My Favorite

信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

高橋綾演奏会

2024-10-20 22:18:13 | 演奏会
○ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30番
○ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第31番
○ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第32番
○ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」から第2楽章(アンコール)
○ベートーヴェン エリーゼのために(アンコール)
 高橋綾(Pf)

チェコの指揮者、アンチェルのファンで彼の伝記を出版されたピアニスト、高橋綾さんの演奏会に聴きに行ってきました。
今回のプログラムはベートーヴェンの最後の三つのピアノ・ソナタ。
私はまったく馴染みのない曲ですが、高橋さんの解説が曲を聴くにあたって非常に助けになりました。
その話を要約すると、ベートーヴェン晩年の思い人は人妻、それゆえかどうかはわかりませんが失恋し、それがこの三つのソナタに反映されているとのこと。30番はその女性の娘(曲は娘に献呈されている)、31番はその思い人、32番はベートーヴェン自身を表しているようだとのこと。
この解説を聞いたうえで、曲を聴くと、確かにそうだなと思えました。
特に印象に残ったのは、31番の終楽章での10回にわたる鐘の音、そして32番の出だし、どちらもとても強烈でした。
高橋さんの演奏している姿は冷静で淡々とした感じでしたが、そこから聴こえてくる音には曲に対する熱い思いが溢れているように感じました。
(ミエザホール[分倍河原])
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群響602回定期

2024-10-19 20:41:01 | 演奏会
○モーツァルト 「魔笛」序曲
○ブリテン 深紅の花びらは眠りにつく(日本初演)
○ブリテン ノクターン
○R=コルサコフ シェエラザード
 マーク・パドモア(T)、デイヴィッド・レイランド/群馬交響楽団

先月の定期は、どうしても外せない集まりがあったため、聴きに行けませんでした。「カルミナ・ブラーナ」聴きたかったです。
さて、今日の定期、良かったです。
「魔笛」序曲は、曲の半分くらいのところで第2幕冒頭の三つの和音が出ますが、その一音目がとても短くて、ちょっと驚きました。
ブリテンの2曲は、とても静かで透明で深遠な曲で、初めて聴く曲でしたが、沁み入るように聴けました。
シェエラザードは、とても良かったと思います。もっと絢爛豪華な演奏が好みかも知れませんが、私はフリッチャイの清涼であっさりした演奏に聴き慣れているせいか、十分絢爛豪華でした。第3楽章での木管楽器が表情豊かでした。また終楽章では大きな音でまくしたてているときでも、ハープ、トライアングルやタンブリンといった楽器もよく聴こえました。
(高崎芸術劇場)
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群響600回定期

2024-07-27 20:36:36 | 演奏会
○モーツァルト 6つのドイツ舞曲
○コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲
○イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番第2楽章(アンコール)
○バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番第3楽章(アンコール)
○R.シュトラウス 「家庭交響曲」
 マルク・ブシュコフ(Vn)、飯森範親/群馬交響楽団

どの曲も私には馴染みのない曲でしたが、よい演奏だったと思います。
特に、コルンゴルトの協奏曲が良かったと思います。
ヴァイオリンがとても凄い(としか表現できない)と思いました。アンコールのイザイも凄かったです。
R.シュトラウスはあまり好きな作曲家ではなく、この曲もいつものシュトラウスだなと思いました。
ワグナーに似た甘く濃厚な部分があると思えば、ねちっこく、時に無骨な動きがあったりと気まぐれな感じがします。
でも最後の盛り上がりは楽しめました。

この演奏会では気になったことが2点ありました。
600回ということでモーツァルトのK.600を選曲したとのことですが、なぜかこの曲、弦楽器にヴィオラが入ってないのです。(それと金管も)お祝いということであるのなら、多くのパートが入って祝ったほうがよかったのではと思いました。メンバーを欠いてでも600にこだわる必要はあったのでしょうか?
もう一つは、プレ・コンサート・トークを予定していた飯森さんが欠席されたことです。音楽主幹一人でトークを行いましたが、そこで飯森さんの欠席理由を「音楽(だったか?)に専念するため」と説明されていました。これは本当なのでしょうか?客演指揮者とか外国の指揮者にもプレ・コンサート・トークをお願いしているのに本家本元の指揮者がそれを理由に欠席するのはいかがなものかと思いました。
(高崎芸術劇場)
 
