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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2009-09-30 18:42:28 | フリッチャイ

○ヴェルディ レクイエム フリッチャイ/ベルリン市立オペラ管弦楽団他 1951年1月27日(ライヴ)


ヴェルディ没後50年を記念して行われた演奏会。


1953年のスタジオ録音が早いテンポでぐいぐい進んでいくのに対して、こちらは意外にもゆったりしたテンポで、演奏時間は1時間27分です。

歪みが気になりますが、聴き続けていくうちに気にならなくなりました。

怒りの日では、大太鼓がドン!ドン!と弾力のある音で、とても素晴らしいです。これは3種あるレクイエムの中でピカ一です。また、みいつの大王では、ティンパニがいきなりドーンと前面に出ていて効果的であり、この終りの部分でも盛り上がりが素晴らしいです。


フリッチャイによるヴェルディのレクイエム、3種それぞれに聴き物です。

Verdirequiem3

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今日聴いた曲

2009-09-29 19:59:20 | フリッチャイ

○ヴェルディ レクイエム フリッチャイ/RIAS交響楽団他 1953年9月22~26日


全体的に早いテンポで進んでいく演奏です。1960年のライヴが1時間30分かけて演奏しているのに対して、こちらは1時間15分です。特に、「怒りの日」から「くすしきラッパ」にいたるあたり、かなり速度を上げています。


日本で発売された当時のレコード芸術では、「独唱者では、シュターデルがよい。併し、何より合唱と管弦楽の水際だった演奏と、フリッチャイの率直な表現が、優秀な録音と共に吾々の魅力であろう・・・」と好意的に評しています。

さすがに録音が優秀というのは、今となってはそぐわないですが、フリッチャイのぐいぐい引っ張っていく意欲的な指揮が魅力の演奏です。

Verdirequiem2

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今日聴いた曲

2009-09-28 18:55:43 | フリッチャイ

○モーツァルト 「セレナータ・ノットゥルナ」 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1951年2月28日(ライヴ)

○モーツァルト セレナード第11番 フリッチャイ/RIAS交響楽団 1952年9月20日(放送)?


「セレナータ・ノットゥルナ」は、非常におっとりした演奏です。もう少し推進力や愉悦があった方がよいとおもうのですが・・・


セレナード第11番は、一般的には、クレンペラーの指揮とされています。しかしながら、クレンペラーはこの時期にはベルリンにいなかったということで、ありえない話です。一方、フリッチャイはこの日、同曲を放送用に録音しているので、私はフリッチャイが正しいのではと思っています。ただし、指揮者の誤りでなく、日付の誤りということもあるので、なんとも言えませんが。

演奏自体は、こちらも特筆すべきものはありません。

Mozartserenade

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上田、別所温泉

2009-09-27 20:39:48 | 写真

仙台の大学に通っている娘が、自動車運転免許試験を受けに帰省してきたため、どこか行きたいところはないかと尋ねたら、城が見たいとのこと。それではということで、松本城か上田城+まつたけを提示したところ、後者に決定、本日、妻と娘の3人で出かけてきました。


自宅から安中榛名駅まで、車で約20分、9時発の新幹線に乗りました。


まずは上田城に行きました。上田城は天守閣はないものの、櫓が3棟残されていて、往時を忍ばせます。


その後、上田電鉄に乗り、別所温泉に行き、店のマイクロで城山園へ。

まつたけ鍋、土瓶蒸し、天ぷら、まつたけご飯と、まつたけづくしを堪能しました。


食事のあとは、北向観音、安楽寺を散策、帰路につきました。

200909271 200909272

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今日聴いた曲

2009-09-26 16:41:52 | 他の音楽

○ドヴォルジャーク 交響曲第2番 ロヴィツキ/ロンドン交響楽団 1971年


1865年、ドヴォルジャーク24歳のときの作品で、第1交響曲に続いて作曲されました。第1交響曲がドイツの作曲コンクールに応募したまま返却されず、死後の1923年に発見されるまで長い間行方知れずになっていたのに対し、第2交響曲は、ドヴォルジャークの手許にあって、彼が愛した作品です。ケルテス/ロンドン響による最初の交響曲全集をプロデュースしたレイ・ミンシャルは、「第1交響曲の動乱のあとに第2交響曲の叙情的な愛がやってくる。」と評しています。

