○ペラガッロ ピアノ協奏曲 ピエトロ・スカルピーニ(Pf)、フリッチャイ/バイエルン放送交響楽団 1952年11月21日(ライヴ)
フリッチャイの久しぶりの新譜です。
台湾のRHINE CLASSICSというレーベルから発売されたピアニストのピエトロ・スカルピーニの12枚組のCDの中に収録されています。
マリオ・ペラガッロ(1910~1996)はローマ生まれの作曲家で、ウィキペディアによれば、1945年ころからシェーンベルクの12音技法に強い刺激を受けた作品を作曲していたそうです。
このピアノ協奏曲は、1950年に作曲され、ヴェネツィアのフェネーチェ劇場で、ミケランジェリのピアノ、ジュリーニの指揮で初演されています。
曲は3楽章からなり、現代的な曲ではありますが、難解という感じではありません。
力強くもあり、また繊細な部分もあり中々聴きものです。
1楽章は、最初オーケストラだけでゆったりしたテンポの曲が演奏され、ピアノはどうしたのと思っていると、2分半過ぎから突然力強いピアノがテンポを速めて始まります。
2楽章は神秘的な緩徐楽章です。
終楽章では終わり頃、同じ動機を2分半も繰り返し、徐々に盛り上げて終わっていて、印象的でした。
録音はノイズもなく、申し分ありません。
なお、CDにはスタジオ録音と表記されていすが、せきばらいもあり、ライヴ録音と思われます。
この日は、他にストラヴィンスキーの弦楽のためのディベルティルント、リーバーマンの「レオノーレ40/45」オペラ組曲、バルトークの舞踊組曲が演奏され、バルトークを除く演奏がCD化なりYouTubeに投稿されるなりしています。
フリッチャイの久しぶりの新譜です。
台湾のRHINE CLASSICSというレーベルから発売されたピアニストのピエトロ・スカルピーニの12枚組のCDの中に収録されています。
マリオ・ペラガッロ(1910~1996)はローマ生まれの作曲家で、ウィキペディアによれば、1945年ころからシェーンベルクの12音技法に強い刺激を受けた作品を作曲していたそうです。
このピアノ協奏曲は、1950年に作曲され、ヴェネツィアのフェネーチェ劇場で、ミケランジェリのピアノ、ジュリーニの指揮で初演されています。
曲は3楽章からなり、現代的な曲ではありますが、難解という感じではありません。
力強くもあり、また繊細な部分もあり中々聴きものです。
1楽章は、最初オーケストラだけでゆったりしたテンポの曲が演奏され、ピアノはどうしたのと思っていると、2分半過ぎから突然力強いピアノがテンポを速めて始まります。
2楽章は神秘的な緩徐楽章です。
終楽章では終わり頃、同じ動機を2分半も繰り返し、徐々に盛り上げて終わっていて、印象的でした。
録音はノイズもなく、申し分ありません。
なお、CDにはスタジオ録音と表記されていすが、せきばらいもあり、ライヴ録音と思われます。
この日は、他にストラヴィンスキーの弦楽のためのディベルティルント、リーバーマンの「レオノーレ40/45」オペラ組曲、バルトークの舞踊組曲が演奏され、バルトークを除く演奏がCD化なりYouTubeに投稿されるなりしています。
ドヴォルザークの交響曲1番の考察、凄いですね。
音楽学者みたいです。
以前から鋭いところを突いてくるなぁ、とは思っていましたが、今後、信越線住民さんがいらっしゃる演奏会で弾くのは、一層緊張しそうです。
楽器もできない、歌も歌えない(まったくの音痴)という素人の文章ですが、プロの奏者に「音楽学者みたい」とコメントいただき、極上の喜びです。
ドヴォルジャークの交響曲第1番は、中学生の時に初めて聴いて以来、一番好きな曲の一つで、おかげさまで全てのCD等を手に入れることができましたので、色々比較することができました。また、ドヴォルジャークの初恋の頃の曲であり、楽譜が数奇な運命をたどっているなど、曲そのもの以外のドラマもあり、興味をそそるところでした。
同じ年に作曲された交響曲第2番も改訂版の問題など色々興味あるところがあり、同じような文章を作りたいと思っていますが、数枚手に入っていないCD等がありますので、まだ先になりそうです。
新型コロナウィルス感染拡大で、演奏会が中止になり、この先どうなるかわからないなど、とても言葉では言い表せないような不安とツライ時期を過ごされたと思います。
ようやく演奏会も再開されました(感染状況が依然収束にはいたっていないことは気になりますが)ので、毎回楽しみにしています。