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群響599回定期

2024-06-15 20:06:06 | 演奏会
○デュティユー メタボール
○プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番
○ショパン 練習曲「エオリアンハープ」(アンコール)
○ヴォロディン 練習曲(アンコール)
○ストラヴィンスキー ペトルーシュカ(1947年版)
 アレクセイ・ヴォロディン(Pf)、パスカル・ロフェ/群馬交響楽団

デュティユーの曲は、出だしのピッチカートと木琴など、随所に印象的な部分がありました。
プロコフィエフは、よく聴く作曲家では、・・・というより苦手な作曲家ですが、この曲は以前聴いたこともあり、すんなり聴くことができました。ピアノもオーケストラも素晴らしかったと思います。ピアノは凄かった?
ペトルーシュカは、なんとも言えません。色々な音が混ざって、どの音を聴けばいのか迷ってしまったところもあれば、フルートやトランペットなどなどソロの素晴らしい音色に聴き惚れるとこもあり、やはりなんとも言えません。
(高崎芸術劇場)
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群響598回定期

2024-05-25 20:29:46 | 演奏会
○山本菜摘 UTAGRE~宴~(群響委嘱作品・世界初演)
○ロドリーゴ アランフェス協奏曲
○ロドリゲス ラ・クンパルジータ(アンコール)
○マラン・マレー 人間の声(アンコール)
○ファリャ バレエ音楽「恋は魔術師」
○芥川也寸志 交響曲第1番
 ティボー・ガルシア(ギター)、加藤のぞみ(Ms)、原田慶太楼/群馬交響楽団

後半2曲が良かったと思います。
「恋は魔術師」では、独唱の加藤さんが、歌唱だけでなく表情から立ち居振る舞いに至るまでジプシー娘になりきりで、魅力的でした。またヴィオラの池田さんのソロもあり(?)、よかったです。
芥川の交響曲は圧巻でした。
アランフェスはあまり印象に残りませんでした。
UTAGRE~宴~は、金管やパーカッションの活躍はめざましかったのですが、弦楽器はあまり目立つことはなく、ちっょと惜しかったです。
パーカッションがいくつかあるときは、いつも注目しています。宴では、パーカショニストの一人は大太鼓、小太鼓、鐘を担当していたと思います。交響曲では、タムタムと木琴。タムタムは出番が近づくとカバーを外し、出番が終わるとカバーをつけるということを繰り返していました。いつも大変だなと思って見ています。
(高崎芸術劇場)
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群響597回定期

2024-04-20 20:17:36 | 演奏会
○シェーンベルク 5つの管弦楽曲
○ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
○シェーンベルク 6のピアノ小品(アンコール)
○ブラームス 交響曲第1番
 T.フェルナー(Pf)、M.タバシュニク/群馬交響楽団

ブラ一は凄かったです。第1楽章の序奏はゆったり目のテンポの荘厳な演奏でとても素晴らしいと思いました。このテンポで主部に移るかと思っていたら、主部は普通、と言うより速めかなと思うテンポ、でも第2主題はかなりテンポを落とすなど、変化に富んだ演奏でした。終楽章のコーダは凄まじく、訳が分からなくなりそうでした。
協奏曲は、うまくまとまりすぎて、心揺さぶるような場面はなかったように思いましたが、第2楽章はとても美しかったと思います。
シェーンベルクは、大きな編成なのに室内楽的な音が印象に残りました。
(高崎芸術劇場)
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群響596回定期

2024-03-23 20:32:00 | 演奏会
○モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
○ショパン 華麗なる大円舞曲(アンコール)
○ブルックナー 交響曲第9番(コールス版)
 ジャン・チャクムル(Pf)、飯森範親/群馬交響楽団