1887年には出版を意図(出版社に楽譜を送ったものの出版にはいたりませんでしたが)して修正を行い、翌1888年には初演されました。

この修正の際、主に第1楽章と第4楽章でカットがされたそうです。


今日、第2交響曲は、主に交響曲全集の一環として多くの演奏家が録音していますが、何箇所でカットのある演奏が主流になっています。

それは、第1楽章再現部で第2主題が再現する前の同じパッセージを違う楽器で繰り返す部分、第2楽章の終りの部分、終楽章の主部の第2主題の前の経過部をカットして演奏しているのがほとんどで、これをノーカットで演奏しているのは、私が知っている限りでケルテス、ロヴィツキ、ロジェストビンスキーのみです。

このカットが作曲者が修正を行った際のものか、そうでないのかは、私にはわかりません。ただ、私が最初に聴いた演奏が、このロヴィツキ盤であったため、カットされている版は馴染めないのが実情です。


さて、なぜドヴォルジャークが若いこの時期に大きな交響曲を2曲、さらには歌曲集「いとすぎ」、チェロ協奏曲(未完)といった作品を続けて作曲する動機となったのは、一人のピアノ生徒、ヨゼファ・チェルマコヴァーに思いを寄せていたことにあります。残念ながらこの恋は実らず、ドヴォルジャークは彼女の妹、アンナと結婚しています。

女性の存在が、創作意欲を掻き立てるということはよくある話で、ヤナーチェクも晩年、カミラという女性との出会いが、彼の主要な作品への創作意欲を高めたと言われています。


第2交響曲の話に戻しますが、レイ・ミンシャルが評しているように、この作品は、全体にわたって叙情的な美しいメロディで満たされ、幸福な音楽です。ロヴィツキは、自信をもってこの曲を演奏しており、私は一番好きな演奏です。

Dvoraksym6

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池田美代子さんが出演される演奏会

2009-09-25 20:21:01 | 演奏会

10、11月と池田さんが出演される演奏会が続きますので宣伝しちゃいます。


○EnsembleG「室内楽の楽しみ:その1」

 ☆日時:平成21年10月1日(木)19時~

 ☆場所:高崎シティギャラリー・コアホール

 ☆出演:伊藤文乃、山本はづき(Vn)、池田美代子(Va)、R.グルチン(Vc)、市川哲郎(CB)

      中條秀記(Fl)、高崎智久(Ob)、野田祐介(Cl)、奈波和美(Fg)、湯川研一(Hr)

 ☆曲目:シュポア 九重奏曲 ほか

 ☆入場料:一般3,000円 学生2,000円 ペア5,000円


○池田美代子ヴィオラリサイタル

Miyoko_ikeda ☆日時:平成21年10月5日(月)19時~

 ☆場所:高崎シティギャラリー・コアホール

 ☆出演:池田美代子(Va)、ユリア・レヴ(Pf)、ゲスト 高 杉(カオ・シャン)(Vn)

 ☆曲目:ファリャ 7つのスペイン民謡より、ブラームス 2つの歌、ピアソラ ブエノスアイレスの四季

      ほか

 ☆入場料:1,000円


○翼然音楽「ベリャエッフの金曜日」

 ☆日時:平成21年11月13日(金)18時30分~

 ☆場所:Wing(国道17号線前橋インタ付近)

 ☆出演:伊藤文乃、秋葉美果(Vn)、池田美代子(Va)、R.グルチン(Vc)

 ☆曲目:R=コルサコフほか 四重奏曲集「ベリャエッフ金曜日」より、ヴェルディ、ブルックナー 四重奏曲より ほか

 ☆入場料:3,500円

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今日聴いた曲

2009-09-25 18:53:27 | フリッチャイ

○モーツァルト ピアノ協奏曲第19番 ハスキル(Pf)、フリッチャイ/RIAS交響楽団 1953年1月20日(放送)

○モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 ハスキル(Pf)、フリッチャイ/RIAS交響楽団 1954年1月11日(放送)


こちらは、どちらもRIAS交響楽団との放送録音。


19番は、ピアノが他の2つの演奏と比較すると若干おとなしい感じがします。オーケストラは、気品があって大変素晴らしい演奏です。

ベルリン・フイルは老練、ケルン放響は溌剌、RIAS響はエレガントというところでしょうか。


20番も前日のライヴ盤と比べると若干おとなしくなっています。

Mozartpc19r Mozartpc20r

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2009-09-24 18:48:45 | フリッチャイ

○モーツァルト ピアノ協奏曲第19番 ハスキル(Pf)、フリッチャイ/ケルン放送交響楽団 1952年5月30日(ライヴ)

○モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 ハスキル(Pf)、フリッチャイ/RIAS交響楽団 1954年1月10日(ライヴ)


