○ブラームス 交響曲第4番 C.クライバー/バイエルン州立管弦楽団 1996年10月21日(ライヴ)
これは、有名なウィーン・フィルとのスタジオ録音てはなく、バイエルン州立管弦楽団を指揮したライヴを収録したDVDです。
この映像を見てまず驚いたのは、クライバーさんが随分年を取ったなということです。若々しいイメージしかなかったので、衝撃でした。
それと、ウィーン・フィル盤は早めのテンポであったのに対し、特に第一楽章はかなり遅めのテンポかなと思ったのですが、これはちょっと違ったようです。DVDの解説では演奏時間14分14秒となっていますが、これは拍手なども含まれているので、実際はもっと短い時間でした。
こちらは、実測の演奏時間とウィーン・フィル盤との比較です。
バイエルン 13’15 11’26 6’11 9’33 計40’25
ウィーン 12’56 11’24 6’09 9’14 計39’43
こうしてみると、大きな差はなく、若干遅くなったくらいです。
しかし、聴いてみると遅いというかゆったり感、しっとり感がたっぷりあるという印象です。やはり、年を重ねたゆえでしょうか。
ブラームスの4番は、こういう演奏が好きです。