ブルックナーはとても良かったと思います。特にホルン、ワーグナーチューバがとても存在感ありました。第3楽章の終わりは、ちょっとあっけなかったように感じました。ジュリーニの息の長い演奏を聴き慣れているせいかもしれません。
モーツァルトの協奏曲は冒頭のオーケストラだけの演奏からピアノが加わっていてとても驚きました。ピアノのソロが始まってからも冒頭と同じようにオーケストラだけの演奏のところにピアノが入っていたりとか、装飾音が追加されているように感じました。やはりオーケストラだけの演奏のところは、オケの聴かせどころでもあるのでしょうから、追加は不要と思うのですが・・・。
(高崎芸術劇場)
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群響595回定期

2024-02-24 20:50:27 | 演奏会
○バッハ 管弦楽組曲第3番第2曲(G線上のアリア)(小澤征爾氏へ献奏)
○モーツァルト セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
○バルトーク 2台のピアノと打楽器のための協奏曲
○ドヴォルジャーク 交響曲第3番
 金子三勇士、小林海都(Pf)、三橋敦、山本貢大(打楽器)、大井剛史/群馬交響楽団

先月の定期は体調不良で聴きに行けず、今日も万全な体調ではありませんでしたが、ドヴォルジャークの3番だけはどうしても聴きたかったので、なんとか出かけました。
とても良い演奏だったと思います。特に第2楽章の美しさには聴き惚れました。中間部に入ってから少したったところ、伝説曲の第6曲にも使われたフレーズのところで、弦楽器が静かに演奏したのにハッとさせられました。この部分は強めに演奏するのかと思っていたので、意表をつかれました。第3楽章はとても元気で、はしゃぎ過ぎたワグナーが思い浮かびました。第1楽章は、展開部の少し前でちょっときごちないと思うところがあったのと、展開部からコーダにかけて金管が活躍するところはもう少し力強く聴こえればよかったと思いました。また、楽章の終わりに近いところで数小節聴き慣れない音が聴こえました。あまり気にしないでスルーしていた箇所なのか?

バルトークの曲は初めて聴く曲でしたが、フリッチャイの指揮によるバルトークの曲に聴き慣れていたので、すんなり聴くことができました。
打楽器奏者はとても忙しそうでした。あるところでは、ティンパニのバチを持ったままシンバルを鳴らしすぐにテインパニを叩くという場面があり、シンバルを片付ける間がなくて、もう一人の奏者に渡して片付けてもらうということもしていました。

モーツァルトも良かったです。
(高崎芸術劇場)

(以下、2月27日追記)
第1楽章の終わりに近いところで聴き慣れないと感じた部分ですが、どうもジムロック版を使用したのではと思います。
演奏会が終わってから、この曲の演奏をいくつか聴きましたが、アマオケのナズドラヴィ・フィルが演奏したものがジムロック版を使用していて、演奏会で聴いたのと同じ感じでした。なお、ジムロック版は昨年亡くなったマーツァルがチェコ・フィルと録音しています。持っていないCDなので欲しくなりました。
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群響593回定期

2023-11-25 20:55:32 | 演奏会
〇モーツァルト 交響曲第38番「プラハ」
〇メンデルスゾーン コンチェルト・シュトゥック第1番、第2番
〇C.P.E.バッハ 2本のクラリネットのための二重奏曲から第1番(アンコール)
〇ミカエル・ジャレル ドビュッシーによる3つのエチュード
〇ムソルグスキー(ラヴェル編) 「展覧会の絵」
 ポール・メイエ(指揮、Cl)、西川智也(Cl)、群馬交響楽団

メンデルスゾーンの2曲のコンチェルト・シュトゥックは、2本のクラリネットのための協奏曲で、両曲とも8分くらいの小曲ですが、聴きやすく中々良い曲と思いました。
ドビュッシーのエチュードは2曲目のたゆたゆような雰囲気が良かったです。
「プラハ」は、1楽章の序奏がもう少し重厚な感じがあったほうが良いように思いました。
「展覧会の絵」は、チェリビタッケやジュリーニの演奏のCDを持っていて、両演奏とも遅いので今日の演奏は速く感じました。
いつも思うのですが、パーカッションの人は凄いなと思います。一つの曲の中で複数の楽器を担当して、よく頭がこんがらないなと思います。
「展覧会の絵」でのあるパーカッショニストは、トライアングル、ムチ、タムタムを担当していました。終わりの頃はタムタムを担当して、同時に奏するトライアルグルは別のパーカッショニストが担当していました。
(高崎芸術劇場)
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群響592回定期