19番のライヴは、1980年頃、カナダのロココから発売され、その当時はRIAS交響楽団との演奏とされていました。その後、RIAS交響楽団のまま様々なレーベルから発売されましたが、近年、ようやく正しくケルン放送交響楽団として発売されるようになりました。

ロココ盤は、ノイズは多いもの、ピアノの音色がキラキラ輝くようで、大変な素晴らしかったのですが、その後の盤では少し輝きが少なくなったような感じがします。

そんな中、メディチ・マスターズが2007年にケルン放送局蔵出しの音源によるCDを発売し、ピアノの音色もオーケストラの音もクリアになり、今までのノイズはなんだったのだろうと思いました。

演奏は、ピアノの素晴らしい音色、オーケストラも活き活き、溌剌としていて、3種ある同曲では一番のお気に入りです。


20番は、1980年頃、メロドラムから発売され、こちらもいくつかのレーベルから発売されました。翌日の放送録音と混同されていることもありましたが、聴き比べると明らかに異なります。こちらもピアノの音色が素晴らしく、ライヴらしい活き活きとした演奏です。

Mozartpc19l Mozartpc20l

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2009-09-23 17:05:34 | フリッチャイ

○モーツァルト ピアノ協奏曲第19番 ハスキル(Pf)、フリッチャイ/ベルリン・フイル 1955年9月21、22日

○モーツァルト ピアノ協奏曲第27番 ハスキル(Pf)、フリッチャイ/バイエルン国立管弦楽団 1957年5月7~9日


「彼女は、ピアノという打楽器から歌うように美しい旋律をまるで魔法のように呼び出すことができたのです。」とフリッチャイは、ハスキルの思い出を語っています。


フリッチャイとハスキルは、1952年5月、ケルンで共演して以来、互いに信頼しあい、多くの演奏会で共演しています。ハスキルは「フリッチャイは全く素晴らしい指揮者です。フリッチャイ/RIAS交響楽団と演奏するのがこんなに嬉しいとは信じられないことです。」と友人に手紙を書いていますし、フリッチャイも彼女をエルマティンゲンの美しい邸宅に招待しています。


残念なことに、所属するレコード会社が違うため、正規のスタジオ録音として残されたのは、この2曲のみですが、幸いなことにその後、貴重な放送録音やライヴ録音がリリースされています。


この正規録音によるモーツァルトは、モノラル録音ながら長い間、名盤として愛され続けています。両曲ともピアノの美しい音色に感動させられますが、特に27番の美しさは、唯一無二です。

Mozartpc1927

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2009-09-22 18:49:33 | フリッチャイ

○ビゼー 「カルメン」から 前奏曲、幕間音楽3曲、バレエ音楽、牧歌、ジプシーの踊り、行進曲

 フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団 1956年9月13~19日


「カルメン」の管弦楽曲版。フリッチャイが残した「カルメン」では、一番優秀な演奏と思っています。一般に知られているホフマンによる組曲とは異なります。


1956年、バイエルン国立オペラの音楽監督に就任したフリッチャイは、この年の9月、ベルリン芸術祭に参加、ベルリン放送交響楽団と「英雄」などオール・ベートーヴェン・プログラムを演奏しました。この録音は、それに先立って行われたものです。

この頃のベルリン放送交響楽団は、フリッチャイが首席指揮者を辞任後、下がったレベルが持ち直した時期で、「オルフェオとエウリディーチェ」、「カルメン」、「シェエラザード」と優秀が録音が行われました。


演奏は、各曲とも木管をはじめとして素晴らしい音色を聴かせてくれます。特にジプシーの踊りでは、お決まりのテンポを上げていくところでもアンサンブルが乱れることなく、見事に決まっています。


○ブラームス 交響曲第3番 T.ザンテルリンク/フィルハーモニア管弦楽団 1997年頃

○ブラームス 悲劇的序曲 T.ザンテルリンク/フィルハーモニア管弦楽団 1997年頃


1998年暮れ、石丸電気で1,200円という格安な値段で売られていた交響曲全集。ちょうど3番が演奏されていて、その充実した演奏に惹かれ格安ということあり購入したました。トーマス・ザンデルリンクは、クルト・ザンテルリンクの息子です。その後、クルト・ザンテルリンクのブラームス交響曲全集も購入しましたが、息子の演奏の方が引き締まっていて、良い演奏と思います。特に3、4番は素晴らしいです。

