーヴェン　ピアノ協奏曲第５番「皇帝」
○ショパン　英雄ポロネーズ（アンコール）
○ベートーヴェン　交響曲第３番「英雄」
○ベートーヴェン　交響曲第３番「英雄」から第４楽章フィナーレ（アンコール）
　清水和音（Ｐｆ）、小林研一郎／群馬交響楽団

小林研一郎さんのミュージックアドバイザー就任披露演奏会。
とても素晴らしい演奏でした。
ピアノ協奏曲は、清水さんの力のこもった演奏が圧巻、それはアンコールの英雄ポロネーズでも凄かったです。
とはいえ、さらに凄かったのが、後半の「英雄」。
１楽章では、最初、アクセント強くきざんでいたので、古楽器風かなと思いきや、途中からうねりのあるスケールの大きい演奏へと変貌していきました。
コーダのところでのティンパニの強打は、凄かったです。
２楽章は最高でした。
遅いテンポで深遠広大、苦悩、悲しみ、さらには希望と様々な態様を表出、こんな凄い演奏、初めてです。
３楽章では、中間部のホルンが絶品でした。決して臆することなく大胆で強い吹き方は、やったネという感じでした。
終楽章も、熱のこもった充実した演奏で、まさに「炎のコバケン」でした。
（群馬音楽センター）
おまけ
音楽センターから市役所とライトアップされた桜を撮りました。