2023-10-28 20:11:11 | 演奏会
〇モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
〇ショスタコーヴィチ 交響曲第4番
 仲道郁代(Pf)、井上道義/群馬交響楽団

モーツァルトは明晰で優しい音色で、幸福な気分になりました。
ショスタコーヴィチは、最高でした。
大音量の迫力、気迫、集中力充分、そして完璧なまでの演奏。終楽章の終わりのところの長い静寂では、聴いている私も息を吞むような緊張を覚えました。指揮者、オーケストラともに入魂の演奏だったのではと思います。
その証拠に演奏が終わってからの拍手が凄かったです。多くの人が立って拍手、そして楽員たちが退場を始めても拍手がやまないのです。初めての経験でした。
(高崎芸術劇場)
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群響591回定期

2023-09-17 20:13:37 | 演奏会
〇モーツァルト レクイエムから「ラクリモサ」
〇ヴェルディ レクイエム
 森谷真理(S)、富岡明子(Ms)、村上公太(T)、平野和(BBr)、飯森範親/群馬交響楽団・群響合唱団

ヴェルディは遅めのテンポで丁寧に丁寧に演奏しているようでした。その結果からかとても透明な音を実現しているように感じました。
「不思議なラッパの音」では透明感あふれるトランペットが左右から聴こえとても印象的でした。

モーツァルトは必要だったのかしら。必ずモーツァルトの曲を入れるというコンセプト自体は悪くないと思いますが、ヴェルディのこの大曲に「ラクリモサ」1曲だけ付けるのは、どうしてもコンセプトを実現するため、無理くり持ってきたとようにしか見えないのですが・・・
(高崎芸術劇場)
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群響サマーコンサート

2023-08-13 20:17:19 | 演奏会
〇ブラームス 大学祝典序曲
〇モーツァルト フルート協奏曲第1番
〇バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番からメヌエット(アンコール)
〇ドヴォルジャーク 交響曲第7番
〇ドヴォルジャーク スラヴ舞曲第1番(アンコール)
 ディーター・フルーリー(Fl)、アントニ・ヴィット/群馬交響楽団

とてもいい演奏と思いました。
弦楽器を対向配置にしていて、特にドヴォルジャークの7番の1楽章で効果的でした。
7番の終楽章では、クーベリックやペシェクがやっていたように第1主題が盛り上がった後にテンポを変化させていて印象的でした。

指揮のヴィットさんは79歳ですが、とてもその歳とは思えない若々しい指揮ぶりと演奏でした。
時折、第1ヴァイオリンがすすり泣くように目立った響きをしていました。これが良かったのか、そうでなかったのか私にはわかりません。ただ気にはなりました。
もったいなかったのはドヴォルジャーク7番の2楽章の終わりのところで、弦楽器の音がちょっと外れたような気がしました。
(高崎芸術劇場)
(2023.8.14一部修正)
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群響589回定期

2023-06-24 20:58:26 | 演奏会
〇モーツァルト 交響曲第31番「パリ」
〇ラロ チェロ協奏曲
〇カサド 無伴奏チェロ組曲第2楽章(アンコール)
〇ベルリオーズ 幻想交響曲
 上野通明(Vc)、秋山和慶/群馬交響楽団

今日の定期は、なんといっても幻想交響曲が素晴らしかったです。
幻想交響曲というと、変わった弦楽器の配置(第1Vn、Va、Vc、第2Vn)や反復を忠実に実行していた高関さんの指揮(もう15年以上前)が印象に残っていますが、今日の演奏はオーケストラの各パートそれぞれが素晴らしく、これまで聴いた幻想で一番良かったと思いました。
透明感、清涼感にあふれ、終始集中力に満ちた演奏で、とても82歳とは思えない指揮ぶりでした。
第3楽章では、小宮山さんのイングリッシュホルンと、舞台裏のオーボエのやりとりが絶妙でした。