ひさしぶりに第3交響曲を聴いて、やはりブラームスだなあと感じました。


Carmen4 Brhamssym

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2009-09-21 18:07:04 | フリッチャイ

○R=コルサコフ 「シェエラザード」 フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団 1956年9月13、14、16、17日


この演奏を聴くまで「シェエラザード」というと、ねっとり、こってりとした色彩感強い曲と思っていました。しかし、フリッチャイによるこの演奏は、全くイメージが異なり、非常にさらりとして、澄んだ音色で、新鮮な感動を受けました。特に3楽章で弦に控えめに大切に弾いているあたりは、しんみりとさせられます。


Sheherazade

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2009-09-20 20:56:36 | フリッチャイ

○ビゼー 「カルメン」ハイライト フリッチャイ/バイエルン国立管弦楽団他 1958年1月6~12日


オーケストラが少々荒削りなのが難ですが、早めのテンポによる意欲的な演奏です。


ドミンゲスのカルメンは、太い声で存在感たっぷり、シュターダーのミカエラは清楚そのものです。メッテルニヒはベルリン放送交響楽団とも「闘牛士の歌」を歌っていますが、声の質がどこか暗く、ちょっと合わないのではと思っています。ホセはシマンディという歌手が歌っていますが、可も無く不可も無くといったところでしょうか。

Carmen3

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神津牧場

2009-09-20 20:16:39 | 写真

今日は、私も妻も特に用事がなかったので、トライブしようということになり、10年振りくらいに神津牧場へ行ってきました。


今日は道路から見えるところに30頭くらいのジャージー牛が放牧されていましたので、近くで見ることができました。13時過ぎには、放牧されている牛が揃って道路を通って牛舎に戻ってきて、壮観でした。


定番の美味しいソフトクリームをいただきました。


帰路、内山牧場の大コスモス園を見てきました。大というだけのものはありました。


天気は快晴、最高の行楽日和でした。


200909201 200909202

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2009-09-19 18:57:40 | 他の音楽

○ビゼー 「カルメン」 クライバー/ウィーン国立オペラ他 1978年12月9日(ライヴ、映像収録)


ゼッフィレッリ演出によるカルメン。以前、NHK教育テレビで放送されたものを録画しておきましたが、この度、DeAGOSTINIから名作オペラシリーズの第1号として990円という格安な値段で発売されたため、早速購入しました。


ゼッフィレッリの舞台づくりは、最近の斬新な舞台と異なり、あらすじの時代背景そのものの舞台で非常に雰囲気のよい振り付けを行っていて、私は好きですね。


映像では度々クライバーの流れるような指揮姿を見ることができますが、演奏は少々、アクセントが強すぎるのではと感じる部分が多く見られます。


声楽陣では、やはりドミンゴのホセがピカ一です。またオブラスツォワのカルメンも中々。残念なのは、マズロクのエスカミーリョ、もう少し声量と迫力があるとよかったと思います。ブキャナンのミカエラは清楚で好ましいです。


Carmen2

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2009-09-18 20:09:23 | フリッチャイ

○チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 フリッチャイ/ベルリン・フィル 1953年7月1~4日

○チャイコフスキー 序曲「1812年」 フリッチャイ/RIAS交響楽団他 1953年1月14、15日


「悲愴」は、大変早いテンポで豪快な演奏です。しかし、一気に突っ走るのではなく、ところどころでテンポに変化を持たせていて、一本調子になるのを避けています。

第1楽章の展開部の最初の音をバサッと切るように演奏するところなど気持ちいいくらい決まっています。また、晩年の演奏の再現部のところで大きくテンポを落として大見得を切っているところがありますが、この演奏でも、さりげなくテンポを落としています。凄いのはそのあとで、ぐんぐん速度を上げています。

第3楽章のテンポのもの凄く速いです。1948年12月15、16日にベルリン・フィルにデビューしたときのこの曲を演奏していて、そのときの評は、「(3楽章の)前代未聞の大胆で引き締まったテンポ・・・それにすっかり魅了されたオーケストラはまるでボーデン湖を越えて突っ走って行くような勢いであった。」というものですが、それを再現したようではないかと思います。ここでもシンバルが入る前でテンポを落としています。

晩年の演奏は、この曲のベスト盤と言われるほど素晴らしい演奏ですが、この演奏もテンポという点で対極の演奏で、私にとってはどちらの演奏もお気に入りです。


「1812年」は、合唱が入っているめずらしい演奏です。しかし大砲の音は入っていませんので、物足りないと感じる方も多いでしょう。かなり力のこもった演奏です。

Tchaik6 1812

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