○ボロディン 交響曲第1番 チェクナヴォリアン/ナショナル・フィル 1977年2月
○ボロディン 交響曲第2番 チェクナヴォリアン/ナショナル・フィル 1977年2月
かなり以前、第3交響曲を紹介しましたが、今回は、1番と2番です。
こちらもとても素晴らしい演奏と思います。
第1番はあまり聴く機会がない曲と思いますが、1楽章の序奏から主部を移るところは、とても格好いいと感じました。2番でもそうですが、ティンパニがとても雄弁で、曲を引き締めています。終楽章は、どこかで聴いたことがあるようなフレーズが現れるのですが、何の曲かは思い出せません。
2番は、アンセルメよりも、早めのテンポで颯爽としていて、より機能的な演奏と思います。この曲の持つ重厚感も不足はありません。
○ドヴォルジャーク 序曲「謝肉祭」
○ドヴォルジャーク チェロ協奏曲
○サン・サーンス 白鳥(アンコール)
○ムソルグスキー 「展覧会の絵」
宮田大(Vc)、大友直人/群馬交響楽団
今日は、多少「あれっ」と思うところもありましたが、全体的には昨日同様、素晴らしい演奏会でした。
(太田市新田文化会館)
○ドヴォルジャーク 序曲「謝肉祭」
○ドヴォルジャーク チェロ協奏曲
○ムソルグスキー 「展覧会の絵」
宮田大(Vc)、大友直人/群馬交響楽団
とても素晴らしい演奏会でした。
謝肉祭序曲を最初に聴いたのは、アンチェル盤でした。チェコ・フィルの存在感あるティンパニが強烈で、他の演奏が物足りなく感じていましたが、今日は、音質こそ違いますが、強烈さでは負けないくらいで、全体的にも爽快感のあるとても素晴らしい演奏でした。
チェロ協奏曲は、独奏のチェロがとてもクリヤで時に哀愁ある響きがとても素敵でした。終楽章の終わりのところ、コンサートマスターと競演するところでは、涙を誘いそうでした。
「展覧会の絵」は、終始、緊張感に満ちた充実した演奏でした。
(群馬音楽センター)
○ボロディン 「イーゴリ公」序曲 アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団 1954年10月
○ボロディン 中央アジアの草原にて アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団 1961年2月
○ボロディン 交響曲第2番 アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団 1954年10月
○ボロディン 交響曲第3番 アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団 1954年10月
○ボロディン 「イーゴリ公」から「だったん人の踊り」 アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団他 1960年11月
アンセルメによるボロディンの作品集。
とても重厚、そして懐の深い演奏です。特に金管楽器の突き刺すような原色の音色は、とてもワイルドに感じます。特徴的です。2番では、終楽章で弦楽器が他の楽章より若干弱く感じ、少しもったいなく思います。一方、3番は、終始、各楽器の素晴らしい音色が魅力的です。
だっんた人の踊りは、最初、少し物足りなさを感じますが、途中から俄然乗ってきます。
交響曲と序曲は1954年と、ステレオ録音では最も古い部類になると思いますが、違和感なく聴くことができます。