「パリ」はあまり印象に残っていません。
チェロ協奏曲は初めて聴く曲ですが、第3楽章が面白いと感じました。
(高崎芸術劇場)
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ひばり弦楽四重奏団演奏会

2023-06-11 20:23:25 | 演奏会
〇ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第3番
〇ドヴォルジャーク 弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
〇ウェーベルン 弦楽四重奏のための緩徐楽章
〇ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第16番
〇モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章(アンコール)
 ひばり弦楽四重奏団(漆原啓子、漆原朝子[Vn]、大島亮[Va]、辻本玲[Vc])

久しぶりに漆原朝子さんの演奏会を聴きに行ってきました。
この演奏会を知ったのは3日前。たまたま久しぶりに漆原朝子さんの演奏会をネットで検索したところ発見、群馬県内の演奏会であり、プログラムにドヴォルジャークが含まれていることから即決即断、聴きに行くことにしました。(県内とはいえ、車で2時間かかりましたが)

「アメリカ」以外、初めて聴く曲でしたが、どの曲も楽しめました。
最初のベートーヴェンでは楽章が終わると拍手があったので、2曲目の前の解説の際、啓子さんが「曲は四楽章ある」ことと、「拍手は最後に」といった趣旨の話をされましたが、語尾が小さな声だったので聞こえなかったかもしれません。「アメリカ」の1楽章が終わった後も拍手が起こりました。でもその後はなくなりました。
当然、漆原朝子さんの第2ヴァイオリンの音に耳をすませていましたが、ウェーベルンの曲では多くメロディを受け持ち、とても優しい音色に癒されました。
「アメリカ」も素晴らしい演奏でしたが、それにも増してベートーヴェンの16番の四重奏曲は気力に満ちた充実した演奏と思いました。
漆原朝子さんの演奏を聴くのは、2019年12月以来。至福のひとときでした。

一つだけ気になったこと。
今日の演奏会は「ひばり弦楽四重奏団室内楽コンサート」ですが、弦楽四重奏団自体が室内楽なので、「室内楽」はなくとも良いと思ったのですが。
(邑の森ホール)

おまけ
帰りに木崎駅を撮りました。
この駅は40年以上前に何回か訪れたことがありますが、そのときとイメージは変わっておらず風情があります。

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群響588回定期

2023-05-27 20:41:17 | 演奏会
〇モーツァルト 交響曲第32番
〇メシアン トゥランガリーラ交響曲
 原田節(オンド・マルトノ)、児玉桃(Pf)、高関健/群馬交響楽団

モーツァルトは初めて聴きました。活き活きとして良かったと思います。
トゥランガリーラ交響曲は、学生時代、曲のことについて友人から教えてもらい(「良い曲だから聴くと良いよ」だったのか、「今度聴くんだよ」だったのか覚えていませんが)、その存在を知りました。しかし全然聴く機会がなく、40年近く経った2016年の群響定期で初めて聴いていましたが、まったく印象に残っておらず、聴いたことすら忘れていました。(帰宅後、もしかしたらと思って記録を見たところ、聴いていたことがわかりました。)
そんな印象の薄かった曲ですが、今日は、飽きることなく70分超の曲をしっかり聴くことができました。
オンド・マルトノの奇妙な電子音(一反もめんのような妖怪が宙を舞っている様子を思い浮かべました。的とはずれかしら。)はもちろんのこと、結構忙しそうだったピアノも魅力的でした。また、控えめなチェレスタやジュ・ド・タンブルに聞き耳を立てたり、ときどき鳴るチュブラーベルの音を楽しみにしたりで、あちこち奏者を見回していました。
途中から何楽章かわからなくなり、8楽章がとても壮大だったので、終曲かなと思っていたら、あと2曲ありました。
(高崎芸術劇場)
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